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【男性不妊(番外編)】男性が一緒に治療を受ける意味とは?(20151002)

2015-10-02 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

10月に入り、今年も残すところ3ヶ月です。
早いですね。
気候もだいぶ過ごしやすくなってきましたが、
朝晩の温度差がありますし
季節の変わり目というところで、
風邪の諸症状をうったえられる方も増えてきました。

特に妊活中の方は、体調を崩している場合ではありませんし
こういう季節こそ養生がとても大切ですよ(^^)

ということで、
今回の僕の男性不妊メルマガは番外編です。

「男性が一緒に治療を受ける意味とは?」

精液検査などでまったく男性不妊要因がなかったという方は
こういった疑問を持たれていることが少なくありません。

確かにそうですよね。
男性不妊ではないのだから、治療をする意味なんてない。
こう思われても至って自然だと思います。

でも当院でもそうですが
世の中では「不妊治療は男女一緒に!」といわれています。

それはなぜでしょう?

一つは、タイミング療法にしても、人工授精や体外受精にしても
精子が必要とされる時のためのコンディションを調える
ということがあると思います。

このメルマガや、当院のブログの中でも何度もお伝えしてますが
精子の状態は男性自身のコンディションと連動して
良くも悪くも変動しやすいものです。

ですから、いざという時に備えて
男性自身のコンディションを調えておくということは
とても大切です。

そしてもう一つは、
当院の男性ゲストの体験談からうかがうことができますので
その一部を紹介させていただこうと思います。

=====
Q.何がよかった(効果があった)と思われますか?

A.「一緒に治療したことでしょうか。
あとは、嫁の気持ちが少し楽になったかなと感じた所です」
=====

こちらは、ご夫婦で通院下さっていて
めでたく妊娠されたゲストご夫婦の男性に
当院での治療卒業後に書いていただいたものです。
(まだホームページでも紹介していない最新の体験談です)

お分かりのように
「一緒に治療したことが良かった」と
書いてくださっています。

東洋医学的な不妊治療には
生活習慣の見直しがかかせません。

これは、たいていの場合
ご夫婦どちらか一人でなんとかできることではなく
ご夫婦で互いに協力し合うということがとても大切です。

ご夫婦そろって治療をすることで
各々が生活習慣の見直しなどの養生を
指導・アドバイスされることになります。

ですので、お一人で治療を受けるよりも
数段、生活習慣の改善には効果的なのです。

つまり、妊娠しやすい身体になるための養生に対する
夫婦間でのやる気の温度差が少ないので
体質改善、妊娠への近道になるのです。

そして今回の体験談からもう1点
大切なことが書かれています。

「嫁の気持ちが少し楽になったかな」

これ、とても大きいです。
男性不妊があってもなくても、女性の負担が非常に大きいのが不妊治療です。

同じように治療を受け、
同じように生活習慣や体質の改善に取り組む
こういったことでもパートナーの気持ちを楽にすることは
できるんですね。

不妊治療は夫婦一緒にが基本!
男性不妊でなかったとしても、一緒に治療を受ける意味はある
というのは、こういうことなのです。

やはり、当院でも
ご夫婦一緒に通院くださっているゲストの方が
妊娠という嬉しい結果に早くつながっているように感じます。

もちろん、
不妊治療への取り組み方はご夫婦によって違いますし
こうしなくてはならない!
ということはないと思います。

けども、
何かしらの形で一緒にやっていくということは
妊娠しやすい身体作りだけでなく
お互いの理解を深めることや、精神的な負担軽減につながる
ということですね。

妊活中の男性のみなさん!
男性不妊であってもなくても、積極的に一緒に妊活しましょうね!

ということで、
今回の僕の男性不妊メルマガ(番外編)はここまでです。

男性不妊については、当院のブログにも連載していますので
そちらも合わせてご覧下さい。

http://www.e-harikyuu.com/page/blog/male-infertility/

では、今回はこのへんで。


【男性不妊】海水浴で冷やしすぎるのも要注意!(20150821)

2015-08-21 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

お盆休み明けという方が多いのではないでしょうか?

ご先祖様のお墓参りに行かれた方
帰省されたり海外旅行に行かれた方
ご自宅でゆっくり過ごされた方
いつも通りの生活だった方
などなど、お盆の過ごし方は色々かと思いますが
リフレッシュできましたか?

まだまだ暑い夏は続きます。
夏バテや熱中症には気を抜かず
気を付けていきましょうね!

ということで、
今回の僕のメルマガですが
夏にちなんだお話をさせて頂こうと思います。

夏!といえば、何が思い浮かびますか?

スイカ!
プール!
夏休み!
海外旅行!
虫取り!
ラジオ体操!
キャンプファイヤー!!
などなどありますが
夏といえば海!もありますよね。

お盆休みで海水浴やサーフィン、スキューバダイビングなどを
楽しみに行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

すごく気持ちが良いですよね。

僕もよく、日本海や琵琶湖などで泳いでました(^^)

ただ、不妊治療や妊活中のみなさんは
海水浴も注意が必要ですよ。

女性に冷えは大敵!
というのは、妊活中の皆さんならご存知だと思います。

また
男性は温めすぎに要注意!
これも、妊活中の方ならご存知の方も多いと思います。
当院のメルマガの中でも何度も何度もお伝えさせて頂いてきました。

精子を作る細胞が、とにかく高熱に弱いため、
サウナや真夏のブリーフ、ノートパソコンの膝乗せなどは
注意が必要ということです。

じゃぁ、男性は海水浴で冷えても全然問題ないじゃん!
って思ってしまうかも知れませんが
決してそういうわけではありません。

精子を作る細胞にとっては悪くないかも知れませんが
海に長時間入っていると足腰を冷やし
東洋医学的に腎臓を弱らせてしまいます。

腎臓といえば、このメルマガでも何度も登場してきましたが
東洋医学的に、生命力、生殖力を担当しているのが腎臓です。

つまり、長時間海水浴などで足腰を冷やしてしまうと
腎臓が弱り、結果的に、生殖力にも影響を与えてしまいかねない
ということです。

実際、過去に紹介させて頂いた東洋医学的な男性不妊の原因は
全て腎臓の弱りから来ています。

ですので、男性は冷やさないようにするためではなく
腎臓を弱らせないために、長時間の海水浴は注意が必要ということです。

*過去のメルマガはバックナンバーをご覧ください
 http://www.funinchiryou.net/mag2/

とはいえ、
東洋医学的には、海水には陽気も含まれていると考えますし
海水浴には、ほぼもれなく日光浴もついてきます。

日光浴は、三焦の力を助けるのに非常に有効です。
つまり、命の火の力を助けてくれるのです。

ということは、
適度な海水浴(+日光浴)は妊活の助けになるとも
考えられなくはないということです。
(女性の冷えは絶対NGですし、大切な時期は積極的に回避すべきですが)

