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不妊改善のための鍼灸院の選び方1 ~国家資格をもつ施術者を~

2017-03-06 [記事URL]

今日では、至る所に「不妊専門」というような看板を掲げている鍼灸院や施術所があります。

多すぎてどこが良いのか迷ってしまいますし、初めての鍼灸院は緊張したり、少し恐かったりするかもしれません。

そういう時のために、ここでは、不妊改善のための鍼灸院や施術所の選び方をお伝えさせていただきます。

まず、とても大事なことの一つに
「国家資格」を持っているかどうか
ということがあります。

鍼灸(はりきゅう)は、「はり師」と「きゅう師」という国家資格を取得している人のみが施術することができる医療行為です。

また、耳にすることの多いマッサージも、実は「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格を取得している人のみが行えるものです。

こういった施術を行えるのは、れっきとした国家資格の試験を受験、合格し、免許を取得した者のみです。

国家資格の試験に合格するには、解剖学や生理学、病理学といった医師と同じレベルの西洋医学的な内容に加え、東洋医学的な専門知識も学ぶ必要があります。

ですので、「はり師」や「きゅう師」、「あん摩マッサージ指圧師」の免許をもった人の施術はある程度、安心して受けていただけるかと思います。

逆に、こういった免許を持たずとも施術することができる、「もみほぐし」や「カイロプラクティック」、「整体」などは、医学に対する知識不足や、施術に対する不安感を完全にぬぐい去ることは難しいでしょう。

もちろん、無資格であっても、素晴らしい効果を出せる施術家の方もいらっしゃいますので、全ての方が良くないというわけではないと思います。

ただ、不妊改善のために行くのであれば、安心感は大事なファクターです。

どういった人が開設している鍼灸院、施術所なのかは、事前に問い合わせたり、下見をするなどした方が安心かもしれませんね。

今では、ほとんどの鍼灸院や施術所がホームページをもっていますので、
そこに掲載されている体験談を参考にするのも良いと思います。

体験談の数≒不妊に対する施術の経験値ですから。

あなたにあった鍼灸院や施術所が見つかり、早く妊娠という夢が叶うことを祈っています。

なお、不妊鍼灸.netでは、ご希望の方には、不妊におすすめの鍼灸院を紹介させていただいています。

お気軽にご相談下さいね。


【男性不妊】でよく使われる漢方薬ってどんな薬?4(八味地黄丸2)(20160429)

2016-04-29 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

やっと春になったかと思えば
もうゴールデンウィークですね!
今年は有給を2つとれば夢の10連休ですね!

レジャーのご予定はいかがですか?

そんなGW直前にお届けするメルマガは
【男性不妊】でよく使われる漢方薬を鍼灸師目線で東洋医学的に解説するシリーズ
第4弾です。

今回は、前回ご紹介した【八味地黄丸】の生薬に着目して
お届けさせていただきます。

前回のメルマガの内容はこちらからバックナンバーをご確認下さい。

http://www.funinchiryou.net/mag2/20160318.html

さて、【八味地黄丸】に含まれる生薬ですが

地黄、山茱萸、山薬、茯苓、沢潟、牡丹皮、桂皮、附子
の8つです。

8つの味が入っているから八味なんですね。

では、それぞれの生薬の働きを簡単にみていきましょう。

<地黄(じおう)>
心、肝、腎に効きます。
寒の性質があることから熱を冷ますのに効果的ですが
具体的には腎臓の陰気を補うことで
のぼせとか手足からだらだら流れる汗など
虚熱の症状に効果的と考えられます。

<山茱萸(さんしゅゆ)>
腎臓と肝臓を補う作用があります。
酸温の性質があるので、弱りからくる緩みを引き締めつつ
腎陽も補うことができます。
ですので、精が漏れ出る遺精(夢精)などにも
効果があると考えられます。

<山薬(さんやく)>
脾、肺、腎に効きます。
腎臓の力を助けるだけでなく
脾臓の消化能力で元気を作り
肺のはたらきで全身に元気を散布する力が補われるので
身体の元気自体の回復を期待できます。

<茯苓(ぶくりょう)>
心、脾、肺、胃、腎の臓に効きますが
身体の中の余分な水分を尿として排出するなど
利水の働きが大きいです。

<沢潟(たくしゃ)>
腎、膀胱に効きます。
こちらも茯苓同様に利水の働きをしますが
より腎、膀胱にはたらくことで
湿熱などの蓄積による腎、膀胱の弱りに効果的です。

<牡丹皮(ぼたんぴ)>
心、肝、腎に効きます。
清熱と活血のはたらきがあり
肝火を抑え、血のめぐりを活発にしてくれることで
瘀血などにも効果があります。

<桂皮(けいひ)>
心、肺、膀胱に効きます。
陽気を補うことで、気を巡らし身体を温め、発汗させる作用があります。

<附子(ぶし)>
腎、心、脾に効きます。
桂皮同様、陽気を助ける力が強く、腎臓の陽気を
助けてくれます。

ざっくりとですが
以上が八味地黄丸に含まれている生薬とその働きです。

全体的に見てみると
腎臓の陰気を助けつつ
不要な水の処理や気血の充実を図り
腎臓の陽気をしっかり補う
というような組み合わせかと思います。

腎臓の気といっても、
より腎陽を補うのに効果的ということですね。

前回のメルマガの中で
T社の八味地黄丸の説明書きを紹介させていただきましたが
その中に陰萎の症状に効くとありました。

陰萎は、勃起障害や勃起不全のことです。

東洋医学では、勃起やその継続には腎臓の陽気が
とても重要な要素のひとつと考えています。

そのため、八味地黄丸で腎陽が補われることで
陰萎という症状にも効果があるんですね。

その他にも腎陽の弱りからくる症状としては
精子無力症などもあります。

つまり、精液に含まれている精子の運動率がとても低いという
状態です。

動く力には陽気が必要です。

ですので、精液検査をしてもいつも運動率が低い
という方には、八味地黄丸が処方されることが多い
というわけです。

ちなみに八味地黄丸から桂皮と附子を抜くと
【六味丸】という別の漢方薬になります。

こちらも不妊治療ではよく用いられるメジャーな漢方薬ですが
桂皮、附子という補陽の生薬がないことで
【八味地黄丸】が腎陽を補うのに効果的なのに対して
【六味丸】は腎陰を補うのに効果的な漢方薬になります。

