秋の味覚-さば No.1(20100930)

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秋の味覚-さば No.1(20100930)

2010-10-02

こんにちは! はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
すっかり涼しくなり、稲穂も色づいてきました。
いきなりの秋の到来にびっくりされてる方も多いのでは?

今日は青背の魚の代表格、鯖(さば)を取り上げます。
サバという名前は「小(さ)歯(ば)」からきているそうです。

日本各地で陸揚げされる、なじみのある大衆的な魚ですね。
マサバやゴマサバなどが一年中近海で獲れますが、なんといってもマサバの旬は秋。
脂ののりが違います。
「秋鯖は嫁に食わすな」という言葉もあるくらいです。

美味しいものは嫁には食べさせない、なんて嫁いびりの意味もありつつ、
実は秋の鯖は脂肪が多いため、下痢や腹痛を起こしやすいため、子宝のために
食べないほうがいい、という意味もあるのだそうです。

ほんとうに子宝によくないのでしょうか?!
ゆっくり見ていきましょう。

サバは青く輝いていて、太陽を象徴する魚として信仰の対象になっていました。
京都の葵祭で鯖鮨を食べるのは、その名残だそうです。

酢でしめるのは、鯖はとても傷みが早いためです。
なんといっても、「サバの生き腐れ」といわれるくらいです。
これは、多量に含まれるヒスチジンという成分が、分解酵素によって
ヒスタミンに変化するためです。
これが、じんましんや、腹痛など、アレルギー様食中毒の原因となるのです。
できるだけ新鮮なものを求め、早く調理していただきましょう。

では、栄養価を見てみましょう。

秋、一番脂がのった時期、この頃一番EPA/DHAが多く含まれています。
エイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸、ですね。
その量はほかの青魚の3~4倍です。

EPAとはIPA(イコサペンタエン酸)とも言われる不飽和脂肪酸です。
血液中の中性脂肪値やコレステロール値を低下させて血流をよくし、
抗血栓作用で動脈硬化の予防に役立ちます。
悪玉コレステロールを低下させ、善玉コレステロールを増加させる働きが注目されています。

DHAとはもともと脳の神経細胞に含まれる成分で、EPAと同じように中性脂肪を減少して
動脈硬化を防止するだけでなく、脳神経組織の発育や機能維持に役立つ、
「健脳食」と言われています。

低い水温のなかでも液状を保つ魚の脂肪は、固まりにくく、流動性があるので
魚よりずっと体温の高い人間にとってはよい脂質なのです。
ただし、酸化しやすいというのが欠点ですね。
酸化すると過酸化脂質となって、ガンなどの原因になるんです。
それでも、サバには、酸化を防いでくれるビタミンEが含まれていて安心です。
とはいえ、やっぱり新鮮なうちに食べるのが肝腎です。

ちなみに牛や豚の脂質(ヘッド、ラード)は常温では固まっており、飽和脂肪酸です。

白身魚は脂肪が少ないのですが、含まれるたんぱく質は同じくらいです。
良質のたんぱく質摂取を目的に、また身体にとってよい脂を摂るためにも、
ぜひ青魚を食べましょうね。

実は、「嫁には食わすな」どころか、不育症の方にはぜひとも食べていただきたい
食材なんです。
血栓予防というくらいですから、血栓ができやすいために妊娠が維持できない方には
最適ではないでしょうか。
流産の経験があるなしにかかわらず、きっといい方向に働くはずです。
まさに、子宝に効くサカナじゃないでしょうか。

「サバを読む」という表現があります。
サバは大量に獲れ、かつ鮮度の低下が激しいので、漁師さんが数もろくに数えずに
大急ぎで売りさばいたのが語源だそうです。
現代では、なぜか数というより、歳をごまかすときに使いますよね(^_^;)

次回はサバを漢方的に見ていきます。そして、「生臭くて苦手」という方も多いので
おいしい食べ方をお伝えします。

おいしく食べて、妊娠力アップ!

では、次回もお楽しみに。



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