ちなみに、最古の医学書で東洋医学的な治療のベースとなっている
『黄帝内経素問』という古典には

「夏日で大暑にやられて汗がたくさん出て皮膚がゆるんでいる時に、
夏の冷たい水を浴びると、冷えの邪気が皮膚の内側に入り込んでしまいます。
そのままの状態で、秋になって秋風にあたると、それが発病します。」

と記されています。

秋になり体調を崩したりするのは、夏の不摂生からくることがある
ということです。

妊活中は、自分自身の体調管理がとても大切です。
健康状態がそのまま卵子や精子に影響するということは
少なからずあります。

そのためにも、普段の節制や養生はとても大切なんですね。

ですので
海水浴のままの流れで花火をして、寝ずにキャンプファイヤーも
楽しいですが
海水浴で楽しんだ後は、
しっかり身体を温めて冷えのケアと、疲れの回復に努めてくださいね。

では、今回はこのへんで。


【男性不妊】精子を元気に!これからの季節に気をつけたい生活習慣(1)(20150529)

2015-05-29 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

早いもので5月も終わろうとしてます。
GW後の五月病は大丈夫ですか?(^_^;
気分的に憂鬱になりがちなのがこれからの梅雨の季節ですね。
もう梅雨入りしている地域もありますね。

ちなみにジメジメや湿気は東洋医学的に湿邪といって、脾臓を傷ります。
脾臓は食べ物を消化してできた元気を体中に運ぶ働きがあるので
その機能が弱くなって、カラダが重怠?くなったりしやすいんですよ。
梅雨の季節や雨の時に体が重くなるのはそのためです。
そうならないためには、普段から元気な胃腸をキープしておくことが
大事ですよ(^^)

ということで、今回の僕のメルマガは
これからの暑いじめじめ季節は要注意!
精子を元気にキープするために気をつけたい生活習慣を3つ紹介させて頂きます。
1つでも該当したら男性不妊予備軍といっても過言ではないです!
ぜひ、参考にしてみて下さいね。

◎スポーティな自転車を乗り回してる

最近は健康ブームですので通勤に電車や自動車を使わずに
自転車で通勤される方が増えてますよね。

健康に気をつけ、体を動かすのは、
元気な精子を作れるようになるためにもとても良いことです。

ただ、妊活中の男性は、できるなら自転車以外で体を動かしてほしいです。

というのも、自転車に乗るとサドル部分と睾丸とが密着し
圧迫されたり、自転車をこぐ時の摩擦などで、物理的にストレスを受けてしまうのです。

つまり、精子の産生に影響が出てしまうんですね。

特にスポーティなクロスバイクやロードバイクなどは
サドルが硬いことが多いので余計にストレスはUPしてしまいます。

タイミング前や体外受精で採精が必要なときなどは
できるだけ避けていただいた方が良いと思います。

◎フィット感抜群のボクサーパンツ好き

男性で下着にボクサーパンツを愛用されている方は多いと思います。
安定感が良いですよね。

けど、これからの暑い季節は要注意です!

というのも、しっかりフィットするボクサーパンツは
股間に熱がこもりがちで
その熱が精子にとっては良くないからです。

実は、精子を作る細胞は熱に弱く、精子を新しく作る機能が
落ちてしまうということが分かっています。

ですので、
妊活中の男性は、風通しの良いトランクスに履き替えることが
オススメです。

◎大のサウナ&長風呂好き

最近は入浴の時にスマホや本を持ち込んで
ゆっくり長湯する方が増えてますよね。

血行がよくなって新陳代謝がアップして美容にも良いということで
女性を中心に人気です。

でも、妊活中の男性は絶対にやめてくださいね!

理由はボクサーパンツと同じで、精子を作る細胞が熱に弱いためです。

ですので、長時間のサウナもオススメできません。

暑い季節に暑いサウナやお風呂に長くつかって汗かいた後の
風呂あがりの一杯が最高に気持ちいいことは
とっても分かりますが、妊活中は我慢です。

少しぬるめのお湯でゆっくり楽しんで頂ければと思います(^_^;)

ということで、
今回紹介する妊活中の男性は要注意の生活習慣はこの3つです。

3つとも当てはまってしまった男性は妊活中じゃなくても
要注意ですよ!

ぜひ、参考にしてみて下さいね(^^)

では、今回はこのへんで。


【男性不妊】男性不妊の検査の基礎(20150417)

2015-04-17 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

すっかり春らしい季節になってきました。
さすがに桜は見頃を過ぎてしまいましたね。
お花見には行かれましたか?

また新年度ということでお仕事が異動になったり
新しいことにトライ!されてみている方もいらっしゃると思います。
そろそろ慣れてきたのではないでしょうか?
慣れすぎは五月病の元にもなりますし、
実は適度なストレスと緊張感があった方がカラダには丁度良かったり
するんですよ。
うま~く、ストレスケアしながら、やっていきましょう!

ということで、
この春から、不妊治療にトライされ出したり、
体外受精などの高度生殖医療にステップアップされたという方も
いらっしゃると思います。

となると、【男性不妊の検査】を初めて受ける
というかたもいらっしゃいますよね。

不妊治療をしていても、男性はどこか他人事・・・
というように思っている方も多いので
この【男性不妊の検査】に直面した途端に
急激に尻込みしてしまう方は少なくないのです。

とはいえ、そんなことで尻込みされていては困ります!