このあたりの判別はとても重要です。
ご自身の判断ではなく、専門家にお尋ね下さいね。

ということで、
男性不妊に処方されることが多い漢方薬のひとつ
【八味地黄丸】について解説してみました。

説明の中で色々な臓器の働きについて書いてますが
それらは全て東洋医学的な臓器の働きで
現代医学での働きとは違いますのであしからず。

また、このメルマガは
漢方薬をご自身の判断で飲むことを勧めるものではありません。

漢方薬は体質に合ったものを服用することが大切です。
服用に際しては
お近くの漢方薬局などに相談されて下さいね。

なお、当院では、漢方薬をご希望のゲストや
鍼灸治療と組み合わせた方がより効果的と思われるゲストには
提携している漢方薬局から処方してもらうということが可能です。

鍼灸治療と漢方薬どちらも同じ方向性でアプローチできるので
相乗効果を期待できますよ(^^)

では、今回はこのへんで。


【男性不妊】でよく使われる漢方薬ってどんな薬?2(補中益気湯2)(20160205)

2016-02-05 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

前回から男性不妊でよく使われる漢方薬について
鍼灸師の視点で東洋医学的に解説してみるシリーズをスタートしました。
今回はシリーズ2回目です。

前回は、クリニックで処方される男性不妊の定番漢方薬【補中益気湯】が
東洋医学的にはどういう効果があるものなのかについて
紹介させていただきました。

今回は、【補中益気湯】に含まれる生薬に視点をあてて
解説してみたいと思います。

ではまず、【補中益気湯】に含まれる生薬ですが
『内外傷弁惑論』という古典には次のように書かれています。

黄耆、甘草、人参、升麻、柴胡、陳皮、当帰、白朮

ただ、実際処方されることの多い製薬会社製のものには
大棗と生姜という生薬も追加されていることが多いようです。

ということで、
生薬それぞれのはたらきを簡単にみていきましょう。

<黄耆(おうぎ)>
東洋医学的に脾臓や肺にはたらき、”気”が弱っているのを助けたり、
身体を温めるはたらきがあります。
東洋医学では、脾臓は、食べ物を消化して元気を作ることを担当してますし、
肺は、気を全身に送るはたらきを担当しています。
補中益気湯に含まれる生薬の中では、この黄耆が中心的な役割をもっています。

<甘草(かんぞう)>
こちらも黄耆同様に”気”を助ける働きがあります。
心、肺、脾、胃に効きます。

<人参(にんじん)>
こちらも”気”を助ける生薬ですが、特に”元気”を大きく補ってくれます。
脾、肺に効きます。

<升麻(しょうま)><柴胡(さいこ)>
これらは身体の中の鬱滞した風熱の邪を発散させる働きがあります。
升麻は、肺、脾、大腸、胃に効き、
柴胡は、肝、胆、心包、三焦に効きます。

<陳皮(ちんぴ)>
気のめぐりを助けるはたらきがあります。
脾、肺に効きます。

<当帰(とうき)>
血を養うはたらきあります。
心、肝、脾に効きます。

<白朮(びゃくじゅつ)><大棗(たいそう)>
脾胃にはたらき、消化を助けることで、”気”の弱りを助けます。

<生姜(しょうきょう)>
身体を温め、発汗させるはたらきがあります。
肺、脾胃に効きますので、冷えによる胃腸の弱りやカゼにも効果的です。

これらが、補中益気湯に含まれる生薬のざっくりとしたはたらきです。

本当はそれぞれもっと細かく色々な効能があるのですが
解説が複雑になりますし、一般の方向けではなくなってしまいそうですので
ここでは省略させていただきます。

と、かなり大雑把な紹介ではありますが
消化器関係の臓腑にはたらくことで”気”の弱りを助ける
という生薬がたくさん入っているということが
分かりました。

ということは、
男性不妊で悩まれている方の中でも
食が細かったり、胃腸が弱く、
そのためにあまり元気が出てこない
という体質の方により効果的ということですね。

逆に胃腸が強く食欲旺盛で元気もある
けど、なぜか精子の状態はよくない・・・
こういう方にはあまり改善を期待できないかもしれませんね。

ということで、補中益気湯に含まれる生薬から
補中益気湯の効能、
適応となる男性不妊の方の体質
について考えてみました。

いかがでしたか?
よければ参考にしてみて下さいね。

ただ、このメルマガは漢方薬を勧めるモノではありません。
処方については、医師であったり、漢方薬局等にご相談下さいね。

なお、当院では、漢方薬をご希望されるゲストや
鍼灸治療に漢方薬を組み合わせた方がより効果的と考えられるゲストの方には
提携している漢方薬局から漢方薬を処方してもらうこともできます。

このように連携することで
鍼灸も漢方も同じ方向性でアプローチできるので
相乗効果で体質改善もより進みやすいんですよ。

ということで、2回にわたって紹介してきた
補中益気湯については、一旦ここまでです。

また次回は別の漢方薬について
紹介させて頂きますね!

では、今回はこのへんで。


【男性不妊】精子を元気に!これからの季節に気をつけたい生活習慣2(秋冬&年末年始編)(20151113)

2015-11-13 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

早いもので11月も半ばにさしかかろうとしています
紅葉もキレイですね。
紅葉狩りには行かれましたか?

