夏の味覚-とうがん No.1(20100902)

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夏の味覚-とうがん No.1(20100902)

2010-09-02

こんにちは! はりきゅう師の近藤琉水です(^^)

9月に入ったとはいえ、猛暑は続いています。
日は短くなってきているものの、日中の太陽はまだまだ真夏の勢いです。

暦のうえでもすっかり秋なので、秋の味覚といきたいところですが、
気温も気分も夏! ということで、もうちょっと夏の味覚をひっぱりましょう。
きっと身体は夏の味を欲していると思います。
夏バテにもってこいの食材です。

冬瓜(とうがん)はウリ科のつる性一年草。東南アジア原産です。
なっているところをご覧になったことはありますか?
巨大な果実がたくさん棚からぶらさがり、ひょうたんのようですが、
もっとインパクトがあります。
なにしろ、実は50~80cmほどにもなります。

夏の食べ物なのになぜ”冬”瓜? というと、冬まで保存できるからなんですね。
トウガンの皮はすごく丈夫で、中にたっぷり含まれる水分が逃げにくいため、
長期保存が可能なんです。
本来は暑い時期が旬の夏野菜です。
成分のほとんどが水分で、味という味も特にありません。
他の味を含ませる料理法が主ですね。
主張しない味ですが、やわらかい食感といい、透明感ある上品な見た目といい、
人気の食材です。
日本では平安時代から栽培されてきましたよ。

また、種は漢方薬としても利用されてきました。
利尿や消炎の効果があります。
実のほうも、身体を冷やし、熱をさます働きがあるので、まさに、
夏向きなんですよね。
また次回にしっかりお伝えしたいと思います。

トウガンの栄養成分ですが、なにしろ95%以上が水分です。
そのためにむくみをとったり、熱を下げる効果が大きいのですね。
ミネラルとしては、ビタミンCが多いくらいでしょうか。トマトの2倍です。
むくみに効くカリウム、整腸作用・便秘防止効果の食物繊維も豊富です。
あと、葉酸もあるんですよ~!

ほとんどが水分ですからもちろん低カロリー。
100グラムでたったの16kcalです。
新陳代謝を促し、糖類から脂肪に転化するのを防ぐ成分も含まれているため、
ダイエット食品としても効果が期待できます。

でも、必ずたんぱく質を多く含む食材と合わせてくださいね。
冬瓜だけ食べてても栄養失調になってしまいます・・・(^_^;)

淡白なトウガンをおいしくいただくためには、
ダシをしっかり煮ふくめるのがポイントです。
強火だと煮崩れてしまうので、弱火でゆっくり煮込みましょう。

よくある組み合わせは、鶏やエビのミンチと一緒に煮るか、そぼろあんをかけるもの。
ホタテもいいですね。
カニなど使えばご馳走になっちゃいますね!
どれもショウガをたっぷり入れた出し汁ごといただきます。
薄口しょうゆを使った和風だしがお上品です。
枝豆などを添えるととっても清涼感があっていいですねぇ!

コッテリした具材や味とも相性はよく、豚肉と煮たり、手羽先と中華風にするのも
けっこうおいしいです。
原産地といわれるインドではカレーの具になるほどですからね。

他にはスープやお吸い物などの汁物や、蒸し物など。炒め物にもできますよ。
さまざまな料理に幅広く使えます。

私はあんかけやスープが好きですね。
春雨も一緒に入れたアツアツのスープをふぅふぅ飲めば、汗も尿もたっぷり出て、
まさに爽快です。

それでは、次回もお楽しみに!



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