ということで今回のメルマガでは、
【男性不妊の検査】にはどういったものがあるのか
ご紹介させていただこうと思います。

◎精液検査

男性不妊の検査と聞いて一番最初に思い浮かぶことといえば
やはり精液検査ではないでしょうか。
(意外と何も思い浮かばないという方もいらっしゃいますが)

ご自宅やクリニックの採精室などで、ご自身で精子を採取(採精)し
それを検査するというもので
不妊治療をはじめるのであれば、必ず最初に一度はしていただきたい検査です。

この精液検査でどういったことが分かるかというと
精子の量や濃度、運動率、奇形率などです。

それぞれの項目については、WHO(世界保健機構)で基準値が設けられており
男性不妊かどうかの判断基準になります。

◎視診・触診

女性が子宮の状態を内診するのと同じように、男性も実際に男性器を診察します。

不妊以外のレディースクリニックでは検査してもらえないこともありますが
男性不妊専門のドクターが在籍するクリニックや泌尿器科では検査してもらえることが多いです。

視診や触診をすることで、男性不妊の原因になる精索静脈瘤などを発見することができます。

◎問診

男性不妊の原因で意外と多いのが勃起障害や射精障害といった、
性行為自体に支障をきたす症状です。

場合によっては、変わった性癖というのも、原因になり得ます。

こういった症状に対しては、カウンセリングがとても大切ですので
恥ずかしいと感じられるかもしれませんが、包み隠さず話すことが
これから不妊治療をしていく上では、とても大切です。

◎東洋医学的な検査

そして、東洋医学的な検査ですね。

クリニックなどで諸々の検査を受けたけど、
何も問題が無く妊娠しない原因が不明・・・
こういうように言われるご夫婦は少なくありません。

こういう時は、視点を変えてみると意外な所に原因がみつかったりすることがあります。

当院に来院されるゲストは、
クリニックで何年も不妊治療を受けているにもかかわらず
妊娠に至っていない
という方が少なくありません。

こういった方たちも、東洋医学的な視点で検査をさせて頂くと
良かれと思っていた所に不妊の原因が潜んでいた
ということはよくあります。

より早く妊娠するためにも
西洋医学的な不妊治療だけでなく、東洋医学的な不妊治療を併用されるというのは
効果的だと思います。

ということで
今回は【男性不妊の検査】についてお届けさせて頂きました。

今回の内容は、オーソドックスな内容ですが
クリニックによって検査の内容は異なります。

詳しくは、お近くの不妊治療専門クリニックか泌尿器科に
問い合わせてみて下さいね(^^)

東洋医学的な検査は、まずは当院の無料メール診断をお試しください。
http://www.e-harikyuu.com/consultation.php

では、今回はこのへんで。

次回は岡井先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【食養生で妊娠力アップ】ココナツ(20150305)

2015-03-07 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)

弥生に入り、明日は啓蟄ですよね。

関西では、そろそろ春らしくはなってくるものの、
三寒四温の季節となります。
寒の戻りに油断することなく、なおかつ花粉症予防もしつつ、
できるだけ元気に、爽やかに過ごしていきたいものです。

個人事業主の方をはじめ、医療費控除を申請されるみなさん、
確定申告はあと10日ほどありますので、がんばってくださいね!

今日は最近人気の食材を取り上げたいと思います。
「椰子」の「実」、つまりココナッツ、ココナツです。
そのなかでも、とみに人気のココナツオイルに注目してみましょう。
アンチエイジングにいいらしい♪ とのことですよ(^_^)/

椰子(ヤシ)とはヤシ目ヤシ科に属する植物の総称ですが、
食用にされる、あの南国独特のルックス&香りのココナツのことを
“椰子の実”と呼びますね。

南国では幹や葉も家屋の建材に利用したりして重宝な植物ですが、
とくに果実は利用価値の高いものです。
実物をご覧になったことはありますか?
分厚い殻に包まれていて、中に硬い種子が入っています。
その周りの固形胚乳と液状胚乳部分が食用となりますよ。

外側の硬い繊維はドアマットやタワシなどの原料になりますし、
殻だって燃料になります。
まさに捨てるところ無し!!

南の観光地でよく目にする、ストローを突っ込んで飲む
ココナツジュースは未熟果実の液状胚乳です。
独特の匂いがありますが、美味しいのに当ると
なかなかイケますね(^_^)v
味の好き嫌いはあるとして、南国情緒たっぷりです。

お菓子に利用される白い部分は成熟した果実の胚乳を
乾燥させたものです。
ココナツミルクはそれを水でもどして揉み出したものなんです。
甘い香りはエスニック料理に欠かせない濃厚なフレーバーです。
ココナツミルクさえ入れたら南国の味完成ですね(*^_^*)

椰子は東南アジアやポリネシア地方で「生命の木」
とも呼ばれるほど、生活に密着した存在です。
南国の人々にとっては日常ですが、日本の私たちにとっては
トロピカルな魅力たっぷりですよね。
ココナツミルクはもうかなり浸透してきましたが、
最近はココナツオイルも身体にいいと大人気です。

『あさイチ』などテレビで取り上げられたり、
有名な女優さんやモデルさんが愛用してるとかで
人気に火がつきました。

どんな効能があるかいうと、
*ダイエット効果
*美肌効果
*アンチエイジング
*アルツハイマー防止
*動脈硬化予防
など

そのなかでも、妊活には【アンチエイジング】が
一番期待したい効果ですよね!

ココナツオイルはオリーブオイルよりさらに酸化しにくく、
ビタミンEも豊富なので、抗酸化作用が抜群だそうです。

身体をサビさせない!

ただし、人気に乗じて安物も出回りつつあるようで、
お値段は高くついても、エキストラヴァージンオイルを
手に入れてくださいね。
上記のような効果を期待しても、
安物の水素添加されたものだと、かえって身体に悪いのです。
逆効果になっては困るので、お気を付けくださいね!

では、ココナツを東洋医学的に見てみましょう。

性味:甘/温。

効能:健脾、止渇、利湿、補気。

体を潤しつつ、余計なものを排出してくれます。
気を補ってくれる働きがあり、水分摂り過ぎで
溜まっているものを排出してくれます。
水分代謝に良さそうですね!

南国育ちなのに冷やさないのがいいですよね(^^♪

ということは、摂り過ぎると余分な熱がこもるので
摂り過ぎには注意が必要ですよ!

