春の味覚-きゃべつ No.2(20100520)

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春の味覚-きゃべつ No.2(20100520)

2010-05-21

こんにちは! はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
すっかり暖かくなりました♪
入梅が少しでも遅くなって、よい季節が続くといいですね。

さあ、今日はキャベツ第二弾です。
まずは漢方的にみていきましょう。

性質は平、つまり寒熱の偏りがありません。
臓腑では胃、小腸に入ります。胃と腎という説もありますよ。
五味は甘味。

東洋医学的な効能としては、
調利臓腑、つまり臓腑の機能を調節し、回復させてくれます。
通絡散血、つまり細い血のめぐりをよくし、循環障害を改善してくれます。
安胃止痛、つまり胃腸を丈夫にし、痛みを止めてくれます。

体質的には、もともと胃腸が弱い虚弱体質の方によいほか、
血行が悪い方や、血圧が高めの方にも向く食材です。
でもその他の体質の方にもまんべんなくOKだと言えますね。

気や血の流れを良くするだけでなく、腎臓を助けて生命力を高め、
筋骨も強くしてくれます。
理想的な食べ物なんですね。

胃酸過多の方にはキャベツがもってこいです。
胃のむかつきや、酸っぱい液が上がってくるといった症状はありませんか?
胃酸は強酸性なので、胃まで傷つけてしまうのです。
こういう方はキャベツを食べるようにするといいのです。
傷ついた胃壁を早く修復してくれますよ。

それでは今度はキャベツの見分け方です。
冬キャベツならずっしりと重い、中身がつまったものがいいのですが、
春キャベツは柔らかく、てっぺんがとがっているものがよいそうです。
色つやがよく、できるだけ新鮮なものを選びましょう。

切ったものよりは、やはり丸のままのものを求めるほうがいいですね。
でも傷むのも早いので、できるだけ早く使い切りましょう!

最初はもちろんサラダに、浅漬けも準備しておきましょう。
外側の硬めの葉っぱは炒め物に。
我が家では幼い頃からキャベツとチリメンジャコの塩炒めが人気です。
おジャコの塩気でほとんど味付けはいらないくらいです。
シンプルですが、これが一番美味しいのです。
後はスープやパスタ料理の具でもいいですよね。
クタクタに煮ないのがコツです。

それでは、キャベツの意外な利用法を。

やけどにキャベツ。
ちょっとしたヤケドなら、キャベツの葉をもんで貼っておくといいんです。
これはキャベツが食用になる以前から薬として使われていた用途なんですよ。

そして、タッパーやお弁当箱に臭いがついてしまってとれないことって
ありますよね?
そんなとき、キャベツの外側の普段はそのまま捨ててしまう葉っぱを
容器の中にいれておくのです。
不思議と臭いが取れるんですよ~!
やってみてくださいね♪

それでは、次回は石原先生の経絡ヨガです。
お楽しみに~!!



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