ぶたにく(20100211)

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ぶたにく(20100211)

2010-02-12

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
バレンタインデーも近づきました。
ご夫婦でも楽しいイベントを企画してくださいね!

さて、今日は豚肉です。
食卓に上がる頻度も高いお肉ですね。
世界的に見るとイスラム圏では食用を禁じられていますが、
日本ではかなり昔から食べられてきた歴史があります。
特に、沖縄や鹿児島では重要な食材となってきました。

豚は1年に20頭以上の子どもを産み、発育も早いのです。
ですから、飼料効率がよいということなんですが、
ブタさんは意外と神経質。ストレスに弱いのです。
だから狭いところにたくさん押し込めて育てるのはよくないそうです。
また、栄養価の高い飼料を与えると発育速度は速くなるけど、
脂肪ばかりでお肉の質はよくないそうです。
逆に、栄養価の低い飼料だと発育は遅くなるけど、おいしい肉質になるそうです。
生産者としては、おいしいお肉を追求すると年間の出荷頭数は減りますが、
最近はブランド豚をよく見かけるようになったように、
付加価値をつけた豚肉が流行りのようですね。

豚肉は優れたたんぱく質とビタミンB1の宝庫です。
沖縄県は長寿で有名ですが、豚肉の消費量がとても多いことも原因と
考えられています。
必須アミノ酸のバランスがよくて、収効率が優れています。
脂肪もオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸が多く、
コレステロールも少ないそうです。

豚肉は他のお肉に比べてビタミンB1が数倍も多く含まれています。
(牛肉の数十倍だそうです!)
加熱しても壊れにくく、吸収効率もよいのです。
VB1は糖質をエネルギーに変えるために必要で、不足すると疲れやすくなります。
また、集中力が低下したり、イライラや怒りっぽくなったりします。

ただ、食べ過ぎると疲労物質の乳酸がたまってしまうので逆効果です。
豚肉をガッツリ食べたいときは、クエン酸たっぷりのレモンなどをかけて
食べるようにするといいですね。

他にも細胞の再生や成長を促進するビタミンB2や、
活性酸素を除去して老化やガン化は防ぐビタミンEなども。

豚肉は鳴き声以外捨てるところがないといわれます。
さまざまな部位がありますが、それぞれ栄養分の含有量が違います。
ビタミンB1が一番多いのはヒレ肉です。
モモ肉はナイアシンが多いそうです。
皮膚や粘膜の健康維持に役立ち、冷え症改善にも効果がありますね。

それでは、漢方的に見ていきましょう。
性質は平、潤作用があります。
臓腑では脾胃、腎に入ります。
腎臓によいお肉ですので、未妊治療にはピッタリと言えるでしょう。

東洋医学的な効能としては、
滋陰潤燥、身体を潤し、機能を回復させます。
止消渇、糖尿病に効果があります。
通便、便秘に効きます。
潤肌、お肌を潤します。

このお肉は体内に熱をこもらせにくく、熱っぽい方や高血圧の方でも
大丈夫です。
とくに”陰虚”体質の方にはおすすめです。
でも食べ過ぎるとやっぱりいけませんね。
普段から食べすぎで消化不良の方は控えましょう。

医食同源の中華料理では欠かせない食材ですが、
タマネギやネギ、にんにくなどと合わせることが多いのです。
こうすると、ビタミンB1の吸収率が高まり、疲労回復や体力増強の効果が
高まります。
スタミナをつけるのはピッタリですね。

沖縄では豚肉と昆布をよく食べるので、これが高血圧予防や
コレステロール値の低下に役立っているようです。

私はけっこう豚足とかミミが好きで、沖縄料理屋さんが大好きです。
コラーゲンたっぷりで、お肌がツルツルになりますね。
もちろん、普通のお肉も、旨味がいっぱいで、牛肉より断然好きです。
安上がりでいいですねぇ~!!

では、次回は春菊をとりあげます。
ちょっとクセがありますが、それがかえって好きな方も多いですね。
どうぞお楽しみに!



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