帰経:心・脾経に入ります。

総合的に見て、気力が衰えたり、過労で心身を消耗して
しまったときに効きそうです。

大流行中で品薄状態になっている商品ですが、
誰でも大量に、摂れば摂るほど若返る、というわけでは
ありませんよ。
ぜひ参考にしてくださいね!

まずはコーヒーにスプーン1杯混ぜて飲むのがおすすめ
なんだそうです。
私のオススメは、カフェインレスの豆乳オーレにして、
ホイップした豆乳を上に乗っければ、
オイルのギトッとしたところが隠れて飲みやすいですよ!

あとは、バター代わりにパンに塗る、パンケーキやフレンチトースト、
お肉を焼く、炒め物などにも適しているそうです。
意外と和食にも合うそうですし。
いろいろ使い勝手はよさげですね。

そして、意外な使い方としては、
お肌に直接塗る! というのもアリなんです。

南国ではマッサージにも使われるココナツオイル。
滑らかで、香りもトロピカルで、なかなか良いそうです。
美肌効果がありますしね(^^♪

使い過ぎには注意して、ぜひ楽しんでみてください。
私も開拓してみます(#^.^#)

次回は岡井先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【男性不妊】進化する男性不妊治療(20150220)

2015-02-20 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

前回の僕のメルマガはクリスマスでしたが、
暦の上ではもう春ですね。
時が経つのが早くてびっくりします。

前回までは、東洋医学的な男性不妊の原因についてお届けしてきました。

今回は、ちょっと目線を変えて、最新の男性不妊治療の動向について
お届けさせて頂きますね。

まず、直近のニュースとして、
『精子の幹細胞に別タイプ発見』
という報道がありました。
ご存じでしょうか?

精子幹細胞というのは、ひと言でいうと精子を形成するのに必要な細胞のことです。
今回見つかった精子幹細胞は、今までの幹細胞とは違う物質で増殖させることができ
実際にマウスで実験したところ、子供を作れるということまで確認できている
ということです。

人への応用は、まだこれからということですが
精子の元になる細胞を増やすことができれば、
乏精子症などの精子の数がネックになっている男性不妊に対して
有効になることが期待できますし
今後の研究に期待したいですね!

私は職業柄、男性不妊に関する最新ニュースは
必ず手元に届き、チェックできるようにしているのですが
こういった最新技術の研究は、ここ数年すごい勢いで
進んできていると感じます。

そして、最新技術よりもすごい勢いで拡がっているのが
各自治体の男性不妊への助成制度の充実です。

年度末という季節的なものもあるのでしょうが
ほぼ毎週のように「XX県やYY市で男性不妊治療の助成開始!」というような
ニュースが届きます。
現状、助成の対象になるのは、ほとんどの場合で、TESE(精巣内精子回収術)などに
限定されていることが多いのですが
東京都の文京区では、2015年の4月から
精液検査や内分泌検査といった、男性不妊の検査にも助成金が
でるようになりました。
男性の場合、検査だけでも尻込みする人が多いので
こういった費用面での助成というのは
とても革新的ですよね。

男性不妊治療の助成と同じようにどんどん全国に拡がってほしいものです。

ただ、助成制度が充実してきている一方で、
利用がそこまで進んでいないというのも現状です。

男性不妊治療助成の先駆けである三重県では
2014年度の助成利用者は2月に入った時点では0人でした。

理由としては
そもそも男性不妊の治療に対する認知度が低いことや
助成を受けたとしても、全体としての治療費用が高額になってしまうこと
助成対象となる条件が限定的すぎたかもしれない
というようなことが考えられるということですが
すごく惜しいですよね。

どうすればもっと男性が積極的に不妊の検査を受診し
女性と同レベルで治療を受けられるようにできるのか
これは、我々不妊治療に携わる者の課題だと思います。

これからも積極的に情報発信していきますね!

いずれにしても、
色々な形で男性不妊の助成が拡がってきていることは
男性不妊に携わるものとしては嬉しい限りです。

当院でも、夫婦で治療を始められるカップルや
男性だけが治療に来院してくださるということが
増えてきています。

不妊治療は、やはり男女一緒に受けて頂くことが大切です。
特に自然妊娠をご希望されるのであれば尚更ですね(^^)

また、赤ちゃんを授かるという夢を早く叶えるためには、
できるだけ早くスタートすること
できることをできるだけやること
ということも大切です。

西洋医学的な治療で行き詰まっている時などは
鍼灸や漢方の併用を考えてみても良いと思います。

もちろん、最初から鍼灸や漢方などで身体を整えながら
不妊治療に臨んだ方が効果的だと思います。

少し話がそれてきましたが
今回は男性不妊についてのニュースのみをお届けさせて頂きましたが
不妊治療に関する技術や制度はどんどん進化してきています。

常に最新情報を入手するということは大切です。
特にお住まいの自治体の助成制度にどういったものがあるのかは
押さえておきたいですね。
市役所のホームページなどに記載されていることが多いですし
だいたい担当窓口も設置されています。

もしまだ何もチェックされていないのであれば
一度問い合わせてみても良いかもしれませんね。

ただ、最新情報を入手する上で1つ注意点があります。

それは、情報に溺れないように気を付けて頂きたいという事です。

インターネットで検索をすると様々な情報が溢れています。
中にはあなたにぴったりな情報もあるでしょうが
全然当てはまらない情報も沢山あると思います。

そういったこともありますので、検索はほどほどに
信頼できるクリニックの先生や、私たちのような不妊治療に携わる者に
相談してみて頂くと良いと思います。

当院でもお問い合わせ・ご相談窓口はありますので
お気軽に利用くださいね。

お問い合わせ・ご相談窓口はコチラです。
http://www.e-harikyuu.com/form-contact.php

ちなみに不妊体質の無料診断もコチラでできます。
http://www.e-harikyuu.com/consultation.php

ということで、
今回は最新の男性不妊治療についてお届けしました。
これからも、様々な情報を発信していきますのでお楽しみに!

