春の味覚-しゅんぎく(20100408)

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春の味覚-しゅんぎく(20100408)

2010-02-20

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
まだまだ寒い時期は続きますが、暦は春に入っています。
ちょっと気が早いのですが、今日は春の味覚をお届けします。

冬のお鍋にも活躍したシュンギク(春菊)、実は旬は冬から早春にかけてです。
関西では菊菜と呼ばれることが多いのですが、葉が菊に似ているからですね。
独特の香りが苦手という人も多い葉野菜ですが、栄養面で非常に優れていますから、
敬遠せずに是非食べていただきたいですね。

原産地は以外にも地中海沿岸です。
というのも、ヨーロッパではもっぱら観賞用だったのです。
食べているのは日本や中国だけということですよ。
美味しいし、ビタミンが豊富で優秀な野菜なのに、観てるだけではもったいない!

ベータカロチン、ビタミンB2、C、E、カルシウム、カリウム、鉄などを含みます。
ベータカロチンの含有量はほうれん草や小松菜より多く、特にすき焼きなど
肉料理とあわせると、成分が油に溶出するので効果的に栄養素を摂ることができます。
抗酸化作用でガンの予防や老化防止にも役立ち、動脈硬化や高血圧などの
成人病予防、便秘改善、食欲増進などの効果も期待できます。

独特の香り成分は自律神経に作用して、消化吸収力を高めてくれますよ。
痰を切り、セキを鎮める効果もあります。

またその芳香が肉の臭みを消してくれるという効果もあるのです。

それでは、漢方的に見ていきましょう。
性質は平、昇効果があります。
臓腑では心、肝、肺に入ります。

東洋医学的な効能としては、
清血養心、つまり浄血作用があり、心臓の機能を回復させます。
潤肺消痰、つまり肺の粘膜を潤し、機能を回復、痰を解消します。

体質的には、たくさん食べすぎない限り万能選手です。
芳香が強いため、胃腸がもともと弱い方には負担となるので、控えめに。
食欲増進や胃を健やかにするという効果もあるので、少しなら大丈夫です。

古くから、のぼせを鎮め、抵抗力をつける「食べる風邪薬」として珍重されてきました。
ぜひ風邪予防のために取り入れてみてくださいね。

あの香りからアクも強そうなイメージを受けますが、実はそんなことないのです。
生でも食べれます!
一度、サラダに入れてみてもいいかもしれませんね。
ゆでるときはできるだけ加熱時間を少なく、さっと茹でて冷水に取ります。
水にさらしすぎるとビタミンが流れてしまうので、お早めに。
傷みやすいので、新鮮なうちにいただきましょう。

私は香りの野菜が大好きなので、お鍋には春菊が欠かせません。
他にも好きな食べ方としては、チヂミ!
韓国のお好み焼きのようなものですが、お好み焼きよりもっと薄く焼きます。
ごま油がポイントですね。
ピリカラのたれでいただくと、なんともいえないウマさです(^^♪
ぜひ試してくださいね!

ということで、私の大好きな野菜をお届けしました。

ここで読者のみなさまにお知らせなのですが、
しばらくこのメルマガをお休みさせていただくことになりました。
すでに100号を超えるマガジンとなってきましたが、
これまでがんばって発行してこれたのも読者のみなさまのおかげです。
ご愛読をほんとうに感謝しております。ありがとうございました。
休刊はあくまで個人的な理由ですので、また時期が来たら必ず再開するつもりです。
しばしのお別れですが、次号の発行を待っていてくださいね。

みなさまのご健康を祈っております。
そして、みなさまの夢がかないますように・・・。



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