【男性不妊】でよく使われる漢方薬ってどんな薬?1(補中益気湯1)(20151225)

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【男性不妊】でよく使われる漢方薬ってどんな薬?1(補中益気湯1)(20151225)

2015-12-25

こんにちは!メリークリスマス!

馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

クリスマスですね!
今年は暖冬と言われてますが、ホワイトクリスマスになった地域も
ちらほらありそうですね。

一年に一度の聖夜です。
街のイルミネーションもキレイですね。
最近では、自宅の庭やマンションのベランダをライトアップされるところも
珍しくなくなりました。
ゲストからお聞きしたのですが
場所によっては(?)、自宅をライトアップしないといけない
というところもあるそうですよ(゚Д゚)

といっても平日ですし
いつもと何も変わらないという方もいらっしゃるかと思いますが
みなさまにとって幸せなクリスマスでありますように。

ということで、今回の僕のメルマガですが
男性不妊でよく使われている漢方薬ってどんなものなのか
紹介させて頂こうと思います。

当院では漢方薬の処方はしていませんが
漢方薬をご希望の方や
鍼灸治療だけよりも漢方薬も合わせた方が良いというゲストには
提携漢方薬局と連携して漢方薬のアドバイスをさせていただくこともありますし
鍼灸治療との相性もバッチリなんですよ。

といっても、漢方薬には非常に多くの種類がありますので
まずは、「男性不妊にはコレ!」という感じで
クリニックで処方される定番の漢方薬をピックアップして
シリーズでご紹介させていただこうと思います。

今回は、定番中の定番、【補中益気湯】をご紹介します。

【補中益気湯】

男性不妊の漢方薬の定番中の定番ですね。

当院に初めてご来院いただく男性の方もクリニックから処方され
服用しているという方は多いです。

また、インターネット上でも
補中益気湯を飲むことで精子の成績がUPしたという
記事もたくさんありますので
病院には行かずとも、薬局で市販の補中益気湯を
購入して飲んでいるという方もいらっしゃいますね。

でも補中益気湯を飲まれている方にお聞きすると
何に効いているのかはよく分からない・・・
という声も少なくありません。

たしかに、病院で処方される薬ひとつひとつがどんな効果のあるものか
というのはスルーしがちですので
処方されたから飲んでいるだけという方も多いのだと思います。
(男性は特にそうだと思います)

では、補中益気湯の効能はというと
T社の説明書きを確認すると
「夏やせ、病後の体力増強、結核症、食欲不振、胃下垂、感冒、痔、脱肛、子宮下垂、陰萎、半身不随、多汗症」
とあります。

男性不妊と関係するものというと「陰萎」がありますが
それ以外は、男性不妊との関連性はよく分かりませんね。

ちなみに陰萎というのは、勃起障害や勃起不全のことをいいます。

でも、補中益気湯は男性不妊と言えばコレ!というように
クリニックで処方される定番中の定番の漢方薬です。

ではなぜ、補中益気湯が男性不妊に効くのでしょうか。

それは、補中益気湯に含まれる生薬ひとつひとつの働きを
東洋医学的にみていくと詳らかに分かるのですが
補中益気湯という名前からも読み解くことができます。

補中なので、中を補い
益気なので、気を益す

中は、カラダの中心であり、五行では脾胃を指します。
気は、簡単に言ったら元気や気力ですね。

脾胃は、消化と関係するのはもちろんですが
元気をつくり出すところでもあります。

ですので、平たく言うと
脾胃の力を助けて、元気や気力を回復させる
というのが補中益気湯の働きです。

もちろん、生薬ひとつひとつの働きから考えても
やはり、補中益気湯の大きな働きは脾気の回復です。

元気や気力が回復するので
精子の成績も改善するというわけです。

ですので、
補中益気湯は、気虚体質からくる男性不妊の方には
ぴったりな漢方薬と言えると思います。

逆に、元気自体の弱りはそれほどでもない
という方には、効き目はいまいちなのかもしれませんね。

ということで、
今回は補中益気湯を紹介させて頂きました。

もしよければ参考にしてみていただければと思います。

次回は、補中益気湯に含まれる生薬についての解説も
していきますので、お楽しみに!

ただ、漢方薬は体質にあったものを飲んだ方が良いですし
全く体質と違うものを飲んでしまうと、
逆に何らかの不調が現れることもあります。

ですので、漢方薬の服用を考えておられる方は
お近くの漢方薬局などで体質をチェックしてもらい
あなたの身体に合った漢方薬を処方してもらうようにしてください。

なお、当院は鍼灸院ですので、漢方薬の処方はできません。

でも、鍼灸と漢方薬は
東洋医学の根本的な部分では同じように考えることができますので
服用中の漢方薬についてアドバイスさせていただいたり
当院で体質チェックをした後に、当院と提携している漢方薬局から
漢方薬を処方してもらうということはさせていただいています。

お気軽にご相談くださいね(^^)

さて、当院のメルマガも
今回が2015年最終便となりました。

今年も1年間、当院のメルマガをご購読いただき
誠にありがとうございました。

2016年も引き続き、みなさまにお役に立てるような情報を
発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。

それでは、みなさま、
幸せなクリスマスと新年をお迎えください。

では、今回はこのへんで。

次回は岡井先生が担当です。
どうぞお楽しみに!



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