それと、今回紹介させて頂いた記事のURLはコチラです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO83125460T10C15A2CR8000/
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015020402000066.html

それでは、今回はこの辺で。

次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【不妊カウンセリング】不安から抜け出すために

2015-01-15 [記事URL]

あけましておめでとうございます。
高齢不妊担当の近藤琉水です。

今年は長めのお休みとなった方も多かったようです(^^)
いいお正月だったでしょうか。
ゆっくりリフレッシュできましたか~?

もう既に通常モードに戻っておられるかもしれませんね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

妊活に伴いがちな心の問題を解決して、
一緒にあなたの夢がかなえていきましょうね(^^)/

では、今年初の【不妊カウンセリング】は
あなたの”不安”がもたらすマイナス思考について
取り上げてみたいと思います。

妊活しているとさまざまに不安に駆られるものです。

「私は赤ちゃんをこの胸に抱くことができるのだろうか…」
「いつになったら妊娠できるのだろうか…」

という疑問・疑惑から、いつしか

「私は赤ちゃんをこの胸に抱くことなんてできないのでは?」
「妊娠なんて私にはできないのかもしれない」

そんな否定的な考えで頭が占拠されるようになっていませんか?

マイナス思考が板についてしまい、もう習慣になっていませんか?

悪のスパイラルでどんどんマイナスの方向へ落ちていく思考。

落ちるにまかせているとたいへんなことになります。
鬱になってしまう方もいらっしゃるのですから。

「このままじゃいけない!」と思いとどまり、
ちょっと冷静に自分を見つめ直してみましょう。

年の初めですし、今年は上向きにいきたいですよね(^^)/

あなたを不安の底なし沼に突き落としてしまうのは
歪んだ思考パターンのせいなのです。
個人の思考の癖のようなものなので、
意識できれば方向修正したり、別のパターンを導入したり
といったことができるようになります。

苦しい思考回路に溺れてしまう前に、
なんとか立て直しができたらいいですよね(^^♪

まず、マイナス思考というのは、実際にはポジティブなことも
ネガティブなことも両方存在するにもかかわらず、
ネガティブなほうをわざと大きく捉える、
というパターンです。
なぜかポジティブなことは過小評価してしまうんですね。

いいことには目が向かないというのは、
ポジティブな出来事に対して不当な扱いをしていることになります。
そこに不公平が生じていることに気づいてみましょうよ。

いいこと、恵まれたことって誰にでも、どんなことにもあるはず。

でもどうしてネガティブばかりに目が行ってしまうのでしょう?

それは、心に間違ったフィルターがかかっているからなんですよ。
そのせいでネガティブな情報ばかり入ってくるのです。

「どうしてこんなにイヤなことばっかり?!」というとき、
自分に問いかけてみましょう。

「ネガティブなフィルターが心にかかってない?」

そのせいで、ひょっとしたら問題解決への道が開けるかもしれないような
ダイヤの原石のような良い情報に気づけずにいるのかもしれないです。

もったいないですよね、目の前のダイヤモンドを見逃しては。

一度悪循環に陥ると、なかなか気づけないものです。
心は頑なですからね(-.-)

自力では無理というときは、誰かの力を借りるのが一番です。

パートナーの方や、信頼する友人、ごきょうだい。

よく話を聴いてくれて、整理するのを手伝ってくれる人を
みつけてくださいね。
一人で悩んでドツボにハマるのは最悪パターン。
そうなる前にヘルプを求めてください。

なかなか見つからないときは、
不妊カウンセラーの力を借りてください。
私もその一人です。
ご相談、いつでもお待ちしていますよ~(^^)

次回は岡井志帆先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(5)(20141226)

2014-12-26 [記事URL]

メリークリスマス!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

昨日はクリスマスでしたね!
まだまだ街のイルミネーションはキレイですね。
昨夜はクリスマスケーキにチキンでしたでしょうか?
それともケーキはイブ派ですか?

妊活をされている方はスイーツを節制されている方も多いと思います。
久しぶりにケーキ解禁!
という方もいらっしゃるでしょうね。
たまにはどうぞ思う存分楽しんで頂ければと思います(^^)

さて、僕のメルマガでは、東洋医学的な男性不妊の原因をシリーズでお届けしてきました。
男性不妊の原因は、中医学的に分類すると
「精液清冷」、「不射精」、「早泄」、「陽萎」
の4つありました。

前回のメルマガまででこの4つ全ての解説をさせて頂きましたので
今回は今までのまとめをしておこうと思います。

1つ目は「精液清冷」でした。

精液の量が少なくなるという、現代医学でいうところの「精液減少症」にあたります。
原因としては、東洋医学的な腎臓の弱りによるところが大きく、
暴飲暴食や夜更かしなどの不摂生、セックスのしすぎなどが原因になりますし
生まれつきの生命力の弱さ(先天の精不足)ということもあります。

身体がやせ細っていたり、すぐに疲れてしまったり全身に脱力感がある、
その他、膝腰のだるさや色つやのない顔色などが随伴症状として
あります。

2つ目は「不射精」です。

読んで字の如く射精することができない「射精障害」ですね。
精液中の精子の数が少ない「乏精子症」もこの範疇です。

こちらも原因は腎虚です。
ただ、腎虚といっても、
特に腎陰の弱りにより腎陽が相対的に旺盛になってしまうことが原因でした。
(腎臓は左右別々で陰陽2つの働きがあると東洋医学では考えます)

よく勃起することがあったり陰茎が腫れたり痛みがあったりする、
夢精、尿が濃くなる、口が渇く、便秘といった随伴症状が特徴です。

また、慢性的にこの状態が続くと気滞血オという状態になり
怒りっぽくなったり、胸が苦しくなることがあったり
寡黙になったりという症状も現われてきます。

3つ目は「早泄」です。

ひとことで言うと「早漏」で
性交前や性交早期に射精してしまい勃起が持続しない症状です。

こちらも主な原因は腎虚(腎気虚)です。
腎臓の元気が弱くなり精を納める力が弱くなり
漏れてしまうことで早泄になってしまうんでしたね。
やはり、慢性的な睡眠不足や疲労などからくることが多いです。

