冷え最終回(20090108)

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冷え最終回(20090108)

2009-02-17

新年あけましておめでとうございます。
はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
本年もどうぞよろしくお願いいたします。 m(__)m

一週お休みをいただきました。
お正月をご自宅でゆったり過ごされましたでしょうか。
ちょっとお正月気分も薄れてきてしまいましたけれども。
今年もステキな年にするために役立つ情報をお届けしていきましょう。
今年はぜひ、”夫婦の年”にしましょう! というお話です。

前回、過度のストレスは冷えの原因にもなりますよ、というお話をしました。
人はさまざまな悩みや不安、心配の種に囲まれて生活しています。
なかには「一晩寝たら忘れる」という奇特な方もいらっしゃいますが、
仕事上のトラブル、職場、家族、親戚、友人知人ご近所などの人間関係、
そして不妊治療自体がストレスの原因になることが多いです。

一時的なストレスなら時間が経てば心身ともに元通りの健康を取り戻すことができます。

ですが、長い期間溜め込んだストレスは身体だけではなく、心の状態にも影響を及ぼすのです。
それが”心の冷え”です。

まだ不妊治療を始めたばっかりのときは「がんばろう!」という気持ちも
大きく、何事も前向きに取り組むことができます。
それが1年過ぎるとどうでしょう?
タイミングをはかっても、毎月人工授精にトライしても、生理がやってきて
落胆し、落ち込み、悲しくて涙が出てくる、という方が出てきます。

体外受精も、一回目はまあお試しの気分で、結果が出なくてもわりと気楽
なんですが、2度目、3度目、と失敗が続くうちに気持ちが荒れてきます。
受精はしても着床できないという方は尚更ですね。

こういうときは、不妊治療をいったんお休みされることをおすすめします。

心が冷えてしまってたら、いくら高度生殖医療を受けてもよい結果は望めません。
焦る気持ちはわかりますが、だからいっそう、「急がば回れ」なんですね。

不妊治療は女性の身体に負担をかけます。
これだけ辛い治療に耐えてるのに! という女性に対して、男性の意識との
ギャップがかなり大きくなっています。

お二人のお子さんのことなのに、女性だけが痛い・苦しい思いをし、
それを訴えると、「だったらもう止めようか」という男性。
夫も妻の身体を気づかってのことだと思います。
ですが、妻としては、そんな簡単に止められるものではないんですよね。

ご夫婦でのコミュニケーションをもっと密にする必要がありますね。
妻が何を求めているのか、夫はもっと深く理解しなければいけないでしょう。
そして、妻も、夫の協力がもっと得られるような歩み寄りが必要でしょう。
当然男性は女性になれないのですから、夫がわからないなりにも
あなたを理解しようと努めているのなら、その努力を受け止めましょう。
お互いに寄り添う気持ちを持たなければ、不妊治療が原因で離婚、
なんて悲劇にも発展してしまうことがあります。

赤ちゃんをお腹に宿し、育んで、そして産むのは女性です。
男性は、産んでもらう性です。
役割分担がありますので、そのなかでどうお互いを思いやって
ともに妊娠・出産、そしてその後の育児という事業に携わっていけるか、
これを真剣に考えていただかなくてはいけませんね。

夫が話をきいてくれない、もしくは話をする時間がない、
ということが、どれだけ女性を孤立させ、心を冷やしてしまうか、
将来のお父さんはもっと敏感にならなくてはいけないでしょう。

女性は心が冷えると身体も冷えてしまうのです。
それが、ご夫婦のコミュニケーションのおかげで回避できれば
こんなにすばらしいことはありませんね♪
照れくさいかもしれませんが、男性のみなさん、
妻に「温かい言葉」をかけてますか?
「ありがとう」って言ってますか?

これは不妊治療に限ったことではないかもしれませんが、
ご夫婦がお互いを理解し、思いやり、感謝する気持ちがあれば、
どんなことがあってもお二人で乗り越えていけますね。

そんなステキなご夫婦を診させていただくと、なんだかホッとします。
いいお父さん・お母さんになって、子どもさんも幸せだろうなあって想像できます。
だからこそ、ぜひお子さんを授かってほしいなって思います。

不妊治療もご夫婦の協力で、もっともっと強い絆を築くチャンスとなります。
その絆で、心身ともに温かく、ふんわりとした身体をつくって
妊娠力をつけましょうね!

2009年は”ご夫婦の年”にしましょう♪

これで『冷え』特集はおしまいです。
次回は冬の食材についてお話しましょう。
お楽しみに。

お休み中、ご馳走の食べすぎだった方も多いのではないでしょうか。
軽い運動をぜひ取り入れてくださいね。
それでは、また次回お会いしましょう。



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