漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20090402)

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漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20090402)

2009-04-04

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
新年度に入りました。
馬場聖鍼堂もリニューアル・オープンしましたよ!
はりきっていきます!!

今日はアサリについてのお話ですね。
“アサリ”の語源は「漁る」だそうです。
貝類のなかでも馴染み深いほうですよね。
日本では弥生時代の貝塚から殻が発見されているくらい、
食用としてかなり古い歴史があります。
4センチほどの二枚貝で、海岸の浅くて塩分の薄い砂の中にいます。
潮干狩りで”収穫”するのはこの貝がほとんどですね(^^)
でも本来は沖のほうに住んでいる薄くて平べったいもののほうがおいしいんですって!
時期的には春頃が一番旨味も増しておいしく、夏場は中毒が心配になり、
冬場はやせておいしくないんだそうですよ。

栄養価ですが、かなり優秀な食材ですよ。
まず、鉄分とビタミンB12が豊富です。
鉄分は佃煮にすると生より3倍以上増えるそうなので、アサリの佃煮を
常備しておきたいですね。
そして、ビタミンB12は葉酸とともに血液中のヘモグロビンの合成を助けます。
ですから、貧血気味の方には非常に有効です。
神経の働きを正常に保つ機能があるそうで、不足すると手足がしびれることがあるようです。
これは貝類のなかでも最高の含有率ですよ。
鉄分やVB12は水に溶けやすいため、調理したらそのスープまで一緒にいただくのが
ポイントです。

旨味成分のコハク酸も豊富です。
昔習った「クエン酸回路」を構成する化合物ですね。
これは糖の代謝に関わりますよ。
新陳代謝をよくする働きです。

他にもタウリンというアミノ酸も多いのですが、これは血圧を正常に保ち、
肝臓の機能を促進します。
コレステロールを排出させる働きもありますし、二日酔いの予防にも!

まず、性質は微寒。
臓腑では、肺、胃、脾、腎に入ります。
五味としては、カン、つまりしおからみ、です。

潤し、降ろす作用がありますので、”陰虚”体質の方には最適です。

効能として、
潤五臓止消渇といって、五臓を潤わせて補養し、糖尿病に効果があります。
清熱化痰止咳は、身体にこもった余分な熱をさまし、痰の多い咳を鎮めます。
制酸止痛、胃酸を中和して胃の痛みや胸やけを緩和します。
ほかにも、湿疹ややけどにもよいそうです。

胃腸が弱い方、冷え症の方は控えめにするといいでしょう。

糖尿病や甲状腺機能低下症の方は常食されるといいようです。

漢方ではアサリの殻も生薬として効能があるとされていますので、
やはり殻のエキスも摂取できるよう、殻つきのまま汁物にするのが一番いいですね。

調理の前には砂をはかせましょう。
3%ぐらいの塩水に2時間ほどつけておくだけです。

貧血が気になる女性の見方であるアサリ、一番おいしい時期にたっぷりいただきましょうね。

さて次回は意外に春が旬の野菜、セロリをとりあげますよ。
ちょっと注意が必要だったりもします。
どうぞお楽しみに!

また次回お会いしましょう。



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