不妊とセックスレス(20110421)

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不妊とセックスレス(20110421)

2011-04-22

こんにちは、はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
ここ関西では桜の季節も終わり、替わりに色とりどりの花が目を楽しませてくれます。
余震が相変わらず続くなか、被災地の桜が満開とのニュースにはほっとします。
花は人の心を和ませてくれますよね。

さて、今回はちょっと”ためらいがち”なテーマをとりあげてみましょう。
赤ちゃんが欲しい! と願われている方のなかでも、実はセックスレスで悩んでいる
という方がいらっしゃいます。
今日はそういったお悩みについて考えてみたいと思います。

セックスレスの定義は「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交
あるいはセクシュアルコンタクトが1ヶ月間以上ないこと」となります。
(日本性科学会)

現在では3組に1組がこのセックスレスの状態だという調査結果もあります。

自然妊娠を望まれるカップルにとって”レス”になってしまうとまさに致命的です。
ですので、タイミングのためにも最低月に1回はオツトメ・・・という声は聞きます。
クリニックでタイミング指導を受けておられる方もいらっしゃいますよね。
そうすると「今晩!」とパートナーの方にメールを入れるわけですが、
男性はそういうプレッシャーや義務感に弱く、うまくいかなくなってきたり。
ますます自信をなくして、わざとお酒を飲んで遅く帰ってきたり。

そんなお話をよく耳にします。

とうとうレスになってしまい、それでも子どもはほしいので人工授精に踏み切る
ご夫婦もいらっしゃいます。

当院でも、ご結婚されてからの期間がかなり長く、完全にレスになってしまった
友達夫婦で、人工授精を10回以上繰り返しておられる方(女性)が受診された
ことがあります。

正直、これは難しいかも? と思ったことを覚えています。
それでも、女性の体質改善をはかり、15回目くらいのAIHで妊娠されました。

難しいと思ったのはなぜかというと、東洋医学の観点からいうと、
セックスレスは妊娠のために必要な夫婦和合、つまり陰陽の交わりがないと
いうことなのです。
新しい命の誕生には、陰と陽の交わりは不可欠です。

人工授精や体外受精にステップアップされているゲストの方々がよくおっしゃるのは、
女性の場合は
「もう面倒くさい」
「そんな気持ちになれない」
といった言葉です。
男性の場合は
「仕事が忙しくて時間も体力もない」
という声をよく聞きます。

とても仲良しのカップルが多いのですが、どうもレスでも不満はないようです。

ただ体外受精に挑戦されているご夫婦でも、定期的にセックスがあるカップルのほうが
成功率は高いようなんです。

これもやはり、陰陽交流のたまものだと思いますし、また、女性はとくに、
いいセックスをしていると気の流れがよくなり、ホルモン分泌にもよい作用があるそうです。

また、男性だって、病院の採精室で義務的に採取した精子と
愛するパートナーとの情熱的なセックスで射精した精子と、どちらがいいと思いますか?

体外だからもうしなくってもOKじゃなく、積極的に楽しんでいただければいいですね。
セックスはご夫婦のコミュニケーションの一つです。
最近は頭だけで考えるセックスになってきているという説もあります。
頭でっかちではなく、本能や感覚を大事にすることで、妊娠力をアップすることも
可能だと考えています。

そんなことお願いされてもねぇ・・・って感じでしょうが、
私としては「ぜひぜひ、お願いしますよ!!」と言いたいところです。
最近どうも、こころもとないカップルが多いようなので・・・(^_^;)

タイミング法にしても、やはり「数打ちゃあたる」というのはホントウなんです。
1回キリだと、タイミングをはずしたら終わりですからね。
できれば排卵日にこだわらず、コンスタントに(?)励んでいただけたら・・・(^o^;)
実は自然妊娠される方で、まったくタイミングをはかっていなくても
妊娠がわかってから「まさか!? いつ排卵したんだ?」という方もけっこういらっしゃる。
余り計算しないのがいいときもあるようなんです。

日々残業でお疲れのパートナーのことを考えると、休ませてあげたいという気持ちも
わかりますが、仕事の疲れも乗り越えられる? 吹っ飛ばす? ような
“演出”をしてみるのも、一つの手かな~って思うのですよ(^^)

このメルマガを読んで「なるほど」って思われた方、
ちょこっとがんばってみてくださいね!!

さて、次回は石原幸先生の経絡ヨガです。
実は最終回となってしまいます。ご期待ください。



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