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【食養生】初夏の味覚-たまねぎ(20110519)

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
スカッと爽やかな季節となりました。
日中は汗ばむほどですが、まだまだ真夏ほどではありません。
気持ちよく身体を動かしていきましょうね。

今日は春先からずっと食卓に上がり続けている「新たまねぎ」に注目してみましょう。
意外にまだ取り上げたことがなかった「たまねぎ」。
お馴染みの万能野菜です。
生食でも加熱でもOK、どんなメニューに欠かせない、世界中で愛されている野菜です。
2005年の世界生産量は約6500万トンだそうです。
日本でも、大根、キャベツに次ぐ第3位の収穫量です。

たまねぎの原産地は中央アジアやインドとされていますが、定かではありません。
食用として栽培されてきた歴史は古く、紀元前のエジプト王朝時代にもさかのぼります。
それからヨーロッパに伝わり、16世紀になってアメリカに渡ります。
日本に最初に伝わったのは中国から8世紀頃、観賞用だそうです。
食用として正式に導入されるようになったのは、ずっと後の明治に入ってからです。
現在は北海道が全国の約5割強、佐賀、兵庫(淡路島が有名です)、愛知、長崎、
それに大阪の泉州などが有名です。

たまねぎはユリ科ネギ属の多年草で、鱗葉が食用とされます。
強い辛味と香味が特徴ですが、甘味もあります。
普通、光合成産物はでんぷんとして貯蔵されるのですが、たまねぎは"糖"の形で
貯蔵するからだそうです。
糖度は高いけど、辛味が強いので生食では辛く感じ、加熱すると辛味が抜けるので
甘くなる、ということです。
旨味成分も多く、西洋料理では"だし"のような使い方もされます。

1年中出回っていますが、大きく分けると秋蒔きが翌年初夏、
春蒔きが秋以降に収穫されます。
種類も大きく分けると3種類。黄・白・赤とあります。
黄玉ねぎが一番ポピュラーで、全国で栽培されています。
日持ちをよくするために収穫後1ヶ月間風干しされてから出荷されるんですよ。
白玉ねぎは水分が多くて甘味があり、辛味や刺激臭が少ないので生食用として
好まれています。
この早取りのものが、よく「新たまねぎ」として春先に出回ります。
赤玉ねぎは外皮が赤紫色で、甘味があり、水分も多く、こちらも生食に向きます。

最近は小玉ねぎも需要が伸びています。
普通の黄玉ねぎなんですが、通常の10倍ほど苗を植えて小玉に仕上げるそうです。
違う種類なのかと思っていましたが、意外ですね!

たまねぎ独特の辛味と臭いの成分はアリシンなどの硫化アリルです。
みじん切りすると涙が出ますが、あれば硫化アリルの一種、アリルプロピオンという
物質の仕業です。
それが加熱するとプロピルメルカプタンという物質に変化し、砂糖の50倍もの甘さを
持つそうですよ!

硫化アリルといえば、血液サラサラ、血栓や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防に
効果アリ、ということで有名になりました。

ただし、硫化アリルは水溶性ですので、水にさらすと溶け出てしまいます。
また、加熱すると成分が変わりますから、水につけずに生食がおすすめです。
ということは、やっぱり新たまねぎの出番ですね!

そうそう、血液サラサラ効果についての豆知識ですが、
たまねぎを薄く切ってから20分くらい置いておくと効果が高まるそうです。

他にもアリシンという成分はビタミンB1の吸収を促進する働きがあるので、
VB1の多い豚肉やうなぎなどと一緒に食べると新陳代謝を活発にし、
疲労回復に非常に効果が高いそうです。

よい食べ合わせの組み合わせとして、覚えておきましょう。

夕食に生のたまねぎを食べると不眠にもよいそうです。
疲れすぎて神経がたかぶり、寝付きにくい、眠りが浅い、といった方は
ぜひお試しください。
輪切りにしたものを枕元に置いておくと寝つきがよくなるそうですので、
いよいよ寝られない! という方はやってみてください。

他にもカリウムの働きで利尿作用も期待できます。


それでは、今度は漢方的に見ていきましょう。
性質は、温、昇作用があります。
臓腑では肺、胃、肝に入ります。
五味は、生では辛、加熱すると甘です。
生では気のめぐりをよくして血の滞りも解消します。
オ血にもいいですね。
加熱すると滋養強壮に効果があります。

東洋医学的な効能としては、
温中理気、つまり胃腸をあたため、気をめぐらせます。
消食、つまり消化を促します。
利水消腫、つまり利尿作用でむくみを解消します。

体質的には、万能選手ですので、わりとどんな方でもOKです。
あえて言いますと、身体に余分な熱がこもったタイプの方、
"陰虚"体質の方は控えめのほうがいいですね。

それでは、おすすめの食べ方を少しご紹介しましょう。

ストレスがたまってイライラしたり、不眠に悩まされたり、
高血圧や、動脈硬化が気になるという方には新たまねぎのサラダを。

身体がだるい、むくみが気になる、お天気が悪い日には体調が悪いという方は、
新たまねぎをまるごと煮込んだスープを。

新たまねぎの美味しさと栄養をフルに活用するため、
細めに切った豚肉とさっと炒めるのがいいですよ。
簡単、手間なしですしねぇ~♪

それでは、今日はこのあたりで。
次回は未妊治療に関するFAQ、よく訊かれる質問をとりあげてご紹介していきますね。
どうぞお楽しみに!


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