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【季節の食養生】みょうがで妊活!(20160527)

2016-05-27 [記事URL]

こんにちは(^^)
子宮のトラブル、繰り返す流産担当の池田由芽です。

もう夏がやって来ましたね。
これからの季節、気になるもののひとつに
“冷房による冷え”があります(*_*)

真夏であろうと、薄手のカーディガンとストールは
手放せません!

夏こそ冷やさないよう、
着脱しやすい羽織り物を持ち歩いたり、
汗をかいたらすぐにふくか着替えることを徹底しましょーね!

30度近くまで気温が上がると、
食欲が減ってしまうという方もいらっしゃるかもしれません。

食欲が落ちて偏ったものしか食べられなくなって、
栄養バランスが偏れば、夏バテまっしぐらです。
そうなれば、もちろん妊娠力も下がってしまいます。

そうならないためにも、
今回はこれから旬を迎える妊活におすすめの食材をご紹介します。
よければ参考にどうぞ(^_^)/

今回ご紹介する食材は”みょうが”です!

みょうがの旬は6月~10月頃です。

みょうがは温活でよく注目されるショウガの仲間でもあり、
温める働きがあります。

東洋医学的な効果としては、
大腸にいいので、お通じをよくしてくれます。
それから、膀胱にも効くので、
膀胱と表裏関係の妊娠力を担当する腎臓を元気にし、
妊娠力アップに役立ちます。

また、発汗させる働きがあるので、
熱がこもらないように体内の余分な熱を追い出してくれます。

それから寒熱のどちらかに身体が偏っていたら調整してくれるので、
これからの季節にありがたいですね。

さらに、気の停滞をめぐらし、食欲を増してくれます。
夏バテ予防にも一役買ってくれそうですね!

それだけでなく、血行を促進し、生理不順にも効果があるとされています。

他にも、東洋医学的な病の原因である邪気を除き、
身体の中をクリーンな状態にしてくれます。

というさまざまな効果があるみょうがですが、
独特の風味があり、
食べるときにはそのまま食べても、薬味にしてもおいしいですよね。

お味噌汁に入れても美味しいですし、
炊き込みご飯にも合います。

真夏なら、ソーメンの薬味にしたり、
妊活中には漬け物にするのもおすすめですよ!

ですが、みょうがは温める性質なので、
暑がりさんは食べ過ぎ注意です!

暑がりさんに限らず、すべての方に共通していえることですが、
そればっかりを食べるのではなく、
いろんなものをバランスよく食べるようにしましょうね。
それが妊活にいい食養生です。

旬の食材は美味しいうえに栄養豊富で、
身体を今の季節に合わせてくれます。

そしたら、今の季節を快適に生きることができ、
元気も自然と溢れてきて、
自分で妊娠する力も増していきます。

ですので、今回ご紹介したみょうが意外にも
旬の食べ物を食事に取り入れて妊娠力アップしていきましょうね(^^)


【季節の養生法】”地の気”を取り入れて妊娠力アップ!(20160415)

2016-04-15 [記事URL]

こんにちは(^^)
はりきゅう師の池田由芽です。

気温が温かくなり、
アウターも少し薄いものでちょうどよくなってきました。

ですが、油断すると朝晩は風がひんやりして
ゾクッとするので、ストールなどで調整しましょうね!

そろそろGWの予定を考え出す頃でしょうか。
ついこの間新年度が始まったばかりですが、
あっという間ですね~(゚Д゚)

ちょっと先に楽しい予定があると、
それまでの期間、楽しみを励みにまた目の前のことに
集中できたりします♪

妊活のモチベーションを上げるためにも
大きなイベントではなくても、
何か心が躍る予定を入れておくのはおすすめですよ(・∀・)

さて。
新芽が芽吹く春の季節。
枝しかなかった木にもいつの間にか、
新緑の葉がたくさんついていて、
生命の誕生と季節の移り変わりを感じます。

このように新しい生命が誕生するのには、
自然界の季節も大きく関係しているのですよ。

ヒトもこの自然界の中で生きていますから、
当然、自然界の気を常に受けています。
だからこそ、自然に従って生活することが大切なのです。

どうせ妊活するなら、身体にいいことを取り入れて、
妊娠力をアップして少しでも早くいい結果を出したいと思いませんか?

それが地道なことですが、一番の近道だったりします!

そこで、今回は毎日の生活の中でできる、
妊娠力アップにいい方法をお伝えします。

自然の力を見方につけるのにいい方法なので、
ぜひトライしてみてくださいね♪

東洋医学では、
“天の気”と”地の気”というのがあります。

天の気は呼吸から得られる気です。

そして、地の気というのは、
地から得られるもの、つまり食べ物から得られる気のことですね。

このふたつの気を自然界から得ることで、
ヒトは健康に生きることができるとされています。

生命力、妊娠力を上げるためにはこのふたつの気が
必要不可欠なのです。

このふたつの大切な気のうち、
天の気は呼吸から自然と得られますが、
地の気は新鮮な物を食べないと得ることができないので、
外食をしたり、加工食品やレトルト製品を食べるよりも、
“自分で調理したもの”や”旬のもの”を食べる方が断然いいのです。

できるだけ、作ってすぐの出来立てをいただくのが一番ですが、
それを毎回するのが忙しくてできない方は、
作りおきしたものでもいいので、
できれば買ったものではなく自分で調理したものをいただくことを
おすすめしますよ!
外食だと何が入っているかわかりませんし、安心できません。

妊活中、忙しい生活だといつも手の込んだメニューは難しいと思います。
そんなときは手抜きで大丈夫です(^_^)

それから、ご自身で料理をされるときには、
できるだけオーガニックのものを材料に使うようにしましょうね!

私たちの身体は食べた物からできていますから、
食べた物は妊娠力にも、将来の赤ちゃんの体質にも影響しますよ!

食べる物から地の気をたくさん得るには、
手作りの物を食べる以外にも、
旬の物を食べるといいので、
今の時期の野菜なら、フキや筍、ゼンマイ、ワラビ、チンゲンサイ、
春キャベツ、アスパラガス、そら豆、根三つ葉、スナップエンドウなど、
魚なら、さわらやしらす、たいなどを食べるといいですね♪

太陽の光を浴びて、たくましく育ってきた旬の食材です。
美味しいのはもちろん、栄養価もとても高いのですよ。

何か新しいことにチャレンジするのは、
大変だったりしますが、
食事は毎日欠かせないことです。

その食事に旬のものを取り入れつつ、
できるだけ手作りすることを心がけるだけで、
地の気がアップして、より授かりやすくなりますよ!

