運動(20081218)
2009-02-14
こんにちは、はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
こう寒くては朝もお布団からなかなか出られないし、一回こたつに入ってしまうと
そこから動けなくなってしまいますよね。
寒いのが苦手なあなた、運動不足になっていませんか?!
今日は運動することが温かい身体をつくるコツ、というお話です。
昔からスポーツが苦手で、という方も、大事なことですのでぜひお読みくださいね。
冷え症の方はたくさん着込むことで冷えを排除しようと努力していらっしゃいます。
確かに、下半身を温めることが大事なので、タイツや厚手のソックス、
レッグウォーマー、腹巻などのお世話になるのは当たり前ですよね。
でも、いくら着込んでもお腹がヒヤッとしてる方もいらっしゃいます。
足もキンキンに冷え切って、まるで氷のようです。
そんな方は貼るカイロに頼ったり、高価な足浴機を購入されたりもしています。
確かに、一日1回足湯をすることでかなり冷えがマシになりますね。
お灸も有効です。
では、ちょっと振り返ってみましょう。
あなたは一日にどれだけ歩いていますか?
どこに行くのも車で移動していませんか?
階段よりエスカレーター、エレベーターを使っていませんか?
だって、もともと身体を動かすのは好きじゃないし・・・?
実は、筋肉を動かすことが身体を温めるのには一番手っ取り早いのです!
じっとしていては筋力が衰えていくばかりです。
少しでも動いて筋肉を使うことで身体の内部で熱が発生し、中からあったまります。
そして手足を動かすことで、気や血のめぐりがよくなり、
全身の調子をよくしてくれます。
東洋医学では、手足をよく動かすと脾臓が健やかになる、と考えます。
消化がよくなり、その結果栄養状態もよくなって、健康になれるのです。
妊娠するために子宮や卵巣の血流をよくしたいところですが、
これらの臓器は身体の奥のほうにあるので、外からカイロであたためても、
なかなか熱が伝わらないのです。
他の臓器にしてもそうですね。骨盤の中のほうに収まっている内蔵は、
外からあたためようとしてもなかなかです。
これまでも、冷たいものを飲み食いするとお腹の中が冷えますよ、というお話は
してきました。できるだけ温かいものを食べましょうね。
そして外から冷やさないために、腹巻をして、足もしっかりガードするのは大事なことです。
でも、それだけだと「冷やさない」ことにはなっていますが、
積極的に温めるまではいかないのですね。
ですから、運動です。
内側からあっためることが可能です。
人の身体には心臓や脳といった、とっても温かいところがありますが、
筋肉も動かすことによって非常に大きな熱を発生させる働きがあるのです。
しかも、大きな筋肉を動かすほど熱が出るので、キーボードをたたいて
指先の筋肉を酷使するより、歩くほうがよっぽどあったかいわけです(^_^;)
機能性不妊の方でなかなか卵が成長しないとか、
内膜が薄くて着床できないとか、といった方々は、卵巣や子宮につながる
血流をよくしてあげなければいけませんね。
そのためには、腰につながる足の大きな筋肉を動かしてあげる必要があります。
そして、日常的に運動することで、心肺機能を向上させ、
基礎代謝をよくしたり、免疫力を強めることができるのです。
実際、あるゲストの方は低体温が続き、生理が遅れていましたが、
あるときお知り合いからDVDを借りて「キャンプイン」(懐かしい?)したら
基礎体温が上がってきた! と報告してくださいました。
筋肉痛にはなりましたが、確実に体温上昇につながったのです。
ま、それほど激しい運動でなくてもいいのですが(^_^;)
毎日最低20分間は続けて有酸素運動ができるように心がけてみましょう。
そのためには、歩くのが一番です。
全身の筋肉、とくに足の筋肉をよく使うことができます。
ただし、あまり必死になってウォーキングしないでくださいね。
時間通り、正確に歩くことが至上目的ではありません。
道端の雑草や落ち葉に目を向け、ゆったりとした気持ちで心もほぐれるような
“お散歩”がおすすめです。
できれば温かい日中、太陽にあたりながら、一時間ほどの散歩を楽しんでください。
セカセカと急ぐのではなく、大きく歩幅をとって、歩くことを楽しんでくださいね。
そうすれば、身体だけでなく、疲れた頭もほぐれていきます。
むくみも取れて足もほっそりします。
じっとしていることで身体を歪み、緊張していたところが補正され、
その結果内臓の働きもよくなりますから、消化もよくなりますし、お肌もです!
骨盤のゆがみを治すために整体に行かれる方も多いのですが、
歩くことでかなり改善されますよ。
なにも高い会費を払ってジムでマシンをする必要はありません。
ちょっと遠いところにあるスーパーまで歩いて買い物に行ってみましょう。
でも、荷物が重くなる日はやめてくださいね(^_^;)
車を使わず、どこでも歩いて行く習慣をつけてみましょう。
通勤にはウォーキングシューズをはいて、一駅先まで歩いてみましょう。
会社の中ではエレベータではなく、階段を利用しましょう。
ちょっとした運動を日常生活に取り入れることで、徐々に温かい身体になっていきますよ。
そして、血流をよくするのにもう一つ効果的なのがストレッチです。
特に腰をひねる動作は有効ですね。
ストレッチ体操やヨガなど、なんでもいいのであなたに合った運動法を探してみてください。
最近はDVDなどもでまわっていますし、本を読みながらよりもやりやすいです。
寒いからといって閉じこもっていると、余計に冷えを生んでしまいます。
積極的に動いて、温かい身体づくり、やってみませんか?!
さて、次回はメンタルな部分についてお話していきましょう。
実はストレスだって冷えの原因になるのです。
え? どうして?
どうぞお楽しみに。
というわけで、私もずっとパソコンに向かっていたので、これからお散歩に行ってきます!
それでは、また次号でお会いしましょう!