その他にも、慢性的なストレスや過労なども早泄の原因になることもあります。

そして4つ目が前回お届けした「陽萎」です。

いわゆる勃起不全、インポテンツのことです。

原因は、こちらもやはり腎虚がほとんどです。
セックスのしすぎで腎精を消耗しすぎているときや
先天的な弱り、恐怖しすぎやストレスの受けすぎなどですね。

膝腰のだるさや腰痛、脱毛、冷えなどが随伴症状としてあらわれます。

と、前回まで紹介させて頂いた男性不妊の東洋医学的な原因4つを
まとめてみましたが
お分かりのように原因は全て「腎虚」です。

もちろん、「腎虚」にも色々あるのでワンパターンではないのですが
男性不妊の治療には腎臓を養うということが何よりも大事だということです。

今までの繰り返しになりますが
睡眠、疲れケア、ストレス発散、食事やセックスの節制などが
腎臓を養う上でとても大切な養生になります。

こういった日常生活の中での養生をあまりできなかったりすると
鍼灸治療や漢方薬などでいくら腎臓を助ける治療を行ったとしても
いたちごっこ状態になってしまいがちです。

また、たとえ精液検査で異常が見られなかったとしても
生命力は数値に現れないものですから、
妊活中のみなさんはぜひこういった養生を意識して
日常生活を送って頂ければと思います。

ということで、
シリーズでお届けしてきた「東洋医学的な男性不妊の原因」については
一旦ここまでとなります。

また次回からは別の視点から情報を発信していきますね!

それでは、今回はこの辺で。

次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【食養生で妊娠力アップ】アサイー(20141113)

2014-11-15 [記事URL]

こんにちは。
はりきゅう師の近藤琉水です(^^)

秋も深まり、いよいよ冬が到来しました。
まだ紅葉の季節なのでピンと来ないかもしれませんが、
暦のうえではもうれっきとした冬です。

今年は台風や自然災害が多かったですよね。
土砂災害や火山噴火の被害に遭う方もいらっしゃって
ほんとうに自然の力は恐ろしいと思います。
犠牲になった方々、被災された方々にお見舞い申し上げます。

純粋に自然災害だけでないところがさらに怖いですよね…

自然に逆らわず、順応していかねば、
そして災害の予防、対策をしていかなくてはいけませんね。

さて、今日は食養生のお話なんですが、
しばらく前から人気のアサイーを取り上げたいと思います。

セレブの間で「ハワイに行ったらアサイーボウル!」と
人気が出て、パンケーキと同様、流行しています。
“奇跡のフルーツ”とか”スーパーフルーツ”なんて言われますよね!

何なの、それ? という方もいらっしゃるかも、
ということでちょっと説明を。

アサイーはブラジル原産のヤシ科の植物です。
ハワイ産ではなく、アマゾン熱帯雨林で自生・栽培されている
“アマゾンフルーツ”です。
実はブルーベリーに似ているのですが、まったく別物なんです。

20メートルにもなる木に一年中実るそうで、
人が木に登って収穫するそうですよ!

実は直径1センチ強くらいで可食部分が非常に少なく、
水を加えてすりつぶし、ペースト状にしたものを
食べるのです。

果実というからには甘いのかと思いきや、
元の味は甘くも酸っぱくもないそうです。
現地ではおかずにつけるソースのような食べ方をするそうです。

なぜ”奇跡のフルーツ”なのかというと、
その豊富な栄養価に秘密があります。

抗酸化作用のあるアントシアニン(ポリフェノール)が、
ブルーベリーの約18倍! 赤ワインの約30倍!!

鉄分はプルーンの約10倍!
レバーの約3倍!

マグネシウムはブロッコリーの約10倍

食物繊維はゴボウの約3倍!

カルシウムは牛乳の約2倍!

ビタミン類、亜鉛、必須脂肪酸、アミノ酸も豊富。

まさに、”スーパー”というのもうなずけますよね!
脅威的な栄養価!!

とくにポリフェノールはベビ待ちさんにとって重要なんです!

“抗酸化作用”といって、身体のサビツキを防止する、
まさにアンチエイジングな効能です!
体内で活性酸素による酸化を防ぐのです。

私たちにとって、活性酸素もちょっとはなくては困るのですが
(細菌やウイルスを撃退します)、
増えすぎると自分の細胞を酸化させ、傷つけはじめます。
これが老化、エイジングなんですね。
また、ガンを引き起こす原因ともなるんです。

アサイーに含まれる抗酸化物質は人体にとくに吸収されやすい
そうですので、これは利用しない手はありませんね!

流行りのカフェなどでは「アサイーボウル」が食べられるところも
あるでしょうが、ここはハワイじゃないのでどこでもある
というわけではありません。

通販やコストコで冷凍のものが手に入るので、
それを利用して、フルーツと一緒にスムージーなどをつくって
ハチミツで甘味を加えて食べるのがいいでしょうか。

南米特産の果実なので、薬膳的には詳しい資料がありません。

効能からの予想の範囲ですが、腎を補う力が強いのではないかと思います。
また、血虚にも効きそうですし、貧血ぎみの方におすすめできますね。

ただし、注意点もあります。

熱帯の植物ということで、身体を冷やす可能性が高いこと。
冷凍状態であれば尚更ですよね(^_^;)

地球の反対側からやってくる輸入食品ですから、
長期間輸送されてきたことを考えると、
植物自体の”気”は薄れていることは否めません。
パックされた加工食品ですからね。

そして、我々のご先祖が代々食べてきた食品ではない点。
私たちの身体にどのような影響があるのか、
証明はできていません。

こういった点も忘れることなく、
気持ち控えめに摂取するのがベターなのではないでしょうか。

とくに冬場は要注意かもしれませんね。

というわけで、私も夏の間実験的に小まめに食べてましたが、
秋口から頻度と量を減らしています。

ポリフェノールのアンチエイジング+美容効果を期待して
たまに食べるようにしたいなと考えています。

もちろん、抗酸化物質を含む食材は他にもたくさんありますから
分散させていただくのがよろしいかと。

毎朝冷たいアサイーボウルを食べていたら
身体を冷やしてしまって温活が台無しですよ~(^_^;)
ご注意くださいね!

次回は岡井先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(4)(20141031)

2014-10-31 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

ハロウィンですね!
街をあるくとジャック・オー・ランタンだらけで、お祭りムード満載です。
一昔前は一部のテーマパークだけの行事だったような気もしますが
今ではしっかりこの季節の風物詩になりましたね。

ということで、そろそろ冬支度の方はどうでしょうか?
妊活に冷えは大敵です!
冷え症が気になるという方は温活もセットでいきましょうね!