どの季節でも、身体が喜ぶ新鮮なものを食べて
妊娠力をアップしていきましょうね(^^)


【季節の養生法】春はのびのび妊活を♪(20160304)

2016-03-04 [記事URL]

こんにちは(^^)池田由芽です。

3月に突入し、だんだん気温も上がり、
本格的に春らしくなってきましたね♪

年度末でお仕事が忙しい方も多いですよね!
転勤などでバタバタする方もいらっしゃるかと思います。
人によっては、身も心も落ち着かない季節かもしれませんね。

春と言えば、別れの季節でもありますが、出逢いの季節でもあります。
すべての出逢いに感謝して、
これからまた新たに新鮮な気持ちで妊活に取り組んでいけたらいいですね!

ということで、
今回はそんな春の季節に合った妊活中の過ごし方をお伝えします!
今の季節に合った生活を送ることで
自然のサイクルとうまく身体を合わせることができたら、
今より体質も良くなり、結果も出やすくなりますよ♪

ぜひ、参考になさってくださいね!

春は、東洋医学的には、五行でいう木の気が旺盛になる季節です。
そのため、頭の方に気が集まり過ぎて、
イライラしたり、肩や頚のコリがひどくなって頭痛になったり、、
寝付きが悪い・早朝に途中で起きてしまうなど不眠の症状が出ることも多いです。

気が高ぶり、上の方に停滞していると、
下半身が冷えやすくなったり、
生殖器がある下腹部を含め、全身の血流も悪くなってしまいます。

ですので、木が成長してどんどん空に向かって伸びていくように
のびのびした気持ちでいられるように過ごすことが、
春の妊活を快適に過ごすことにも、
妊娠力を高めるためにも大事なのですよ!

そのためにも、できれば春はゆったりめの服装で過ごしていただくのが
おすすめです!

とはいえ、まだ寒いですし、
春先の服装に切り替えるには早いです。
あまり締め付け過ぎないけど、温かい服装を心がけましょうね。

ちなみに、
「夜は靴下を履いて寝い方がいいのですか?」
とよくご質問をいただきますが、
夜、足が冷たくて寝れない方は靴下を履いて寝ていただいて大丈夫です。
あとは湯たんぽなどの温めグッズを使って
足はしっかりと温めましょう。
足が温めれば、自然と気も下にめぐるので、
より深い睡眠がとれますよ♪

また、夜寝るときにアイマスクをしても、
そのリラックス効果で気のめぐりは良くなります。
パソコン作業や携帯の見過ぎなどで目の疲れがある方は
ホットアイマスクで目の血流を良くしてあげましょう。
当院の治療中でも、ゲストの方には
毎回ホットアイマスクをつけて寝ていただいています。
ぽかぽかしてとても気持ちがいいですよ(*^_^*)

ですが、のぼせがきつい方はホットアイマスクをすると
熱くなって逆に寝られなくなる場合があるので、
注意してくださいね。

実際にゲストの方でも、普段はそんなことないのに、
近頃、気が高ぶって頭痛がある方や、
夜なかなか寝付けないという方がいらっしゃいます。

このように、寝付きが悪くなったり、睡眠の質が下がってしまうと、
妊娠を担当する腎の臓が弱くなるので
妊娠力にも影響してしまいます。

ですので、妊娠力をアップするには、
しっかり質のいい睡眠をとることも大切です。

気が高ぶってなかなか寝付けないときは、
ゆっくり大きく腹式呼吸をしてみましょう。
そしたら、気のめぐりが良くなり、
リラックスして質の良い睡眠がとれますよ♪

それから、
できれば髪の毛を結ばない方がゆったり気もめぐりやすくなります。
髪が長い方で、結ぶ必要がないときは結ばないで
開放的におろしておきましょう。

そして、なんといっても気をめぐらすのにおすすめなのが、運動です!!
妊活中の方のなかでも、運動不足の方は多いです。
そんなに激しい運動はしなくていいので、
ウォーキングを取り入れましょう(^^)
それだけで、気がめぐって身体が温まるだけでなく、
気持ちもスッキリすることが多いですよ(^o^)
目標は一日30分以上です。

あと、気のめぐりが悪くなる原因で多いのが、
ずっと同じ姿勢でいることです。
ずっと同じ姿勢でいると、気のめぐりが悪くなってしまいます。

ですので、ずっとデスクワークでパソコンに向かっていたら、
1時間に1回は伸びをしたり、
一度立ってアキレス腱やふくらはぎを伸ばしたりして、
気をめぐらせてあげましょう。

身体の中でも”首”がつくところはとくに
気のめぐりが滞りやすいので、たまに首をまわしたり、
手首足首をぶらぶらして、動かしてあげるといいですよ。

どうでしょう?
少し意識したら出来そうなことばかりじゃないですか?

いつも考えごとが多くて、
肩に力が入っていませんか?

春は芽吹きの季節です。
のびのび過ごして、体質改善していきましょうね(^^)


【季節の養生法】妊活中には冬に合ったセルフケアを(20160122)

2016-01-22 [記事URL]

こんにちは!はりきゅう師の池田由芽です(^^)
今週は真冬の寒さ到来で、
久しぶりに雪も降りました。
雪、見れましたか?

寒いのは寒いですが、雪が降る姿はきれいなので、
冬ならたまには雪を楽しむのもいいですね♪

それにしても、
やっといつもの冬らしい冬がやって来た感じです。
やっぱり冬には冬らしい冬がやってくる方が安心できますよね。
それが自然のリズムなので、
そう感じてしまうのも当然のことです。

私たちも自然のリズムに合った生活を送ることで、
もともと持っている力を最大限に発揮することができるようになります。

食事、運動、睡眠などの生活習慣を
ちょっと工夫するだけで、
身体はスッキリ軽くなり、健やかになります。
そうなれば、妊娠力は自ずとアップしていきますよ(^^)

ということで、冬こそとくにオススメなのが、”セルフケア”です。
外に出たくないような寒~い日でも
ご自宅でできるセルフケアもご紹介しますので、
よければ試してみてくださいね♪

しっかり体質改善して、
寒さに負けない身体をつくり、
授かりやすい体質を目指しましょう!