また、朝晩も順調に寒さが増してきてますね。
日中の温かさに油断しているとあぶないです。
ゲストの方にも風邪気味な症状をうったえられる方も
増えてきました。

これから年末年始に向けて、仕事もプライベートも忙しくなってくる
という方も多いかと思います。

そこで今回の僕のメルマガは
『精子を元気に!これからの季節に気をつけたい生活習慣シリーズ2(秋冬&年末年始編)』
をお届けします。

前回は5月に夏編をお届けしましたので
今回はこれからの季節に備えての内容になっています。

妊活中の男性の方は、ぜひ、参考になさってみてくださいね!(^^)

◎冷え&温めすぎ

まず気をつけたいのがこの2つです。

冷えと温めすぎ。

一見相反することですが、男性にとってはどちらもケアしておくことが
大切です。

まず、冷えですが、
“冷えは万病の元”というように
東洋医学には冷えが原因で諸々の病が生じるという考え方があります。

そして、東洋医学で生殖力といえば
“腎臓”です。

この冷えの邪気によって、腎臓が弱ってしまうこともあるのです。

つまり、冷たくなってくる外気に中りすぎて
寒邪が身体に入ると、その冷気によって腎の陽気が損なわれ
生殖力が下がってしまうことがあるのです。

ですので、まずは、
女性だけでなく、男性もしっかり冷え対策をすることが
大切なんですね。

一方で温めすぎにも注意が必要です。

精子をつくる細胞は高熱に弱いので
寒いからといって、例えば40℃以上のお風呂に
長時間入ったりとか
ずっと高温のコタツに入ったりとかは
逆に危険です。

陰嚢が身体の外にあるのは
冷やすためでもあります。

身体は冷やさないようにしないといけませんが
陰嚢は、過度に温めないように気をつけましょうね。

◎暴飲暴食

早いところは11月後半から忘年会がスタートしますよね。
12月は居酒屋さんの予約を取るのが大変ですので
フライング気味の忘年会は逆に快適ですよね。

ということで、もう少し始まるのが
忘年会ラッシュです。

そして、正月が過ぎると新年会ラッシュです。

年末年始の不摂生で体調を崩される方は多いです。

また、自覚症状がなくとも
東洋医学的な診察をさせていただくと
そういった暴飲暴食から、
しっかり、腎臓へのダメージがある!
という方も多いです。

ちょっとのお酒なら逆に元気になるから良いんじゃない?

こういう考え方もあるのはあります。
ですが、度を超えた飲酒や、連日の暴飲暴食は
胃腸をはじめ、全身のバランスを崩し、
腎臓の力を削ることにつながってしまいます。

特に気をつけたいのが
油っこい物や、こってりしたものの食べ過ぎ、深酒です。

二日酔いや胃もたれが残っていても
栄養ドリンク飲めば復活するから大丈夫!
ということはありません。

身体へのダメージは蓄積されますから
妊活中の方は、男女問わずご注意くださいね。

◎生活のリズムの乱れ

暴飲暴食とセットでついてくるのが食生活の乱れですが
お仕事をしていると
だいたい年末にかけて納期が迫ってくる?
という方、少なくないと思います。

しっかり年末年始に休みをとるために
普段よりも残業や休日出勤が増えるということも
あると思います。

僕は元SEなのですが、当時、こういうのは毎年のことでした。

それに師走になるにつれ、プライベートも忙しくなります。

こういった生活のリズムの乱れで犠牲になるのは
往々にして睡眠です。

睡眠時間が少なくなったり、質が低下すると
影響を受けるのは
東洋医学的には、やっぱり腎臓なのです。

なにしろ、腎臓は生命力を担当していると東洋医学では考えますから
睡眠をしっかりとれず、身体を休めることができないと
腎臓がしっかり休めていない状態のままで、次の日もがんばらないといけない
ということになり
疲れに疲れが重なっていってしまうのです。

結果として、男性の場合は精子の質であったり、
陽萎(インポテンツ)になるなど
生殖能力に影響が出てしまうのです。

もちろん、女性も同じで、卵子の質や成長などに影響します。

生活のリズム、とても大切ですよ。

とはいえ、
これからの季節は自分自身でコントロールできないイベントごとが
増えてきますから、
さすがに、その全てで制限をかけたり、節制することは
難しくなると思います。

ですので、
これまでの妊活を無駄にしないためにも
精子力を落とさないためにも
今から対策を考えたり、その備えをしっかりしておきましょうね!

妊活中の皆さんは
ぜひ、精子力を落とさずに、
この秋冬・年末年始シーズンをうまく乗り切りましょう!

では、今回はこのへんで。


【男性不妊(番外編)】男性が一緒に治療を受ける意味とは?(20151002)

2015-10-02 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

10月に入り、今年も残すところ3ヶ月です。
早いですね。
気候もだいぶ過ごしやすくなってきましたが、
朝晩の温度差がありますし
季節の変わり目というところで、
風邪の諸症状をうったえられる方も増えてきました。

特に妊活中の方は、体調を崩している場合ではありませんし
こういう季節こそ養生がとても大切ですよ(^^)

ということで、
今回の僕の男性不妊メルマガは番外編です。

「男性が一緒に治療を受ける意味とは?」

精液検査などでまったく男性不妊要因がなかったという方は
こういった疑問を持たれていることが少なくありません。

確かにそうですよね。
男性不妊ではないのだから、治療をする意味なんてない。
こう思われても至って自然だと思います。

でも当院でもそうですが
世の中では「不妊治療は男女一緒に!」といわれています。

それはなぜでしょう?

一つは、タイミング療法にしても、人工授精や体外受精にしても
精子が必要とされる時のためのコンディションを調える
ということがあると思います。

このメルマガや、当院のブログの中でも何度もお伝えしてますが
精子の状態は男性自身のコンディションと連動して
良くも悪くも変動しやすいものです。

ですから、いざという時に備えて
男性自身のコンディションを調えておくということは
とても大切です。

そしてもう一つは、
当院の男性ゲストの体験談からうかがうことができますので
その一部を紹介させていただこうと思います。

=====
Q.何がよかった(効果があった)と思われますか?

