夏の味覚-きんしんさい(20090813)

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夏の味覚-きんしんさい(20090813)

2009-08-14

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
梅雨があけたと思ったら台風でよいお天気が続きませんね。
お元気でお過ごしでしょうか。

今日はちょっと珍しい食材をご紹介しましょう。
中華料理店で食べたことがあるとか、中華の食材を扱うお店で見かけたことが
ある方はいらっしゃるかもしれません。
「金針菜(きんしんさい)」という野菜です。
確かに針のような形です。

野菜といっても、乾燥したものが流通しています。
名前からはどんな姿か想像できないかもしれませんね。
野菜といっても、花のつぼみなんです。
ユリ科のホンカンゾウという植物の花のつぼみです。
日本では「忘れ草」と呼ばれていますが、これは花が一夜限りだからなんです。
英語でも「Dailily」、一日だけのユリ、なんですね。
中国では「忘憂」といって、哀愁を忘れさせてくれる効果があるといわれている
そうです。とても美しい花だそうですよ。
鑑賞用だけでなく、食べてもとっても栄養価が高いんです。

栄養成分を見てみると、ビタミンB1、B2、C、ベータカロチン、たんぱく質が豊富です。
そしてなんといっても! 鉄分がすごいんです。
なんと、ほうれんそうの20倍! です。
造血作用のある野菜として、ぜひ利用していただきたいですね。
貧血ぎみの方、妊娠されている方、中華食材店で探してみてください。

では、漢方的に見ていきましょう。
性質は涼、平。微降作用があります。
臓腑では、肝、脾、胃に入ります。
季節は夏、秋です。
東洋医学的な効能として、
安中和胃、夏バテなどによる食欲不振に効き、胃腸の働きを回復させます。
養血平肝、造血作用により肝の余分な熱をさまします。
利水消腫、利尿作用によりむくみを解消します。

肝と脾に効くということは、ストレスなどで胃腸にトラブルが出た場合に適しています。
とくに、高血圧や血行が悪いタイプの方に向きます。
冷え症の方は控えめのほうがいいですが、あらゆる体質の方が食べても安心です。
とくに夏の暑いときに適した食材ですよ。
また、精神を安定させる作用があるので、不眠や、憂鬱な気分のときにいいですね。

さて、どうやって食べたらいいのかを今日は説明しないといけませんね。
まず、買ってきたものは乾燥しているので、さっと洗って水でもどします。
浸しておいた水に栄養分が出ているので、これも利用しましょう。
硬いところがあるので、取り除いておきます。
その後は、炒め物、煮物、スープ(汁もの)、炊き込みご飯の具、焼きうどん、
などなど、なんでもいけます。
中国では鶏肉やきくらげと合せて、炒め物や煮物、スープにするのが多いようです。
戻し汁も一緒に摂れるスープが賢い食べ方かもしれませんね。

乾物なので保存がききます。
ちょっとまとめ買いしておいて、こまめに摂りたいですね。
見たことがないという方も、一度お試しください。

そろそろ秋の準備も必要ですね。
次回は馬鈴薯、じゃがいもをとりあげてみましょう。
どうぞお楽しみに。

また次回お会いしましょう。



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