★冷え対策で血流改善

冬はなんといっても”冷え”が大敵です。
気が付かないうちに身体が冷え切って、
カタくなっている人も多いです。

足が冷える人は、足湯がオススメです。
約40℃のお湯をバケツに足首がつかるくらいまで入れ、
塩をスプーン一杯分くらい入れて足の芯までぬくもるまで
するといいですよ。
塩を入れることで足がより温まりやすくなります。
お湯が冷めたら、熱いお湯をつぎ足しながら続けましょう。
足が温まると全身が温まりますよ(^o^)

足湯は上に昇っている気を下に下ろしてくれるので、
冷えのぼせや、頭痛がある時にも効果的です。

また、家事の合間や、仕事中にじーっと座っている時には
レッグウォーマーや膝掛けなどで冷え対策を万全にしましょうね。
足の指が冷えてきたと思ったら、
足の指を曲げて開く、グーパーの動きを繰り返して、
足先への血流を良くしましょう。

ゴルフボールを足の裏でコロコロ転がしても、
気持ちよく血流改善できますよ(・∀・)

それと、冷えがある時は、毎日お風呂につかるようにしましょう。
38~40℃くらいのお湯に20~30分つかると、
身体の深いところからじんわり温まって、
夜の睡眠の質も上がりますよ。

★運動でぽかぽか体質に

運動というと、激しい運動が頭に浮かぶかもしれませんが、
妊娠力アップのためには、ゆるやかな運動で十分です。

マラソンや他にも激しい運動を続けると、
逆に体力を消耗することにつながるかもしれませんので、ご注意を。

とくに、冬に大量の汗をかくと、
体力が奪われて、妊娠力にも影響してしまいますので、
ゆったりめの運動にしておきましょうね。

なかでも、ウォーキングは日々の生活に取り入れやすいので
オススメです。
1日20~30分が目安です。
手足を大きく動かすと、いろんな筋肉が使えるので
より代謝も上がってポカポカしやすくなりますよ。
外の気温が寒いと、薄着で行くと逆に冷えてしまいかねません。
ウォーキングをする時には温かい服装で出かけましょうね!

★腹式呼吸で気をめぐらせて妊娠力アップ

お腹から呼吸をすることで、
腹筋が使われ、お腹の中の血流がよくなり、
内臓の働きも良くなります。

呼吸は毎日欠かさず行うことです。
思い出したら、腹式呼吸をしてみるといいでしょう。

鼻から吸って、口から吐く。
吸った空気はおへその下の臍下丹田(さいかたんでん)というところに
届けるイメージで行いましょう。

臍下丹田には、東洋医学では妊娠力を担当する
五臓六腑の腎のパワーが集まっているところです。
それに、子宮そのものがあるところでもあるので、
子宮を元気にするためにも効果的ですよ。

ストレスを感じている時には呼吸が浅くなりがちです。
そんな時はみぞおちの辺りで気が停滞して、
カタくなっていることが多いです。
腹式呼吸をすると、気のめぐりがよくなり、
お腹も気の停滞も改善し、内臓ものびのび働けるようになります。

また、腹式呼吸をするだけで、
妊娠力アップにつながるだけでなく、
ウエストもキュッと引き締まり、
美しいボディラインも目指せますよ♪
今のうちから薄着になるシーズンに向けて準備していきませんか?

★妊活中にぴったりの経絡マッサージ

冬には下半身が冷えるという方は多いです、
そこでオススメなのが、足のマッサージです。

私たちの身体には経絡といって、
それぞれの内臓につながる気血の通り道が全身に通っています。

その気血のめぐりをスムーズにしてあげることで、
お腹の内臓にも気血が十分めぐるようになり、
子宮や卵巣などの生殖器の働きも良くなります。

とくに、妊娠に関係する経絡は足の内側ラインを
左右の内くるぶし→内もも→股関節という順に流れています。
そこをやさしくなでるようにマッサージするだけで、
十分効果があります。
クリームやオイルをつけると、すべりが良くなるので、
やりやすいですよ。
または、衣服の上からでもかまいません。

また、便秘または下痢が多かったり、
食べ過ぎることが多く、消化の働きが弱っている人は、
足のスネの少し外側ラインをマッサージしましょう。
やり方は先ほどと同じです。
足首から股関節までの前側の外側ラインをマッサージすることで、
ここには消化吸収に関係する経絡が流れているので、
消化の働きを良くしてくれますよ!

★ホルモンバランスを良くする睡眠のとり方

質の良い睡眠をとれているかどうかも妊娠力に関わります。
東洋異学で考える腎は、いい質の睡眠をとると元気になります。

ですので、できるだけ早めに寝ることを心がけ、
寝る前に腹式呼吸をすることで睡眠の質を上げましょう。

そのためにも、夜寝る2時間前には晩ご飯を済ませるようにして、
夜はゆっくりお風呂につかって身体がぽかぽかしている状態で、
お布団に入りましょうね。

寝る時はできるだけ真っ暗な部屋で寝て、
朝起きたら朝日を浴びるようにすると、
ホルモンバランスがよくなって、
質のいい睡眠につながりますよ。

できれば、腎の時間(22時~2時)の間に寝るのが理想です。
この時間は成長ホルモンの分泌も盛んな時間でもあります。
成長ホルモンは妊娠にとって大事なホルモンです。

多少のズレは仕方ありませんが、
できるだけ生活リズムを良くできると、
ホルモンバランスにいいですよ♪

冬の寒い時期にはこたつの中で温まると気持ちがいいですよね。
その気持ちもわかります。
ですが、ついつい夜ご飯の後に
そのままこたつでうたた寝してしまって、
生活リズムが崩れてしまわないように気を付けましょうね(^_^;)

いかがでしたか?
毎日の生活の中で負担なく続けられることは
どんどん取り入れてみてくださいね!

やってみたらわかりますが、
身体のために良いことをすると
身体がスッキリ軽くなり、気持ちがいいです。

そのような身体が喜ぶことをすればするほど、
体質は変わっていきます。

他にもセルフケアはいろいろありますが、もし
「このセルフケアって自分の体質に合ったものなのかな?」
と迷った時には、ご自身の身体に耳を傾けてみましょう。
身体が気持ちいいと感じたら合っているということですよ(^_^)/

何か気になることがあれば、
いつでもご相談くださいね♪


【季節の養生法】妊活にオススメ!冬こそお灸(20151211)

2015-12-11 [記事URL]

こんにちは(^^)はりきゅう師の池田由芽です。

もう今年も残すところ一ヶ月を切りました。
思い残すことがないように、これから年末まで
有意義な時間を過ごしましょうね!
まだ時間はありますよ(^^o)

12月にしては温かい日が続いていますね。
それでも寒いのは寒いですよね。

冷え症の方は頑固な冷えと戦っていることと思います!

ですので、今回は寒い冬の季節にぴったりの、
また冷え体質の方にオススメな”お灸”の紹介です。

少し前からお灸がブームになっていますが、
一体どんな効果があるのでしょうか?