A.「一緒に治療したことでしょうか。
あとは、嫁の気持ちが少し楽になったかなと感じた所です」
=====

こちらは、ご夫婦で通院下さっていて
めでたく妊娠されたゲストご夫婦の男性に
当院での治療卒業後に書いていただいたものです。
(まだホームページでも紹介していない最新の体験談です)

お分かりのように
「一緒に治療したことが良かった」と
書いてくださっています。

東洋医学的な不妊治療には
生活習慣の見直しがかかせません。

これは、たいていの場合
ご夫婦どちらか一人でなんとかできることではなく
ご夫婦で互いに協力し合うということがとても大切です。

ご夫婦そろって治療をすることで
各々が生活習慣の見直しなどの養生を
指導・アドバイスされることになります。

ですので、お一人で治療を受けるよりも
数段、生活習慣の改善には効果的なのです。

つまり、妊娠しやすい身体になるための養生に対する
夫婦間でのやる気の温度差が少ないので
体質改善、妊娠への近道になるのです。

そして今回の体験談からもう1点
大切なことが書かれています。

「嫁の気持ちが少し楽になったかな」

これ、とても大きいです。
男性不妊があってもなくても、女性の負担が非常に大きいのが不妊治療です。

同じように治療を受け、
同じように生活習慣や体質の改善に取り組む
こういったことでもパートナーの気持ちを楽にすることは
できるんですね。

不妊治療は夫婦一緒にが基本!
男性不妊でなかったとしても、一緒に治療を受ける意味はある
というのは、こういうことなのです。

やはり、当院でも
ご夫婦一緒に通院くださっているゲストの方が
妊娠という嬉しい結果に早くつながっているように感じます。

もちろん、
不妊治療への取り組み方はご夫婦によって違いますし
こうしなくてはならない!
ということはないと思います。

けども、
何かしらの形で一緒にやっていくということは
妊娠しやすい身体作りだけでなく
お互いの理解を深めることや、精神的な負担軽減につながる
ということですね。

妊活中の男性のみなさん!
男性不妊であってもなくても、積極的に一緒に妊活しましょうね!

ということで、
今回の僕の男性不妊メルマガ(番外編)はここまでです。

男性不妊については、当院のブログにも連載していますので
そちらも合わせてご覧下さい。

http://www.e-harikyuu.com/page/blog/male-infertility/

では、今回はこのへんで。


【男性不妊】海水浴で冷やしすぎるのも要注意!(20150821)

2015-08-21 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

お盆休み明けという方が多いのではないでしょうか?

ご先祖様のお墓参りに行かれた方
帰省されたり海外旅行に行かれた方
ご自宅でゆっくり過ごされた方
いつも通りの生活だった方
などなど、お盆の過ごし方は色々かと思いますが
リフレッシュできましたか?

まだまだ暑い夏は続きます。
夏バテや熱中症には気を抜かず
気を付けていきましょうね!

ということで、
今回の僕のメルマガですが
夏にちなんだお話をさせて頂こうと思います。

夏!といえば、何が思い浮かびますか?

スイカ!
プール!
夏休み!
海外旅行!
虫取り!
ラジオ体操!
キャンプファイヤー!!
などなどありますが
夏といえば海!もありますよね。

お盆休みで海水浴やサーフィン、スキューバダイビングなどを
楽しみに行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

すごく気持ちが良いですよね。

僕もよく、日本海や琵琶湖などで泳いでました(^^)

ただ、不妊治療や妊活中のみなさんは
海水浴も注意が必要ですよ。

女性に冷えは大敵!
というのは、妊活中の皆さんならご存知だと思います。

また
男性は温めすぎに要注意!
これも、妊活中の方ならご存知の方も多いと思います。
当院のメルマガの中でも何度も何度もお伝えさせて頂いてきました。

精子を作る細胞が、とにかく高熱に弱いため、
サウナや真夏のブリーフ、ノートパソコンの膝乗せなどは
注意が必要ということです。

じゃぁ、男性は海水浴で冷えても全然問題ないじゃん!
って思ってしまうかも知れませんが
決してそういうわけではありません。

精子を作る細胞にとっては悪くないかも知れませんが
海に長時間入っていると足腰を冷やし
東洋医学的に腎臓を弱らせてしまいます。

腎臓といえば、このメルマガでも何度も登場してきましたが
東洋医学的に、生命力、生殖力を担当しているのが腎臓です。

つまり、長時間海水浴などで足腰を冷やしてしまうと
腎臓が弱り、結果的に、生殖力にも影響を与えてしまいかねない
ということです。

実際、過去に紹介させて頂いた東洋医学的な男性不妊の原因は
全て腎臓の弱りから来ています。

ですので、男性は冷やさないようにするためではなく
腎臓を弱らせないために、長時間の海水浴は注意が必要ということです。

*過去のメルマガはバックナンバーをご覧ください
 http://www.funinchiryou.net/mag2/

とはいえ、
東洋医学的には、海水には陽気も含まれていると考えますし
海水浴には、ほぼもれなく日光浴もついてきます。

日光浴は、三焦の力を助けるのに非常に有効です。
つまり、命の火の力を助けてくれるのです。

ということは、
適度な海水浴(+日光浴)は妊活の助けになるとも
考えられなくはないということです。
(女性の冷えは絶対NGですし、大切な時期は積極的に回避すべきですが)

ちなみに、最古の医学書で東洋医学的な治療のベースとなっている
『黄帝内経素問』という古典には

「夏日で大暑にやられて汗がたくさん出て皮膚がゆるんでいる時に、
夏の冷たい水を浴びると、冷えの邪気が皮膚の内側に入り込んでしまいます。
そのままの状態で、秋になって秋風にあたると、それが発病します。」

と記されています。

秋になり体調を崩したりするのは、夏の不摂生からくることがある
ということです。

妊活中は、自分自身の体調管理がとても大切です。
健康状態がそのまま卵子や精子に影響するということは
少なからずあります。

そのためにも、普段の節制や養生はとても大切なんですね。

ですので
海水浴のままの流れで花火をして、寝ずにキャンプファイヤーも
楽しいですが
海水浴で楽しんだ後は、
しっかり身体を温めて冷えのケアと、疲れの回復に努めてくださいね。

では、今回はこのへんで。


【男性不妊】精子を元気に!これからの季節に気をつけたい生活習慣(1)(20150529)

