【妊娠力アップのためのライフスタイル】肩凝りにご注意を!(20111229)

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【妊娠力アップのためのライフスタイル】肩凝りにご注意を!(20111229)

2011-12-29

こんにちは。鍼灸師の石原幸です。
今年の春以来、久々の登場です。
以前は経絡ヨガをテーマにお送りしていました。
今回からは新しく「妊娠力アップのためのライフスタイル」
と題してメルマガをお届けしたいと思います。

妊娠に関する様々な情報が手に入りやすい時代ですから
日々余念なく努力されている事は沢山あると思います。
そこにプラスアルファとして私の鍼灸師やアロマセラピストとしての経験や
自分自身の妊娠・出産を通して感じた事を役立つ情報として
お伝えできたらと思います。どうぞよろしくお願いします。

さて、寒い冬。いかがお過ごしでしょうか。
いきなりですが、肩凝ってませんか?
肩凝りの原因の多くは姿勢不良や加重などによる筋肉の疲労
運動不足や冷えによる血行不良など。
この時期は冷えや運動不足、厚着などによって増長されがちですね。
誰しも一度は経験があるのではないでしょうか?

その他にもかみ合わせや眼精疲労、内臓疾患、婦人科疾患
ストレスなどなど・・・ 実に様々な原因があります。

基本的な対策として、正しい姿勢や充分な運動
長時間の同姿勢や冷えの解消が考えられます。
それでも改善しない様でしたら
その他の原因を探っていくというパターンをたどる事と
思います。筋肉・血行へのアプローチとして鍼灸治療も王道ですね。

前置きが長くなりましたが
当院は東洋医学をベースとした不妊専門治療院です。
肩凝りが主訴としていらっしゃる方はいらっしゃいませんが
未妊の方で肩凝りの訴えがある方は結構いらっしゃいます。
そしてもちろん肩凝りの治療もしていますが、東洋医学的に
もっと掘り下げてその原因を見ていく必要のある方が大勢いるのです。
(肩凝りの原因となる器質的な婦人科疾患ー子宮や卵巣の病気
のケースは除いてお話させていただきます)

東洋医学的に診ると、血や血に含まれる水の不足、
腎臓の弱りといった原因が考えられます。
血や腎臓は妊娠にとって、とても重要な要素です。
そこに問題があると未妊の原因にもなりうるのです。

血の不足は血色の悪さや肌荒れなどに表れ
腎の弱りは眩暈や火照り、だるさや腰痛などにも表れます。

また、意外と多いのが「食滞」からくる肩凝りです。
食滞とは食べたものが上手く消化吸収出来ずに
溜まっている状態のことで、暴飲暴食や不規則な食生活、
胃に負担の大きい脂っこい物などの摂取に
よって起こります。大便が硬かったり
逆に下痢気味になったりと便通にトラブルが見られがちです。

一見妊娠とは無関係に思われますが
食物を消化吸収して栄養に変えていく大切な部分に
滞りがあっては、体質改善が期待できないのです。
東洋思想の五行説(木火土金水)で
消化にあたる胃や脾臓は五臓六腑の中では「土」に当ります。
万物を養い育てる「土」の部分が脆弱だと
他の臓器を養うことはできません。
未妊の治療においてもまずは身体の土台である消化の部分を
しっかり調えることからはじめるケースも多いです。

妊娠とは何の関わりもなさそうに思える肩凝りですが
身体全体を診てみると深く関わっていて
切り離せない事も多々もあるのです。
当院でも「妊娠のための体質改善に通っていたら、いつの間にか
肩凝りがなくなっていた」という方は本当によくいらっしゃいます。
逆に肩凝りの解消が体質改善につながるという事も言えますね。

みんなが持っている症状だからとタカをくくらずに
是非改善を目指してみましょう。
妊活中の皆さんにとってそれは決して面倒で遠回りな事ではありません。
べビ待ちの期間を楽に快適に過ごす事も大切です。

ご自分では判断がつかずお悩みの方は一度専門家に相談してみることをお薦めします。

次回は近藤琉水先生が食養生についてお届けします。
どうぞお楽しみに!



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