お灸をする時に火を使うことから、
温めてくれることは想像がつくかと思いますが、
実は、それ以外にもお灸には妊活中に嬉しい効果がたくさんあるのですよ♪

ぜひ、この冬の妊活にお役立てくださいね(・∀・)

まず、そもそもお灸は何なの?というお話からですが、
お灸にはヨモギからできる艾(もぐさ)を使います。

艾は五臓六腑では、脾・肝・腎に関係します。
ですので、お灸をするとこの3つの臓が元気になるのです。

ココに妊活中に嬉しいポイントがあります!
東洋医学ではこの3つは妊娠に関係するところとされています。
生殖の働きに効くことで有名な三陰交というツボには
この3つの臓の経絡(気の通り道)が交わるので
三陰交という名前だったりします。

それに、お灸は”百種の病邪を治す”と言われ、
あらゆる病に有効です。
不妊には様々な原因があって
体質によっても適切な治療方法は変わりますが、
お灸はほとんどの方に適する治療法となるのです!
実際に当院の治療の中でも、毎回使っていますよ。

また、お灸は不妊や不正出血、下痢や下血、痔、冷えなどに効果があります。
下の病の中でもとくに血に関係することに効果が高いのです。

このように、お灸はお腹を温め、お腹の血流を良くしてくれるため、
子宮や卵巣の血流を良くし、妊娠しやすくするだけでなく、
妊娠後に赤ちゃんが子宮の中ですくすくと育って安定してくれるための
安胎治療にも効果を発揮します。

お腹の冷えを温め、消化の働きを助け、
水分代謝もよくしてくれます。
これから忘年会などで暴飲暴食をしてしまい、
消化の働きが弱る時にもお灸は頼もしい助っ人になりますよ(^_^)/

まだお灸を体験したことがない方は体験してみるとわかりますが、
お灸をすると身体が内側からポカポカ温まります。

今の時期に気を付けたい風邪の原因の多くは、”寒さ”です。
この風邪の原因となる”寒さ”を
東洋医学では”風寒の邪”と言ったりしますが、
お灸は風寒の邪から身体を守ってくれる働きもあるため、
妊活中、そして妊娠後も避けたい風邪の予防にもいいのです。

さらに、金瘡といって切り傷にもお灸は効果が高いので、
過去に帝王切開などでお腹を切開したことがある方は
その傷跡にお灸をすることで、
そこに滞りがちな気のめぐりを良くしてくれます。

気のめぐりが良いと、そこと関係する内蔵が元気になるのですが、
下腹部は子宮にも直結しているため、
下腹部の気がめぐるようにケアすることは大切なんですよ!

また沈痾(ちんあ)といって重病、長い間治らない病気にも
お灸は効くので、もう何年も不妊治療をしているけど
なかなか結果が出ない方にもおすすめです。

では、お灸はどこにしたらいいの?
というのが気になるところですよね。

先ほど、下腹部は子宮と直結しているとお伝えしましたが、
ここに子宮を元気にするおすすめのツボがあります。

それが、関元というツボです。
おへそから親指以外の指4本分下に下がったところです。

ここを押してみたら、
他のところよりぺこっと力がない感じがする方も多いです。

おへその下のエリアは五臓六腑の中で妊娠力を担当する
腎臓のパワーが集まるところです。
ですので、ここにお灸をすることで、
妊娠力そのものをパワーアップできますよ!

 
もし、ツボの取り方がわからなかったり、
より正確なツボの場所を知りたいという方や、
体質に合ったツボを知りたいという方は
いつでも不妊専門の鍼灸師までご相談くださいね(^^)


【季節の食養生】サツマイモが妊活にいい?!(20151030)

2015-10-30 [記事URL]

こんにちは(^^)
はりきゅう師の池田由芽です。

朝晩は寒くなりましたね!
週末はもっと冷え込みそうです。
最低気温は一桁かも?!
という予報ですよ(^◇^;)

ですが、まだ昼間は温かい陽射しに涼しい風が吹いて
気持ちがいいお天気です( ´∀`)
ゆっくりティータイムで
午後のひとときを楽しみたくなりますね♪

そんな時、お茶のお供に甘いものが欲しくなったりしませんか?
妊活中は甘いものはよくないとわかっていても、
「ガマンするのにもう疲れた!」
「甘いものが食べたい・・・」
という時、ありますよね。

今回はそんな時に甘い味で心と食欲を満たしてくれる
妊活にいい食べ物をご紹介しますよ♪

それは今が旬の”さつまいも”です!

さつまいもはデンプンが豊富で、
日々活動するためのエネルギー源としても適しています。

ちなみに、古来の人で
“さつまいもを主食として食べていた人は寿命が長かった”
と日本で最古の薬学書である本草綱目に記載されているんですよ(゚▽゚)

ビタミンCやミネラル、カリウムや食物繊維も多く含まれているので、
栄養価が高く、普段から便秘になりやすい方にもおすすめです。

焼き芋にして食べるだけでも甘くて美味しいですし、
それがシンプル且つポピュラーな食べ方ですよね。
料理で使う時は味噌汁に入れたり、
炒め物にしても歯ごたえがあって美味しいです。

そんなさつまいもの東洋医学的な性質はどうでしょうか?
性質は甘で平。
つまり、味は甘くて身体を冷やしたり温めたりする性質はありません。

さつまいものやさしい甘味が
脾・胃(消化)を健康にして
食べた物からすべての生命活動のもととなる気(エネルギー)を
つくれるようにしてくれます。

また、生命力の根源である腎陰を強くしてくれるので、
妊娠力を助けてくれます。

五臓六腑の中で妊娠力を主に担当する腎臓は
私たちの身体の中では根っこの役割を果たしています。

また、全身にエネルギーを送り、
エンジンのような働きをしているのが腎臓です。

子どもの頃に一度は経験するいも掘り。
“いも堀り”というくらいですから、
当然さつまいもは地面の中に埋まっていますよね。

そう考えると、
さつまいもが根っこの働きを持つ腎臓の力を助けてくれるのも納得ですね(^^)

生殖を担当する腎臓の力と
食べた物から元気をつくる消化の力。

どちらも東洋医学では、
妊娠力を高めるために大事な二本柱となります。

もちろん、体質は一人一人違うので、
そこだけを治療するわけではありませんが、
消化と腎臓の力は私たちが生きていくうえでも、
ピラミッドの底辺のように、土台となるところです。

そして、その両方を一度に補ってくれるのが、
さつまいもなのですよ(^^)

さつまいもを食べることで
食べた物を消化して元気や栄養をつくって全身に送りつつ、
同時に生殖と関係する腎臓の力を底上げしていくことができます。
そうすれば、子宮や卵子、精子が元気になります。
 

昔から焼き芋でお馴染みのさつまいもには、
実は妊活中に嬉しい効能があったんですね(・∀・)

今の時期、おやつの替わりになるおすすめの食材です!