2015-05-29 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

早いもので5月も終わろうとしてます。
GW後の五月病は大丈夫ですか?(^_^;
気分的に憂鬱になりがちなのがこれからの梅雨の季節ですね。
もう梅雨入りしている地域もありますね。

ちなみにジメジメや湿気は東洋医学的に湿邪といって、脾臓を傷ります。
脾臓は食べ物を消化してできた元気を体中に運ぶ働きがあるので
その機能が弱くなって、カラダが重怠?くなったりしやすいんですよ。
梅雨の季節や雨の時に体が重くなるのはそのためです。
そうならないためには、普段から元気な胃腸をキープしておくことが
大事ですよ(^^)

ということで、今回の僕のメルマガは
これからの暑いじめじめ季節は要注意!
精子を元気にキープするために気をつけたい生活習慣を3つ紹介させて頂きます。
1つでも該当したら男性不妊予備軍といっても過言ではないです!
ぜひ、参考にしてみて下さいね。

◎スポーティな自転車を乗り回してる

最近は健康ブームですので通勤に電車や自動車を使わずに
自転車で通勤される方が増えてますよね。

健康に気をつけ、体を動かすのは、
元気な精子を作れるようになるためにもとても良いことです。

ただ、妊活中の男性は、できるなら自転車以外で体を動かしてほしいです。

というのも、自転車に乗るとサドル部分と睾丸とが密着し
圧迫されたり、自転車をこぐ時の摩擦などで、物理的にストレスを受けてしまうのです。

つまり、精子の産生に影響が出てしまうんですね。

特にスポーティなクロスバイクやロードバイクなどは
サドルが硬いことが多いので余計にストレスはUPしてしまいます。

タイミング前や体外受精で採精が必要なときなどは
できるだけ避けていただいた方が良いと思います。

◎フィット感抜群のボクサーパンツ好き

男性で下着にボクサーパンツを愛用されている方は多いと思います。
安定感が良いですよね。

けど、これからの暑い季節は要注意です!

というのも、しっかりフィットするボクサーパンツは
股間に熱がこもりがちで
その熱が精子にとっては良くないからです。

実は、精子を作る細胞は熱に弱く、精子を新しく作る機能が
落ちてしまうということが分かっています。

ですので、
妊活中の男性は、風通しの良いトランクスに履き替えることが
オススメです。

◎大のサウナ&長風呂好き

最近は入浴の時にスマホや本を持ち込んで
ゆっくり長湯する方が増えてますよね。

血行がよくなって新陳代謝がアップして美容にも良いということで
女性を中心に人気です。

でも、妊活中の男性は絶対にやめてくださいね!

理由はボクサーパンツと同じで、精子を作る細胞が熱に弱いためです。

ですので、長時間のサウナもオススメできません。

暑い季節に暑いサウナやお風呂に長くつかって汗かいた後の
風呂あがりの一杯が最高に気持ちいいことは
とっても分かりますが、妊活中は我慢です。

少しぬるめのお湯でゆっくり楽しんで頂ければと思います(^_^;)

ということで、
今回紹介する妊活中の男性は要注意の生活習慣はこの3つです。

3つとも当てはまってしまった男性は妊活中じゃなくても
要注意ですよ!

ぜひ、参考にしてみて下さいね(^^)

では、今回はこのへんで。


【男性不妊】男性不妊の検査の基礎(20150417)

2015-04-17 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

すっかり春らしい季節になってきました。
さすがに桜は見頃を過ぎてしまいましたね。
お花見には行かれましたか?

また新年度ということでお仕事が異動になったり
新しいことにトライ!されてみている方もいらっしゃると思います。
そろそろ慣れてきたのではないでしょうか?
慣れすぎは五月病の元にもなりますし、
実は適度なストレスと緊張感があった方がカラダには丁度良かったり
するんですよ。
うま~く、ストレスケアしながら、やっていきましょう!

ということで、
この春から、不妊治療にトライされ出したり、
体外受精などの高度生殖医療にステップアップされたという方も
いらっしゃると思います。

となると、【男性不妊の検査】を初めて受ける
というかたもいらっしゃいますよね。

不妊治療をしていても、男性はどこか他人事・・・
というように思っている方も多いので
この【男性不妊の検査】に直面した途端に
急激に尻込みしてしまう方は少なくないのです。

とはいえ、そんなことで尻込みされていては困ります!

ということで今回のメルマガでは、
【男性不妊の検査】にはどういったものがあるのか
ご紹介させていただこうと思います。

◎精液検査

男性不妊の検査と聞いて一番最初に思い浮かぶことといえば
やはり精液検査ではないでしょうか。
(意外と何も思い浮かばないという方もいらっしゃいますが)

ご自宅やクリニックの採精室などで、ご自身で精子を採取(採精)し
それを検査するというもので
不妊治療をはじめるのであれば、必ず最初に一度はしていただきたい検査です。

この精液検査でどういったことが分かるかというと
精子の量や濃度、運動率、奇形率などです。

それぞれの項目については、WHO(世界保健機構)で基準値が設けられており
男性不妊かどうかの判断基準になります。

◎視診・触診

女性が子宮の状態を内診するのと同じように、男性も実際に男性器を診察します。

不妊以外のレディースクリニックでは検査してもらえないこともありますが
男性不妊専門のドクターが在籍するクリニックや泌尿器科では検査してもらえることが多いです。

視診や触診をすることで、男性不妊の原因になる精索静脈瘤などを発見することができます。

◎問診

男性不妊の原因で意外と多いのが勃起障害や射精障害といった、
性行為自体に支障をきたす症状です。

場合によっては、変わった性癖というのも、原因になり得ます。

こういった症状に対しては、カウンセリングがとても大切ですので
恥ずかしいと感じられるかもしれませんが、包み隠さず話すことが
これから不妊治療をしていく上では、とても大切です。