さて、僕のメルマガでは
東洋医学的な男性不妊の症状と原因について
お届けさせて頂いています。

今回は「陽萎(ようい)」についてです。

「陽萎」というのは、いわゆる勃起不全、インポテンツのことをいいます。
つまり、勃起しなかったり、勃起状態を継続することができないという症状です。

前回お伝えした「早泄」が、
すぐに射精してしまい性交を継続することができない症状だったのに対し、
「陽萎」は勃起自体に問題があるために、性交を行うことができない
という症状です。

「陽萎」の原因は、
西洋医学的には、加齢であったり、心因性のもの、血管障害などの器質性のもの、
薬物、またはそれらの混合というようなものとされています。

では、東洋医学的に「陽萎」の原因となるのはどういったことかというと
多くが”腎”の弱りからきます。

たとえば、
セックスのしすぎで腎の精を消耗しすぎているときや
先天的に腎精が弱い虚弱な体質であるとき
などです。

その他にも
やたらと恐怖することや驚くことが多くても腎の気は消耗しますし
ストレスなどからびくびくしたり、不安感や焦燥感がずっとある状態も
腎精を消耗してしまいますので
「陽萎」の原因になり得ます。

こういった腎の弱りが原因となっている場合は、
多くの場合で随伴症状として腰や膝がだるくなったり、腰痛、脱毛、冷え
といった症状があります。

「陽萎」の原因が、これら腎の弱りから来ている場合
治療としては、とにかく腎の陽気を補っていきます。

多くの場合が、腎精も消耗していますので
弱りがキツイ場合は、漢方薬を併用した方が効果も上がりやすいです。

養生としては、
疲れを溜めないことや睡眠、セックスや射精のしすぎをセーブするということが
大切になってきます。

また、腎以外の要因でも「陽萎」は起こります。

心配事が非常に深く、心臓や脾臓が弱ってしまった時(心脾両虚)や
肥満により身体の内部に湿熱が溜まってしまった場合などです。
(心臓や脾臓の弱りはあくまでも東洋医学的な見立てですので
西洋医学的に病気があるというわけではありません)

心脾両虚の場合は、脾臓の働きを助け、消化器系の動きを
活発にする治療を行っていきます。
しっかり食物から栄養を取れるようになれば、
心血や腎精が充実して、「陽萎」も治癒していきます。

養生としては、ストレスや心配事をためないことであったり
うまく発散するということが大切ですね。

また肥満からきている場合は
身体の中の湿熱を取り除く治療を行っていきます。

養生は言わずもがなですね。
脂っこい物などの食べすぎを控えましょう。(^_^;)

ということで、今回は「陽萎」について
お届けさせて頂きました。

「陽萎」の症状があると
セックス自体に支障が生じてしまい
必然的に自然妊娠が不可能となってしまいます。

普段の養生でケアできる部分もありますし
鍼灸でのケアでも根本からケアできる症状でもあります。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。(^^)

ちなみに男性不妊に関する前回までのバックナンバーは

精液清冷について→
 http://www.funinchiryou.net/20140516-2/

不射精について→
 http://www.funinchiryou.net/20140711-2/

早泄について→
 http://www.funinchiryou.net/20140905-2/

でご覧になれますので、
よければチェックしてみて下さい!

また、もっと詳しく男性不妊について聞いてみたい!
そういう方は、
当院で毎月行っている馬場聖鍼堂☆不妊治療説明会か
仕事の後でもお越し頂ける平日20時まで受付可能な
無料体験治療にお越し下さい。
お問い合わせ・ご予約は
 http://www.e-harikyuu.com/briefing.php
 072-633-3253
までお気軽にどうぞ。

最後までお読み下さりありがとうございました。

それでは、今回はこの辺で。

次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【不妊カウンセリング】誰かと比べること(20140918)

2014-09-27 [記事URL]

こんにちは。近藤琉水です(^^)

まだまだ日中は暑いですね。
とはいえ、日も短くなってきましたし、
空気が乾燥して、そろそろ秋モードに
切り替えていく時期ですね。

秋は収れんの季節といって、春・夏のようにワーッとエネルギーを放出せず、
内側へと目を向けていくべき季節なんです。

昔に比べると地球温暖化のせいで10月頃まで暑いので
以前ほど厳密に守らなくてもいいのですが、
春から夏の期間よりも活動量を徐々に落としていくのが◎ですね。
弾けすぎないよう、セーブしていきましょうか(^^)

さて、今日は誰もが陥りやすい”不幸の入り口”についてお話します。

妊活中の方なら経験があるのでは?というのが
知人からの「赤ちゃん生まれました」ハガキや年賀状の憂鬱です。

何枚も重なると、かなりズシンときますよね(*_*)

愛くるしい赤ちゃんや幸せいっぱいの家族写真に
祝福よりも、悲しみや、怒りさえ感じてしまう方はいらっしゃいませんか?!

冷静に考えると、親戚や友人に新しい家族ができたら、
しかもかわいいベビーが生まれたら、祝福の気持ちになるはずなのに
なぜかイラッとしたり、涙がこぼれたりしてしまうんです。

ベビ待ち初期の頃であれば「いいなぁ、私も早くこんな年賀状出したい!」
と励みになったりするようですが、年月が経つと、「年賀状なんて
無くなってしまえ!」とさえ感じるということです。

それほど感情を揺すぶられるというか、逆なでされるのは
なぜなんでしょうか?