しかも旬の食べ物は、気が豊富なので、
食べるだけで元気になります。
さつまいも以外にも旬のものを食べるだけで養生になりますよ♪
それに旬のものがやっぱり美味しいですよね( ̄▽ ̄)

秋の味覚を楽しみつつ、
妊娠力アップにいい食養生もしていきましょうね(^-^)
食べた物から身体はつくられますよ!


【季節の養生法】秋の妊活はじめませんか?(20150918)

2015-09-18 [記事URL]

こんにちは。
はりきゅう師の池田由芽です(^^)

ここのところ、雨が多いですね!
ですが、雨のたびに気温が下がっていくのが秋らしいですね。

嬉しいことに、シルバーウイークは爽やかな青空が続きそうです♪
どんな予定が待っていますか?
旅行、
近場でちょこちょこ楽しむ、
休みじゃないとできないところの掃除、
いつも通り仕事、
など、いろんな過ごし方がありますね。

お休みの方は、楽しい連休まであともう少しですね(o^^o)

お仕事の方は休日ダイヤに気をつけて無理せずいきましょう(^^)/

*  *  *  *

今回からまた季節の養生法シリーズでお届けします。

季節に合った生活をすることで、心身ともに元気になります。
自然のリズムに合わせた妊活で妊娠力をアップしませんか?
日本ではるか昔から受け継がれてきた東洋医学の知恵を、
ぜひ秋の妊活にお役立てくださいね♪

秋の期間は東洋医学では “容平(ようへい)”といって、
ものの形が定まる季節とされています。
“実りの秋”と言われることも多いですよね(^^)

容平のそれぞれの漢字の意味を調べてみました。

容:いれる。中に物を入れる。かたち。すがた。かたちづくる。
  すがたを整える。ゆるす。受け入れる。ゆとりがあるさま。

平:たいらか。穏やか。やさしい。起伏がないさま。ふだん。何もない普通のとき。

容平の漢字の意味からも想像できるように、
秋には心を落ち着かせて、ゆったりとした気持ちでいることが大切です。

あれもこれもと欲張らず、できなかったことは悔やまないで
過ぎてしまったことは仕方がないと思って気にしないようにしましょう。
それが心を穏やかに保つためのコツですよ(^_^)

そして、秋は早寝早起きの生活リズムを保てるように心がけましょう。
これはどの季節でも言えることですが、
とくに秋を快適に過ごすためには大事なことです。

また、秋の期間は空気が引き締まって澄んでくるように、
すべてのものが収斂(しゅうれん:引き締まる)してきます。

そのため、空気がだんだん冷えてくるので冷えには要注意です。
日中、汗をかいたらすぐにふいて冷えないように気をつけましょう!
冷えや乾燥などが原因で、風邪を引きやすくなるのがこの時期。
手洗いうがいで風邪予防を怠らないようにしてくださいね。

東洋医学的にいうと、秋は五臓六腑の中の”肺”と関係しています。
妊娠力と関係するのは、腎臓のパワーですが、
実は、この腎臓のパワーは肺によって生み出されるという関係があるんです。

ですので、秋に身体を冷やしたり、不摂生をして体調を崩してしまい、
肺が弱ると一緒に腎臓(妊娠力)も弱ってしまいます。

ということは、秋の季節を元気に過ごすことも、
妊活にとっては大事なことなのです!

ちなみに、秋に無理をして体調を崩すと、冬に下痢しやすくなります。
腎臓(妊娠力)と関係する冬の季節を元気に過ごすためにも
秋の養生が鍵となるのですよ~!

また、秋と言えば、”食欲の秋”というくらい、
秋は美味しいものの誘惑がいっぱいです。
気をつけていても、ついつい食べ過ぎてしまうこともあるかもしれません。

もし、食べ過ぎてしまったら、
しばらくは粗食にして、消化に負担のない食事で胃腸を労ってあげましょうね。
胃腸が疲れると免疫力も下がるので、胃腸にやさしい食生活で
これから増えてくる病気の原因となる様々なウイルスなどの外敵から身を守りましょうね!

さらに、東洋医学の陰陽という考え方では、
春夏秋冬の春夏は陽、秋冬は陰の季節にあたります。

ですので何事もアクティブに発散するのではなく、
どちらかというとひかえめに温存するよう、意識しましょうね。

厳しい冬に向けて体力を温存しておくイメージですね(^^)

このような秋に適した生活ができると、
生命力が高まり、妊娠力が上がるだけでなく、
心も安らかになり、長生きできるといわれています。

これから一生、身体のために続けていけることというのも
季節の養生法の魅力ですね(^-^)

秋に合った養生で秋の妊活を快適に過ごしましょうね~♪

次回は万木先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【月経周期ごとの養生法】排卵期(20150626)

2015-06-26 [記事URL]

こんにちは。
はりきゅう師の池田由芽です(^^)

6月も終わろうとしています。
まだジトジトした梅雨は続きそうですが、
梅雨が明ければ夏本番です!

今から規則正しい生活をして
ちゃんと栄養のある食事をして体力をつけ、
夏バテ予防に励みましょうね♪

さて。
最近は続けて【月経周期ごとの養生法】というテーマで
お送りしております。

月経期、卵胞期ときて、今回は”排卵期”です!

この排卵期の悩みを持っている方、
意外と多いんですよね(゜Д゜)

排卵痛は生理痛みたいにメジャーなものでなはないので、
あんまり気にしないようにしているけど、
実は気になっている方、多いのではないでしょうか?

排卵期といえば、数日前からおりものが増えたりしますが、
その症状には個人差があります。
何もない人もいれば、痛みや出血がある人もいますね。

キャッチアップ障害、
排卵障害でお悩みの方も多いです。
多嚢胞性卵巣があって排卵しにくい方もいますね。
ストレスがあると排卵が起こらなかったりすることも
けっこうあります(>_<)

今回は、そんな排卵期にいい過ごし方を
東洋医学的なお話もふまえて、ご紹介しますね(^^)

毎月およそ1000個もの卵子が卵巣から供給され、
そのうちのたったひとつが発育し、排卵します。
そう考えると、毎月排卵する卵は
ものすごい確率で選ばれた卵なんですね!!

この排卵を東洋医学的にはどう考えるでしょうか?

東洋医学的には排卵するときに、
卵巣に陰気を集めて収斂(しゅうれん:収縮)させた後に
発散の力(一陽)で勢いよく飛び出すと考えます。

この時、卵巣に陰気を集めて収斂するときが
内向きの陰の力になります。
これを担当するのは五臓六腑の"腎"の力です。

そして、勢いよく排卵させるための力を一陽といったりしますが、
この勢いよく発散するための力は"肝"が担当します。

陰陽のお話で"陰が極まったら陽になる"という法則があります。

今回の話で言うと、
物は凝縮(=陰)すればするほど高熱化していく→陰から陽に転じる→排卵
という流れです。

バネを想像してみてください。
グーっと収縮させてはなすと、勢いよく跳ねますよね!