◎東洋医学的な検査

そして、東洋医学的な検査ですね。

クリニックなどで諸々の検査を受けたけど、
何も問題が無く妊娠しない原因が不明・・・
こういうように言われるご夫婦は少なくありません。

こういう時は、視点を変えてみると意外な所に原因がみつかったりすることがあります。

当院に来院されるゲストは、
クリニックで何年も不妊治療を受けているにもかかわらず
妊娠に至っていない
という方が少なくありません。

こういった方たちも、東洋医学的な視点で検査をさせて頂くと
良かれと思っていた所に不妊の原因が潜んでいた
ということはよくあります。

より早く妊娠するためにも
西洋医学的な不妊治療だけでなく、東洋医学的な不妊治療を併用されるというのは
効果的だと思います。

ということで
今回は【男性不妊の検査】についてお届けさせて頂きました。

今回の内容は、オーソドックスな内容ですが
クリニックによって検査の内容は異なります。

詳しくは、お近くの不妊治療専門クリニックか泌尿器科に
問い合わせてみて下さいね(^^)

東洋医学的な検査は、まずは当院の無料メール診断をお試しください。
http://www.e-harikyuu.com/consultation.php

では、今回はこのへんで。

次回は岡井先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【男性不妊】進化する男性不妊治療(20150220)

2015-02-20 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

前回の僕のメルマガはクリスマスでしたが、
暦の上ではもう春ですね。
時が経つのが早くてびっくりします。

前回までは、東洋医学的な男性不妊の原因についてお届けしてきました。

今回は、ちょっと目線を変えて、最新の男性不妊治療の動向について
お届けさせて頂きますね。

まず、直近のニュースとして、
『精子の幹細胞に別タイプ発見』
という報道がありました。
ご存じでしょうか?

精子幹細胞というのは、ひと言でいうと精子を形成するのに必要な細胞のことです。
今回見つかった精子幹細胞は、今までの幹細胞とは違う物質で増殖させることができ
実際にマウスで実験したところ、子供を作れるということまで確認できている
ということです。

人への応用は、まだこれからということですが
精子の元になる細胞を増やすことができれば、
乏精子症などの精子の数がネックになっている男性不妊に対して
有効になることが期待できますし
今後の研究に期待したいですね!

私は職業柄、男性不妊に関する最新ニュースは
必ず手元に届き、チェックできるようにしているのですが
こういった最新技術の研究は、ここ数年すごい勢いで
進んできていると感じます。

そして、最新技術よりもすごい勢いで拡がっているのが
各自治体の男性不妊への助成制度の充実です。

年度末という季節的なものもあるのでしょうが
ほぼ毎週のように「XX県やYY市で男性不妊治療の助成開始!」というような
ニュースが届きます。
現状、助成の対象になるのは、ほとんどの場合で、TESE(精巣内精子回収術)などに
限定されていることが多いのですが
東京都の文京区では、2015年の4月から
精液検査や内分泌検査といった、男性不妊の検査にも助成金が
でるようになりました。
男性の場合、検査だけでも尻込みする人が多いので
こういった費用面での助成というのは
とても革新的ですよね。

男性不妊治療の助成と同じようにどんどん全国に拡がってほしいものです。

ただ、助成制度が充実してきている一方で、
利用がそこまで進んでいないというのも現状です。

男性不妊治療助成の先駆けである三重県では
2014年度の助成利用者は2月に入った時点では0人でした。

理由としては
そもそも男性不妊の治療に対する認知度が低いことや
助成を受けたとしても、全体としての治療費用が高額になってしまうこと
助成対象となる条件が限定的すぎたかもしれない
というようなことが考えられるということですが
すごく惜しいですよね。

どうすればもっと男性が積極的に不妊の検査を受診し
女性と同レベルで治療を受けられるようにできるのか
これは、我々不妊治療に携わる者の課題だと思います。

これからも積極的に情報発信していきますね!

いずれにしても、
色々な形で男性不妊の助成が拡がってきていることは
男性不妊に携わるものとしては嬉しい限りです。

当院でも、夫婦で治療を始められるカップルや
男性だけが治療に来院してくださるということが
増えてきています。

不妊治療は、やはり男女一緒に受けて頂くことが大切です。
特に自然妊娠をご希望されるのであれば尚更ですね(^^)

また、赤ちゃんを授かるという夢を早く叶えるためには、
できるだけ早くスタートすること
できることをできるだけやること
ということも大切です。

西洋医学的な治療で行き詰まっている時などは
鍼灸や漢方の併用を考えてみても良いと思います。

もちろん、最初から鍼灸や漢方などで身体を整えながら
不妊治療に臨んだ方が効果的だと思います。

少し話がそれてきましたが
今回は男性不妊についてのニュースのみをお届けさせて頂きましたが
不妊治療に関する技術や制度はどんどん進化してきています。

常に最新情報を入手するということは大切です。
特にお住まいの自治体の助成制度にどういったものがあるのかは
押さえておきたいですね。
市役所のホームページなどに記載されていることが多いですし
だいたい担当窓口も設置されています。

もしまだ何もチェックされていないのであれば
一度問い合わせてみても良いかもしれませんね。

ただ、最新情報を入手する上で1つ注意点があります。

それは、情報に溺れないように気を付けて頂きたいという事です。

インターネットで検索をすると様々な情報が溢れています。
中にはあなたにぴったりな情報もあるでしょうが
全然当てはまらない情報も沢山あると思います。

そういったこともありますので、検索はほどほどに
信頼できるクリニックの先生や、私たちのような不妊治療に携わる者に
相談してみて頂くと良いと思います。

当院でもお問い合わせ・ご相談窓口はありますので
お気軽に利用くださいね。

お問い合わせ・ご相談窓口はコチラです。
http://www.e-harikyuu.com/form-contact.php

ちなみに不妊体質の無料診断もコチラでできます。
http://www.e-harikyuu.com/consultation.php

ということで、
今回は最新の男性不妊治療についてお届けしました。
これからも、様々な情報を発信していきますのでお楽しみに!

それと、今回紹介させて頂いた記事のURLはコチラです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO83125460T10C15A2CR8000/
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015020402000066.html

それでは、今回はこの辺で。

次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【不妊カウンセリング】不安から抜け出すために

2015-01-15 [記事URL]

あけましておめでとうございます。
高齢不妊担当の近藤琉水です。

今年は長めのお休みとなった方も多かったようです(^^)
いいお正月だったでしょうか。
ゆっくりリフレッシュできましたか~?