やっぱり原因は【嫉妬】なんです。

あの人は私が持っていない○○を持っている。
ずるい。
・・・うらやましい。

もし自分が○○を持っていたら羨ましいとは思わないものです。

あなたが子持ちだったら子どもがいることで羨ましくはないんですね。

つまり、常に人と自分を比べてみてるわけです。
そして、自分が恵まれてない(と思い込んでいる)分野を重点的に比べるのです。

もし比較対象がいなければ、十分しあわせなはずなのに、
誰かと比べることで不幸が始まる・・・(゚Д゚)
“不幸の入り口”です。

この、「比べる」という行為さえやめれたら、
翻弄されることはなくなるだろうと思うのです。

とはいえ、人間の心理として無くすることはできない感情です。
ある意味自然ともいえるのですが、たまに
度を越してしまう人がいるのです。
常に人と比べてしまう人。
比べるのがやめられない人。

この「比べるのがやめられない人」には特徴があるそうです。

1)常に自分よりも恵まれている人、幸せな人と比べる
2)自分も恵まれているかも、幸せかも、ということは目に入らない
3)相手は「幸せに見える」というだけで、本当は違うかもしれないなどとは
  考えられなくなる
4)自分がいまの生活に満足していても、「あの人のほうが上」という相手が
  みつかると、すぐに比べあいをしてしまう

つまり、どんな状況になってもエンドレスなんです。

子どもがほしくてたまらない今、自分を子どもがいる人と比べてしまう。

ひょっとしたら、結婚相手がほしくてもみつからない人から見ると、
あなたはすごく恵まれているかもしれないけど、もう手に入っているものには
目が向かない。

子どもがいる人はいる人で、その人にしかわからない苦労や悩みが
あるかもしれない。
でもそんなこと想像もしようとはしない。

ということは、たとえあなたがいつか子どもを授かったとしても、
あなたよりも恵まれてい(そうに感じ)る人と比べては
嫉妬したり、悲しんだり、怒ったりしてしまうことになるのです。

ベビ待ち段階でも典型的なケースがあります。

「二人目不妊なんて、贅沢すぎる」というものです。

なんとか一人を、という方は「一人いるのだから、いいじゃない!」と
そう感じてしまうことがあるそうなんです。

でも二人目を望まれている方にしたら、やっぱりその人にしかわからない
辛い思いもたくさんあるのですね。

世間から「一人じゃかわいそう」とか「わがままになるわよ」とか
どれだけ言われることか・・・

けっこう義理の両親から言われることが多くてキツイのですよね。

無事赤ちゃんが生まれてからも、よその赤ちゃんと比べて
成長が遅いとか、できることが少ないとか、から始まり、
幼稚園や小学校に上がる頃にはもう、もう頭がおかしくなりそうなくらい
よそさまと比較してしんどい思いをすることになりますよ。
キリが無いのです。

ほんとうの幸せというのは、【幸せを感じる力】だと思います。

誰かと比べて幸せか、不幸せか、ということではなく、
あなたが、あなた自身の価値観で、幸せと”気付く”ことが大事なのです。

そのためには、人と比べることは害にしかなりません。

人は人。
私は私。

そんなふうに考えるクセを身につけてみませんか?

「赤ちゃん生まれました」の写真ハガキを受け取っても、
この人はこの人なりに幸せだったらイイネ! って
自分から切り離してみませんか?

そして、自分の幸せを数えてみるのです。
どれほど恵まれているか、幸せなのか、自覚してくださいね!

人と比べず、自分軸を持つことが、幸せのコツなのですから(*^_^*)

それでは、次回は岡井先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(3)(20140905)

2014-09-05 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

今日は雨の大阪です。
西日本ではまた大荒れの天気予報もありますので
ご注意下さいね。

ちなみに、
当院では来院の際に雨に降られてしまったゲストのために
タオルと衣類用乾燥機を準備してお待ちしています。
治療中に乾かさせて頂き、お帰りの際は心身共に
気持ちよくお帰りいただけるようご用意させていただいています。

ということで、
今回も僕のメルマガでは
男性不妊の東洋医学的な原因について
お届けさせていただきますね!

前回までには、「精液清冷」「不射精」についてお伝えしました。

詳しくは、こちらのバックナンバーをご覧下さい。
http://www.funinchiryou.net/20140516-2/
http://www.funinchiryou.net/20140711-2/

今回は、「早泄(そうせつ)」についてお届けします。

「早泄」というのは、字を読むと
早く泄れる
と読めますね。

つまり、平たく言うと早漏です。

性交前や性交早期に射精してしまい、
勃起が持続しないために正常な性交ができない症状をいいます。

原因としては、
腎気虚や肝経湿熱、心脾両虚ということがあります。

簡単に説明しますね。

まず、腎気虚というのは、
腎臓の元気が弱くなっているということです。
東洋医学的に腎臓というのは、
生命力や生殖能力を担当していますので
腎臓の元気が弱くなることで、精を納める力が弱くなり
「早泄」になるのです。

これは、セックスのしすぎなどで起こることもありますし
慢性的な睡眠不足や疲労などからもくることがあります。

次に、肝経湿熱というのは
慢性的なストレスなどにより経絡の中に湿熱が生まれ
気血のめぐりを担当している肝臓が弱り、
その経絡上にある陰器に影響し「早泄」がおこる
というものです。

そして、心脾両虚による「早泄」ですが
これは、過労や心労などにより
気血が不足してしまうことでおきます。

かなり簡単に説明しましたが、
これらが「早泄」になる原因です。

原因からわかるように
日常生活における疲労やストレスのケアというのが
「早泄」には大切です。

また、「早泄」に対する治療としては
基本的には腎や脾、心などの弱っている臓器を助け
湿熱がある場合は、これを取り除く
ということを行うことで
根本的な治療を行います。

また、ちまたでは色々な精力増強ドリンクやサプリメントがありますよね。

即効性もあるので利用されている方も多いと思いますが
その場その場では効果があっても
根本的な解決にはなっていませんし
何よりも、逆に弱っているところをさらに弱らせてしまう
という可能性も実はあります。

つまり負のスパイラルです。

そして、この「早泄」が慢性化すると
「陽萎」つまり、勃起障害に発展する可能性も
あります。

不妊治療をしていると
時には精力増強ドリンクやサプリメントを必要とする時もあります。

ですが、それらに頼るだけでなく
何が原因で「早泄」になっているのかを知り、
その原因に対するケアを行う
というのが、「早泄」の治療では非常に大切なんですよ(^^)

なお、もっと詳しく男性不妊について聞いてみたい!
そういう方は、
当院で毎月行っている馬場聖鍼堂☆不妊治療説明会か
仕事の後でもお越し頂ける平日20時まで受付可能な
無料体験治療にお越し下さい。
お問い合わせ・ご予約は 072-633-3253 までお気軽にどうぞ。


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