そんなイメージです。

バネが跳ねるためには一度、縮めないといけません(=陰の働き)。
でもそこから跳ねるためには勢いもいります(=一陽)!

この働きを助けて、排卵をうまく助けるためには
腎と肝の両方にいい生活をすればいいのです。

しっかり睡眠をとって腎を助けることが大切です。
夜(陰)の時間に、できるだけ早く寝るということもポイントですよ。

肝を伸び伸びさせて"発散"の力を助けるためには
気のめぐりがよくなるように
リラックスして、ストレスをためないことが一番です。
好きなことに熱中したり、ヨガやストレッチもオススメですよ。
ウォーキングなどの運動で身体を動かすのも効果的です。
ただし、がんばり過ぎにには注意してくださいね!

排卵期は本来女性にとって一番魅力的な自分になれるとき♪
肩の力を抜いて、楽しめる時間も増えたら、
輝きももっと増します(*^^*)

快適な排卵期を過ごすためにぜひ参考にしてみてくださいね~!

では、次回は万木祥太郎先生です。
お楽しみに♪


【月経周期ごとの養生法】卵胞期(20150515)

2015-05-15 [記事URL]

こんにちは!
はりきゅう師の池田由芽です(^^)

台風が過ぎ、夏日が夏を感じさせる今日この頃です。
そろそろ夏モードに切り替えていってもよさそうですね!

冷え症の方には嬉しい季節ですね(^-^)
でも最近の夏は長いし、暑すぎるのでバテてしまう方も
多いですよね(^_^;)

でも、今はまだ風が吹くと気持ちいいくらいです。
気候がいいと、休日のレジャーの選択肢が広がって
嬉しいですね!

・子宝神社に行ってお参り
・パワースポットに行ってパワーをもらう
・山登りで運動不足解消
・きれいな海を見にドライブ などなど
計画するだけでも楽しいですね♪

さて。
前回から【月経周期ごとの養生法】というテーマで
お送りしております。

前回は”月経期”でした。
今回はそれに引き続き第二弾!”卵胞期”です。

ぜひ、お子さんを授かりやすくなるための
体質改善にお役立てくださいね!

* * * * * * * 

卵胞期とは、月経が終わってから排卵までの期間をいいます。
体温でいうと、低温期に当たります。

この時期には生理前にあった
肌トラブルや、便秘やむくみなどの不調がなくなり、
体調はよくなります♪

それは、卵胞期にはホルモンの分泌が活発になり、
代謝も上がるからです。

ホルモンの分泌が活発になるので、
フェロモン溢れる魅力的な女性になれるときなのですよ(^o^)
そのうえ代謝も上がるので、ダイエットにも最適の時期です!

卵胞期には卵巣内で数個~数十個の卵胞が成長しますが、
そのうち、成熟できる卵胞はたったのひとつです。

一方、子宮では卵胞から分泌されるエストロゲンの働きにより
内膜が厚くなり、卵を迎えるための準備に入ります。

卵胞期は質の良い卵を育てるために大事な時期なので、
しっかり運動して、血のめぐりを良くすることで、
子宮や卵巣にたっぷり栄養、酸素、ホルモンを送れるように
していきましょうね。

子宮や卵巣に送るための栄養バランスのとれた、
血を補える食事を心がけましょうね!

血をつくるための食事は前回の記事、
『【月経周期ごとの養生法】月経期』

http://www.funinchiryou.net/mag2/20150403.html

を参考にしてみてくださいね(^^)

さらに、卵が育つのは夜の時間と言われています。
それに、東洋医学的に考えても卵の成長や子宮と関係するのが
五臓六腑の”腎”の働きです。

腎は夜に良質な睡眠をとることで、元気になります。
夜更かしが多い方でもできるだけ、日付けが変わる前には寝て、
卵の成長を助けましょうね!

夜にしっかりお風呂につかることも
睡眠の質を良くするのに効果的です。

お仕事が忙かったり、ストレスがたまっていると、
どうしても交感神経が高ぶり
寝付けなかったり、眠りが浅くなってしまったり、
早朝に起きたり、といった不眠の症状につながります。

そんな時には、ゆったりとお風呂につかることで
心底リラックスできると、自然と副交感神経優位になって
より深い睡眠がとれますよ(´▽`)

私も毎日好きな音楽をかけてお風呂にゆっくりつかりながら
足のマッサージをしていますが、
睡眠の質、いいですよ~!

また、昼間の運動は全身の血のめぐりをよくし、
代謝を上げるだけでなく、
夜の睡眠の質も良くしてくれるので、
ゆったりとした適度な運動を30分~1時間できるのが
理想的ですね(・∀・)

最後に、これは卵胞期に限ってのことではありませんが、
調子がいい時期だからと行って過信はNGです。
無理をした分、あとからツケがやってきます(>_<)

ご自身の周期(状態)に合わせて、身体にやさしい生活を送ることで、
あなたの身体はきっと素直に答えてくれるはずです。
身体は正直ですから。

その変化は体質の変化となって現われますが、
そのスピードは人それぞれです。

体質が変わり、そして良い結果が出ることを信じて待ってあげるのも
大切なことです。

いつ夢がかなっても大丈夫なように
しっかり体質改善に取り組んで
心と身体の準備をしていきましょうね!

それでは今回はこのへんで(^^)

次回の担当は万木先生です。
お楽しみに~(^-^)


【月経周期ごとの養生法】月経期(20150403)

2015-04-03 [記事URL]

こんにちは!はりきゅう師の池田由芽です(^^)

4月に突入しました。
街で新社会人のみなさん、初々しい学生さんを見かけます。
春を迎え新しくなった街の空気を感じるだけで
なんだかそわそわしますよね。

生活や職場の環境が変わる方もいらっしゃると思います。
慣れない環境だと、意識はしていなくても
緊張によって身体はかたくなり、気の停滞につながります。

肩や頚がこるな~
やたらと背中がこわばるな~
という時はしっかりお風呂につかって
一日の疲れを癒してあげましょうね(^-^)

ただ、お昼間は気温も上がるこの時期、
身体に熱がこもりがちな人もいます。
顔や上半身がほてりやすい時は長風呂はさけて、
運動して余分な熱を発散してあげましょうね!