もう既に通常モードに戻っておられるかもしれませんね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

妊活に伴いがちな心の問題を解決して、
一緒にあなたの夢がかなえていきましょうね(^^)/

では、今年初の【不妊カウンセリング】は
あなたの”不安”がもたらすマイナス思考について
取り上げてみたいと思います。

妊活しているとさまざまに不安に駆られるものです。

「私は赤ちゃんをこの胸に抱くことができるのだろうか…」
「いつになったら妊娠できるのだろうか…」

という疑問・疑惑から、いつしか

「私は赤ちゃんをこの胸に抱くことなんてできないのでは?」
「妊娠なんて私にはできないのかもしれない」

そんな否定的な考えで頭が占拠されるようになっていませんか?

マイナス思考が板についてしまい、もう習慣になっていませんか?

悪のスパイラルでどんどんマイナスの方向へ落ちていく思考。

落ちるにまかせているとたいへんなことになります。
鬱になってしまう方もいらっしゃるのですから。

「このままじゃいけない!」と思いとどまり、
ちょっと冷静に自分を見つめ直してみましょう。

年の初めですし、今年は上向きにいきたいですよね(^^)/

あなたを不安の底なし沼に突き落としてしまうのは
歪んだ思考パターンのせいなのです。
個人の思考の癖のようなものなので、
意識できれば方向修正したり、別のパターンを導入したり
といったことができるようになります。

苦しい思考回路に溺れてしまう前に、
なんとか立て直しができたらいいですよね(^^♪

まず、マイナス思考というのは、実際にはポジティブなことも
ネガティブなことも両方存在するにもかかわらず、
ネガティブなほうをわざと大きく捉える、
というパターンです。
なぜかポジティブなことは過小評価してしまうんですね。

いいことには目が向かないというのは、
ポジティブな出来事に対して不当な扱いをしていることになります。
そこに不公平が生じていることに気づいてみましょうよ。

いいこと、恵まれたことって誰にでも、どんなことにもあるはず。

でもどうしてネガティブばかりに目が行ってしまうのでしょう?

それは、心に間違ったフィルターがかかっているからなんですよ。
そのせいでネガティブな情報ばかり入ってくるのです。

「どうしてこんなにイヤなことばっかり?!」というとき、
自分に問いかけてみましょう。

「ネガティブなフィルターが心にかかってない?」

そのせいで、ひょっとしたら問題解決への道が開けるかもしれないような
ダイヤの原石のような良い情報に気づけずにいるのかもしれないです。

もったいないですよね、目の前のダイヤモンドを見逃しては。

一度悪循環に陥ると、なかなか気づけないものです。
心は頑なですからね(-.-)

自力では無理というときは、誰かの力を借りるのが一番です。

パートナーの方や、信頼する友人、ごきょうだい。

よく話を聴いてくれて、整理するのを手伝ってくれる人を
みつけてくださいね。
一人で悩んでドツボにハマるのは最悪パターン。
そうなる前にヘルプを求めてください。

なかなか見つからないときは、
不妊カウンセラーの力を借りてください。
私もその一人です。
ご相談、いつでもお待ちしていますよ~(^^)

次回は岡井志帆先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(5)(20141226)

2014-12-26 [記事URL]

メリークリスマス!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

昨日はクリスマスでしたね!
まだまだ街のイルミネーションはキレイですね。
昨夜はクリスマスケーキにチキンでしたでしょうか?
それともケーキはイブ派ですか?

妊活をされている方はスイーツを節制されている方も多いと思います。
久しぶりにケーキ解禁!
という方もいらっしゃるでしょうね。
たまにはどうぞ思う存分楽しんで頂ければと思います(^^)

さて、僕のメルマガでは、東洋医学的な男性不妊の原因をシリーズでお届けしてきました。
男性不妊の原因は、中医学的に分類すると
「精液清冷」、「不射精」、「早泄」、「陽萎」
の4つありました。

前回のメルマガまででこの4つ全ての解説をさせて頂きましたので
今回は今までのまとめをしておこうと思います。

1つ目は「精液清冷」でした。

精液の量が少なくなるという、現代医学でいうところの「精液減少症」にあたります。
原因としては、東洋医学的な腎臓の弱りによるところが大きく、
暴飲暴食や夜更かしなどの不摂生、セックスのしすぎなどが原因になりますし
生まれつきの生命力の弱さ(先天の精不足)ということもあります。

身体がやせ細っていたり、すぐに疲れてしまったり全身に脱力感がある、
その他、膝腰のだるさや色つやのない顔色などが随伴症状として
あります。

2つ目は「不射精」です。

読んで字の如く射精することができない「射精障害」ですね。
精液中の精子の数が少ない「乏精子症」もこの範疇です。

こちらも原因は腎虚です。
ただ、腎虚といっても、
特に腎陰の弱りにより腎陽が相対的に旺盛になってしまうことが原因でした。
(腎臓は左右別々で陰陽2つの働きがあると東洋医学では考えます)

よく勃起することがあったり陰茎が腫れたり痛みがあったりする、
夢精、尿が濃くなる、口が渇く、便秘といった随伴症状が特徴です。

また、慢性的にこの状態が続くと気滞血オという状態になり
怒りっぽくなったり、胸が苦しくなることがあったり
寡黙になったりという症状も現われてきます。

3つ目は「早泄」です。

ひとことで言うと「早漏」で
性交前や性交早期に射精してしまい勃起が持続しない症状です。

こちらも主な原因は腎虚(腎気虚)です。
腎臓の元気が弱くなり精を納める力が弱くなり
漏れてしまうことで早泄になってしまうんでしたね。
やはり、慢性的な睡眠不足や疲労などからくることが多いです。

