夏の味覚-あぼかど No.2(20100715)

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夏の味覚-あぼかど No.2(20100715)

2010-07-15

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
夜中から激しい雨が降りましたが、みなさんのところはいかがでしたか?
梅雨明けももうすぐです。たぶん(^_^;)

今日はアボカドについて、後半をお届けします。

女性にとってうれしい成分が豊富なアボカドを、今度は東洋医学的に見ていきましょう。

アメリカ産のアボカドですが、中国では油梨と呼ばれています。
脂質が多いからですね。

性質は平、つまり寒熱の偏りはありません。
潤、降作用があります。
まさしく、潤いのモトなのですね!
臓腑では胃、肺に入ります。
五味では甘味に入ります。

東洋医学的な効能としては、
潤腸通便、つまり腸の粘膜を潤わせて、便通をよくします。
補中益気、適量を食べると、胃腸の働きを助け、気を高めてくれます。
あと、美顔なんてのもあります(^^♪

体質的には、潤す作用が強いので、陰虚体質の方が一番向いています。
降作用は、血圧が高かったり、いつも微熱があったり、肝気が上っているタイプ向きです。

逆に、冷え症だったり、消化の力が衰えている方は控えめに。
アボカドは熱帯、亜熱帯地方の植物なので、陰性が強く、身体を冷やしてしまいます。
そして、脂質が多いために消化に負担がかかるのです。
栄養をつけるためにたくさん食べると逆に消化不良になってしまいます。
もともと消化不良ぎみの方はやめておいたほうがよさそうです。

さて、おいしい食べ方ですが、本場メキシコではグワカモーレといって、
ディップのような形で食べるのが普通ですね。
柔らかいものを使えばちょっと混ぜただけでクリーム状になります。
タマネギやトマトのみじん切りを混ぜます。
濃厚でおいしいですよ。パーティ向けの一品ですか。

でも意外と和風も合うのです。
簡単に、わさび醤油がサッパリいただけて、いいですね。
まぐろとの相性がよく、角切りの切り身とアボカドを、これまたわさび醤油であえます。
丼にしてもいいですね。
私はわさびに飽きたらお醤油とちょっとゴマ油を香りづけに入れてみます。
いつもだと苦しいですが、たまにはいけますよ(^^)
おかか和えもあっさりいけます。
逆輸入のカリフォルニア・ロールが人気ですが、巻き寿司の具に欠かせません。

他には、豆乳とあわせてスープにしたり(ドリンクでも)、パスタソースにもなります。
サラダに使いやすいですが、マヨネーズと合わせるのが手っ取り早くて
おいしいとはいえ、ちょっと油が多すぎるような気もしますね。

陰虚で身体が熱っぽく、お肌が乾燥がちの方、便秘の方、
ぜひ一度試してみてくださいね!

次回は、石原幸先生の経絡ヨガです。
どうぞお楽しみに!



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