東洋医学的には春は”発散”の季節。
冬のうちにため込んだエネルギーを発散すれば好調になります。

そのためには”気のめぐり”がポイントです。
リラックスしたり、気分転換したり、
お気に入りの癒しグッズを使って、慌ただしい春を
心穏やかに過ごしましょうね~(^^)
目が疲れやすい人ならアイマスクなんかもおすすめですよ?(*^^*)

さて。
いつも【季節の養生法】というテーマでさせていただいていますが、
今回はいつもと少し雰囲気を変えて
【月経周期ごとの養生法】というテーマでお届けします。

それぞれの月経周期ごとに合った過ごし方をお話します。
今回は第一弾ということで、”月経期”です。

これからしばらくこのテーマでお届けしていきますので、
ぜひ妊活に役立てていただければと思います!

* * * * * * *

女性には、月経があります。
東洋医学では女性が月、男性が太陽という考え方があります。
月ごとに経常的におこるということで”月経”です。
女性の身体にとって大切なサイクルで、
健康な人なら、月経は満月と同じサイクルでやってきます。

1年→春夏秋冬、12ヶ月、
1日→朝昼晩、24時間、
など、私たちの身体は自然のサイクルと共に生きています。

月経の周期は個人差がありますが、26日~35日くらいです。
周期はもちろん人それぞれ違います。
この範囲内であれば、早くても遅くても大丈夫です。
それも個性のひとつととらえましょう。

「今度こそ!」と期待したのに月経がきたら、落ち込んでしまうと思います。
それもそうですよね。
月に一度のチャンスのためにこれまで
がんばってきたのですから、ショックを受けないわけがありません。
ときには、月経をにくんでしまうこともあるかもしれません。

でも、月経があるからこそ、次に妊娠できるようになるのです。
ずっと月経が来なくて困っている人も実際います。
実は月経は感謝すべきことなんですね。
次に向かえるチャンスだと思って、受け止められたらいいですね。

その周期の長さの変化や、周期ごとに変わる心身の変化は
個人差がありますが、私たちの身体の調子を伝えてくれます。
また、経血の状態からも身体のいろんなことがわかります。

月経にはホルモンバランスなど、いろんな要素が関わります。
それぞれの周期ごとに合った過ごし方をすることで、
快適に過ごせるだけでなく、
それが身体の内側にも働いて、ホルモンバランスもよくなり、
月経周期が安定し、周期ごとの症状も改善していきます。

“自分の身体の状態に合わせたケア”をすることは
体質改善にとって、とても大事なことですよ。

自分の身体から発信されるメッセージをきちんと受け止めて
月経周期に合わせた快適な妊活を送りましょう♪

ということで、
今回は”月経期”の過ごし方についてです(^^)

~月経期~

この時期には身体の中のいらないものをデトックスする時期です。

冷えやすい時期でもあります。
とくに手足などの末端の冷えに注意して過ごしましょうね。

経血の中に血の塊がある人は血のめぐりがよくないサインです。
サラサラ血液を目指し、スムーズにめぐらせるために
冷えや食生活の改善に努めましょう!
甘い物、脂っぽいものに注意です。

また、疲れやすい時期でもあるので、
いつもより多めに休養をとるように心がけましょう。

なので、この時期の運動は無理せず、
ゆったりペースでしてくださいね!
東洋医学では筋は血を消耗すると考えるので、
あまり激しい運動すると過剰に血を消耗してしまいますよ。

また、目を酷使しても同じように血を消耗してしまうので、
PC作業のやり過ぎや、夜のスマホは控えめにするといいですよ。

というのも、夜は血を養う時間であり、血を消耗しやすい時間なのです。
なので、夜更かしはせず夜はしっかり休みましょうね!

貧血気味の人、経血の量が多い人はとくに
赤い色の食べ物、黒っぽい食べ物を多めに食べて血を補いましょう!
かつお、鮭、プルーンやレーズン、黒ごま、ひじき、
にんじん、ほうれん草、小松菜などがおすすめです。

女性は月経により定期的に出血があるので、
周期に関係なく、こういった鉄分豊富なものをとるようにしましょうね!

子宮にふかふかのベッドを準備し、質の良い卵を育てるためにも
卵の栄養となり、ホルモンの運び屋となる血を
しっかり確保しなくてはなりませんよ~!

妊娠後も、血は赤ちゃんの成長のためにかかせません。
今のうちからしっかり補っておきましょうね!

こういったことに意識して快適な妊活を送りましょう♪

次回の担当は、万木祥太郎先生です!
お楽しみに(^^)


【季節の養生法】春の妊活に切り替えを!(20150206)

2015-02-06 [記事URL]

こんにちは!
池田由芽です(^^)

2月4日は立春ということで、
とうとう暦のうえでは春がやって来ました!

だんだんと朝日が昇るのも早くなり、
夕方の明るい時間も長くなっています。

実感として感じる春は
気温的にももう少し先になりそうですが、
よくよく観察していると”春らしさ”は
自然の中で感じられますよ(^-^)

人間も自然の一部です。
他の生き物と同じように、
自然に即した生活をすることで、
本領発揮できる生き物です。

東洋医学による未妊治療では
心身のパフォーマンスを最大限に引き出し、体質を改善することによって、
妊娠しやすい身体づくりをしていくことが妊活において一番大切だと考えています。

そのためにも、今回は春にちなんで、
自然に即した春の妊活をお伝えしていきますよ!

春は旧暦でいう、1~3月のことをいいます。
今の新暦でいうと、大体2~4月にあたります。

素問(東洋医学で最古の医学書)の四気調神大論には、
季節の変化に対応して、身体を合わせることで
生命力を高めましょうという内容が書かれています。

その中に、
春は”発陳(はっちん)”とあります。
発=啓く(ひらく)
陳=故い(ふるい)
なので、”古い命が開いて発する”という意味になります。

春は「生」の働きがあり、陽気が上昇する季節です。
新芽が出て、古い命から新しい命が生まれる時で
「待ってました!」
と言わんばかりに、万物が伸び伸びと生命力を奮い立たせる季節です。

また素問に春は、”賞して罰することなかれ”とあります。

つまり、人の過ちを罰したり、
たとえ相手が悪くても非難したりせず、
平常心を保とうということです。

人を非難したり、罰したりする時には
自分の心が苦しくなります。
そうなると、心が乱れて病気のもとになってしまうのです。

それでなくても、春は肝気が高ぶり、
イライラしやすい季節なので、
ご夫婦が平和に過ごすためにも
このことをしっかり心がけたいですね。

イライラとお伝えしましたが、
春は五臓の中では”肝”にあたります。

肝はストレスに弱く、
肝の異常があるとイライラしたり、情緒不安定になったり、
不眠になったりします。

また、肝は生殖や血、自律神経、目、筋肉とも関係しているので、
妊活中はとくに春の養生もしっかりしていきたいですね!

