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おさけ(20100107)

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
新年あけましておめでとうございます。
とはいえ、もう普段通りの生活に戻られているでしょうか。
今年はお休みが短かったですね・・・。

お正月はいかがでしたか?
おいしいご馳走にお酒もたっぷり召し上がったでしょうか?

未妊治療にアルコールはご法度のはずですが、
お正月くらいは解禁! という方もいらっしゃったのでは。
お酒というのは、100パーセント悪いものというわけでもないんです。
上手につきあえば身体にいいお酒もありますし、薬酒、というものもありますね。
なにしろ百薬の長、と言われるぐらいですから。

お酒とは、エタノールを含んだ飲料全般のことをいいますが、
狭義には日本酒を指します。

さまざまな種類があるお酒。原料や製法によって、そして作られる地域によって
たくさんあります。
歴史的に見ると各文明によって、と言ってもいいかもしれません。

お酒の歴史は古く、発酵という自然現象を利用した飲料として常に身近にある
存在でした。

地域ごとに、そこの主たる農産物が原料となって酒がつくられるようになります。
日本でいえば、稲作が昔から盛んですから、米が原料となったのは不思議では
ありません。
ヨーロッパではブドウがよく採れたのでワインができたのと同じです。

最初は白濁した白酒だったのが、ろ過する技術ができて清酒になりました。
中世末期の頃のことです。
後の16世紀半ば頃、蒸留の技術が伝来して、焼酎がつくられるようにもなりました。

江戸時代後期になると灘五郷の酒が有名になりました。
今でも一大ブランドですね。
明治維新でビールが日本の酒業界に参入してきまして、近代化にあわせて
ワイン、ウィスキーなどもシェアを拡大してきました。
戦後の貧しい時代でも密造酒がつくられ、庶民のあいだでもお酒は切っても切れない
関係となったわけです。

現代では、食生活も大きく変化し、日本酒よりもビールやワインといった洋酒のほうが
若者には人気となってきています。

というわけで酒の歴史を振り返ってきました。

次に栄養面から見てみますと、お酒はまずエネルギー源として利用できます。
といっても、お酒だけでエネルギー補給しようとしても、肝臓がやられてしまいますが。
お酒に含まれるアルコールは、摂取すると代謝の経路を経て、最後は炭酸と水に
なります。
途中でできるアセトアルデヒドには毒性があり、血管を拡張して頭痛を起こしたり、
顔が真っ赤になったりします。
代謝能力を超えると危険ですし、1回あたりの摂取量は限度を超さなくても、
長期にわたる飲酒の習慣によってさまざまな影響があり、健康を害することになります。
ところが、少量を飲むと、緊張が解けてリラックスでき、
抑圧感がとれて気分もよくなり、また食欲増進や血行をよくする働きもあるのです。

漢方ではほんの少しの酒を薬として利用します。
民間でも、梅酒やさまざまな果実酒を造る方が多いのも、健康に役立てる目的ですね。
効能をよく知り、未病を治すためにぜひ利用していきたいものです。
とくに虚弱体質の方や、血行が悪い方、冷え症の方にはおすすめです。
ただ、もともとアルコールに弱い方や肝炎や潰瘍がある方には向きませんので
注意が必要です。

それでは漢方的にお酒全般を詳しく見ていきましょう。
性質は、温もしくは熱、大熱性。昇、散作用があります。
臓腑は心、肝、肺、脾胃に入ります。
五味はそれぞれ酒の種類によって異なります。
たとえば、ビールは苦、日本酒は甘・辛、ワインは甘・渋、といった感じです。

東洋医学的な効能としては、
調胃、つまり胃を温めて機能を回復します。
散寒、つまり身体を温めます。
通経、血行をよくし、生理不順にも効果ありです。
他にも、利尿作用や精神安定といった働きもあります。

食欲がなかったり、身体が弱いという方は、体質改善のために食前酒として
少量を飲むといいですね。
睡眠を助けてくれる働きもあるので、どうも眠れないというときに利用してみるのも
いいかもしれません。
くれぐれも、毎晩の習慣にはならないようにしてくださいね(^^)

私は外で飲む機会があれば、必ずといっていいほど、梅酒をいただきます。
最近はいろいろな梅酒が揃っているお店が多く、楽しいですね。
みなさんも、上手にお酒とつきあってください!
もちろん、妊娠の可能性があれば、飲酒は控えるようにしてください。

では、次回はサトイモをとりあげてみます。
ねっとりとして栄養もたっぷりです。
どうぞお楽しみに!

本年もまた、どうぞよろしくお願いします!!


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