その他にも、慢性的なストレスや過労なども早泄の原因になることもあります。

そして4つ目が前回お届けした「陽萎」です。

いわゆる勃起不全、インポテンツのことです。

原因は、こちらもやはり腎虚がほとんどです。
セックスのしすぎで腎精を消耗しすぎているときや
先天的な弱り、恐怖しすぎやストレスの受けすぎなどですね。

膝腰のだるさや腰痛、脱毛、冷えなどが随伴症状としてあらわれます。

と、前回まで紹介させて頂いた男性不妊の東洋医学的な原因4つを
まとめてみましたが
お分かりのように原因は全て「腎虚」です。

もちろん、「腎虚」にも色々あるのでワンパターンではないのですが
男性不妊の治療には腎臓を養うということが何よりも大事だということです。

今までの繰り返しになりますが
睡眠、疲れケア、ストレス発散、食事やセックスの節制などが
腎臓を養う上でとても大切な養生になります。

こういった日常生活の中での養生をあまりできなかったりすると
鍼灸治療や漢方薬などでいくら腎臓を助ける治療を行ったとしても
いたちごっこ状態になってしまいがちです。

また、たとえ精液検査で異常が見られなかったとしても
生命力は数値に現れないものですから、
妊活中のみなさんはぜひこういった養生を意識して
日常生活を送って頂ければと思います。

ということで、
シリーズでお届けしてきた「東洋医学的な男性不妊の原因」については
一旦ここまでとなります。

また次回からは別の視点から情報を発信していきますね!

それでは、今回はこの辺で。

次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【食養生で妊娠力アップ】アサイー(20141113)

2014-11-15 [記事URL]

こんにちは。
はりきゅう師の近藤琉水です(^^)

秋も深まり、いよいよ冬が到来しました。
まだ紅葉の季節なのでピンと来ないかもしれませんが、
暦のうえではもうれっきとした冬です。

今年は台風や自然災害が多かったですよね。
土砂災害や火山噴火の被害に遭う方もいらっしゃって
ほんとうに自然の力は恐ろしいと思います。
犠牲になった方々、被災された方々にお見舞い申し上げます。

純粋に自然災害だけでないところがさらに怖いですよね…

自然に逆らわず、順応していかねば、
そして災害の予防、対策をしていかなくてはいけませんね。

さて、今日は食養生のお話なんですが、
しばらく前から人気のアサイーを取り上げたいと思います。

セレブの間で「ハワイに行ったらアサイーボウル!」と
人気が出て、パンケーキと同様、流行しています。
“奇跡のフルーツ”とか”スーパーフルーツ”なんて言われますよね!

何なの、それ? という方もいらっしゃるかも、
ということでちょっと説明を。

アサイーはブラジル原産のヤシ科の植物です。
ハワイ産ではなく、アマゾン熱帯雨林で自生・栽培されている
“アマゾンフルーツ”です。
実はブルーベリーに似ているのですが、まったく別物なんです。

20メートルにもなる木に一年中実るそうで、
人が木に登って収穫するそうですよ!

実は直径1センチ強くらいで可食部分が非常に少なく、
水を加えてすりつぶし、ペースト状にしたものを
食べるのです。

果実というからには甘いのかと思いきや、
元の味は甘くも酸っぱくもないそうです。
現地ではおかずにつけるソースのような食べ方をするそうです。

なぜ”奇跡のフルーツ”なのかというと、
その豊富な栄養価に秘密があります。

抗酸化作用のあるアントシアニン(ポリフェノール)が、
ブルーベリーの約18倍! 赤ワインの約30倍!!

鉄分はプルーンの約10倍!
レバーの約3倍!

マグネシウムはブロッコリーの約10倍

食物繊維はゴボウの約3倍!

カルシウムは牛乳の約2倍!

ビタミン類、亜鉛、必須脂肪酸、アミノ酸も豊富。

まさに、”スーパー”というのもうなずけますよね!
脅威的な栄養価!!

とくにポリフェノールはベビ待ちさんにとって重要なんです!

“抗酸化作用”といって、身体のサビツキを防止する、
まさにアンチエイジングな効能です!
体内で活性酸素による酸化を防ぐのです。

私たちにとって、活性酸素もちょっとはなくては困るのですが
(細菌やウイルスを撃退します)、
増えすぎると自分の細胞を酸化させ、傷つけはじめます。
これが老化、エイジングなんですね。
また、ガンを引き起こす原因ともなるんです。

アサイーに含まれる抗酸化物質は人体にとくに吸収されやすい
そうですので、これは利用しない手はありませんね!

流行りのカフェなどでは「アサイーボウル」が食べられるところも
あるでしょうが、ここはハワイじゃないのでどこでもある
というわけではありません。

通販やコストコで冷凍のものが手に入るので、
それを利用して、フルーツと一緒にスムージーなどをつくって
ハチミツで甘味を加えて食べるのがいいでしょうか。

南米特産の果実なので、薬膳的には詳しい資料がありません。

効能からの予想の範囲ですが、腎を補う力が強いのではないかと思います。
また、血虚にも効きそうですし、貧血ぎみの方におすすめできますね。

ただし、注意点もあります。

熱帯の植物ということで、身体を冷やす可能性が高いこと。
冷凍状態であれば尚更ですよね(^_^;)

地球の反対側からやってくる輸入食品ですから、
長期間輸送されてきたことを考えると、
植物自体の”気”は薄れていることは否めません。
パックされた加工食品ですからね。

そして、我々のご先祖が代々食べてきた食品ではない点。
私たちの身体にどのような影響があるのか、
証明はできていません。

こういった点も忘れることなく、
気持ち控えめに摂取するのがベターなのではないでしょうか。

とくに冬場は要注意かもしれませんね。

というわけで、私も夏の間実験的に小まめに食べてましたが、
秋口から頻度と量を減らしています。

ポリフェノールのアンチエイジング+美容効果を期待して
たまに食べるようにしたいなと考えています。

もちろん、抗酸化物質を含む食材は他にもたくさんありますから
分散させていただくのがよろしいかと。

毎朝冷たいアサイーボウルを食べていたら
身体を冷やしてしまって温活が台無しですよ~(^_^;)
ご注意くださいね!

次回は岡井先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


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