ということで、
春はできるだけ、キチキチしない方がいいんです。
髪はくくらず、服装はタイトではなくゆるめで、
心も身体も伸び伸び過ごして
全身の気をめぐらせるようにするのが一番です(・∀・)

春は活動的に、そして和やかに過ごすといいいので
欲張らずに自然と湧いてくる春の陽気に身をまかせて
お気に入りの帽子をかぶってお散歩にでも出かけると
最適な春の養生になりますよ♪
3月頃からはぼちぼち紫外線も気になる頃ですよね!

とくに、冬の間に無理をしてしまったり、
美味しいご馳走を食べ過ぎたり、睡眠不足や冷えなど、
不摂生があった方はこの春にツケがやってきます。

身体にいらないものが溜まっているせいで花粉症になったり、
湿疹などの皮膚症状になって出てくることもあります。
また筋肉に力が入らなくなり、だるくなることもありますよ。

そんな時こそ春の養生で挽回しましょう!
春に不摂生があった時は夏の冷え症になりやすくなります(*_*)

反対に、春にしっかり季節に合った養生ができれば、
夏は快適に過ごせますよ♪

前の季節も養生が次の季節の体調のベースをつくります。
料理でも下ごしらえ、お化粧でも下地が大事なのと同じように、
養生も前の季節から継続していくことが大切です。

「いつ授かっても大丈夫」
と言えるように、季節に合った養生をして、
生命力=妊娠力を高めて
しっかりお迎えの準備をしていきましょうね!

次回は万木祥太郎先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【季節の養生法】秋の妊活でしたいこと(20141017)

2014-10-17 [記事URL]

こんにちは!
池田由芽です(^^)

台風が過ぎてから空気が変わり、
一気に気温が下がりましたね。

布団にくるまって寝ているのが気持ちよくて
なかなか布団から出られない人も多いのではないでしょうか(^o^)
私もそのうちの一人です。
アラームをセットしなくては!ですね。

木の葉の色が変わってきた様子が
秋の気配を漂わせています。
お昼間は日向ぼっこが気持ちがいい季節ですね♪

優しい日の光を浴びて、
気持ちよく寝ている猫の姿が頭に浮かびます。

紅葉も北海道では見頃を迎えています。
紅葉がきれいな京都の今年の見頃は
11月中旬から下旬だそうですよ!

せっかくなので、日本の秋を堪能するべく、
今からぼちぼち紅葉ツアーを計画してみませんか?
楽しみが増えてきっとワクワクしますよ(^^)

秋のお出かけは天気もそんなに崩れないですし、
快適ですよね(・∀・)

でも実はそこに落とし穴があります!!

春のお花見の時にも同じ落とし穴があるのですが、
いざ出かけてみると意外と寒いことが多いのです。

アクティブに動いているのなら、
そんなに気にならないのですが、
外でじーっとしているとけっこう冷えます(^_^;)

この時期、お出かけして、
「しまった、薄着で来てしまったな~」
という経験がありませんか?
そして風邪を引き、そのままズルズル続く・・・
というパターンが多いです。

今日はそんな今の時期陥りやすい体調不良にならないためのお話です。
体調を崩してしまったら、免疫力も落ちるため、
自然と妊娠力も落ちてしまいます。

何らかの原因で体調不調になった時の身体は
不調になった身体を
回復するためのエネルギー供給が最優先になり、
生殖への力はどうしても優先順位が低くなるので、
その結果、妊娠力が落ちてしまいます(*_*)

そうならないためにも、
体調管理が難しい今だからこそ、
しっかり自分の体質に合った養生をして
元気にこの秋を過ごしましょうね~!

ということで、
まず一番に注意したいのが、体温調節です。

今では「温活しましょう」というフレーズがお決まりになっていて
“とにかく温めたらいい”という認識を持っている人が
多いように感じます。

ですが、急激に冷え込んだからといってモコモコに着込みすぎて
逆に身体の中で熱がこもってしまう人もいます(゜Д゜)
そんな場合は、熱をこもらせない、
その人にとって快適に感じる服装が一番です。

他にも、下半身は冷えるけど、
上半身はほてって汗だくという人もいます。
ここまではいかなくても、
自律神経の不調から似たような状態になる人は多いです。

この場合は、下半身を重点的に温め、
上半身、とくに首元は熱がこもらないように、
少しスッキリしておくぐらいがちょうどいいのです。

今の時期は一日の気温差が10度くらい普通にあります。
そんな日にお昼間も朝晩と同じくらい着込んでは
暑くて汗だくなってしまって当然です。

厚着か薄着のどちらか極端になるのではなく、
調節しやすい服装を心がけ、
めんどくさがらずにこまめに自分の快適温度に合わせて
調節にしていくことが
この時期を健やかに乗り切るには欠かせないことですよ。

レッグウォーマーやアウターなどもたくさん種類があり、
昔に比べたら便利グッズもどんどん増えています♪

そんな便利グッズをとり入れて自分の体質に合った
オリジナルの妊活を送りたいですね!

そして、免疫力を高めて体調不良になりにくい身体をつくり、
妊娠力をキープ、向上するためには
自然に合った生活をすることも大事です。
季節の変わり目で不調が出やすい今の時期だからこそ、
改めて気を付けたいことですね!

ヒトも自然の一部なので、
自然に合った生活をするのが
いい身体、つまり妊娠しやすい身体づくりへの
一番の近道です。

自然のサイクルとは逆に、
夜更かしや深夜遅くまでの残業であったり、
昼夜逆転の生活はもちろんよくありません。
早寝早起きのリズムを定着できたら、
それだけで体質はいい方向に変わってきますよ!

また、自然のサイクルでは、
昼は活動的に、夜は静かに過ごすというのが
自然に合った過ごし方です。

今では一日中屋内にいて日の光を浴びないことも
珍しくなくなっています。
これも自然と調和するためにはよくありません。

昔の人は農業中心だったため、
よく動き、よく日の光も浴びていました。

それに加えて植物の場合は
日の光と、空気中の二酸化炭素、
そして根から吸い上げた水を使って、
植物に必要な栄養分と酸素を作り出しています。

それだけ、日の光には”生み出す”力があるのです。

なので、いつも身近にある”日の光”も意識してみましょうね♪
日の光を浴びると気持ちも穏やかになります(*^_^*)
ちなみに浴びるなら朝がオススメですよ!

こういった、自然に合わせた生活を心がけてみると、
自然と元気になってきます。
この身体の内からみなぎるエネルギーこそが、
妊娠力を高めるためには大切なのです。

自分の体質に合った養生をして、
そして自然のサイクルに合った、
自然をたくさん感じる妊活を送りましょう(^_^)

次は万木先生の担当です(^^)
どうぞ、お楽しみに~!


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