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食養生-お茶3(20080626)

2009-01-13 [記事URL]

こんにちは、はりきゅう師の近藤琉水です(^^)

前回は女性に人気の紅茶についてのお話でした。

今日はダイエット効果あり? ということで注目されているウーロン茶についてです。
中国茶の代表のようなお茶ですね。

「烏龍茶」と書くのですが、原産地は中国南部で、青茶という種類に属します。
25から80%くらいまで発酵させたお茶です。台湾産が有名ですね。
茶葉の色が黒々として、よじれた形が龍に似てる、というところから「烏龍」という
名前がついたそうです。
茶水の色が薄い緑色のものほど発酵が短く、飲むとまろやかで香りもよく、
緑茶に近い味わいです。
八割がた発酵させたものは茶水の色も濃い赤色や琥珀色になり、味も濃厚で
深い味わいですね。

この発酵の度合いによって寒熱の性質が変わり、80%に近ければ「平」性で、
20%に近ければ「涼」性になります。
ですので、胃腸の弱い方、冷え症の方には不向きなお茶になります。

では、どういう方に向いているのかといえば、肥満傾向があり、日ごろから脂っこい
食事をとることが多い方です。コレステロール値が高い方によいでしょう。
ただし、飲み過ぎはよくありませんので、1日3杯程度にしてくださいね。
ほかにも、高血圧の方、「陰去」体質の方にも基本的にはよいでしょう。

東洋医学的な効能としては、去痰消積といって、老廃物を除く作用があります。
ほかにも、消暑止渇という作用があり、暑気あたりをおさめ、渇きを解消します。
ですから夏の期間に飲むお茶として、緑茶よりもよいでしょう。

現代医学的には、上記のように高脂血症によく、抗ガン作用もあるそうです。
普段より脂っこいお料理を食べた後の一杯は、胃もたれを防ぐのでよいでしょう。

台湾産の烏龍茶は「凍頂烏龍茶」といって30%発酵されたものです。
茶葉が緑色で、玉状になっています。茶水は黄金色で、花のような香りがします。
コクがあって、とってもおいしいお茶です。

それでも巷でいわれるようなダイエット効果を期待して常飲するのは好ましくありま
せんので、おやめくださいね。

飲茶でおなじみのプーアル茶というお茶がありますが、こちらも減肥茶としての人気が
ありますね。これは種類は黒茶に属します。100%完全発酵のお茶です。
黒茶というのは、まず緑茶をつくり、その後茶葉を高温で湿度の高い場所に長期間
寝かせ、麹菌を使って発酵させるのです。その後また揉みこんで、乾燥させます。
そして何十年も保存すると、カビ臭さもなくなり、味がまろやかになっておいしい
お茶になります。
ワインと同じように古いものほど貴重で、何十年もかけて発酵させた極上品も
ありますよ。

ウーロン茶と同様、肥満傾向の方によいとされます。
健胃消滞、化痰減肥作用があります。
動物性脂肪の分解に役立つそうなので、脂っこい食事の後に飲むのに適します。
胃腸の弱い方、冷え症の方には向きませんのでご注意ください。
「陰去」体質の方も避けていただいたほうがよいでしょう。

淹れ方として、必ず最初に沸騰したお湯で洗い流してください。
その後沸かしたてのお湯を入れて5分ほど蒸らします。
数回淹れることができますよ。

中国茶つながりで花茶も紹介しておきましょう。
ジャスミン茶は緑茶3花1の割合で一緒に揉み込み、香りを移したものです。
ジャスミンの花は年に3回咲くのですが、盛夏に咲く「伏花」が最高級です。
蘇州のジャスミンティ「茉莉花茶(もりふぁちゃ)」が有名です。

東洋医学的には、安神作用が抜きん出ています。イライラを解消し、
精神を落ち着かせます。
ほかにも血行をよくしたり、目や頭の働きを回復させるのにも役立ちます。
現代医学的には、免疫力を高め、造血を促進する作用があるそうです。

もう一つ有名な花茶に菊花茶がありますが、これも緑茶に菊花を合わせたものです。
これは、菊には目のトラブルを解消する働きがあるため、視力の衰えや、
赤目に効くそうです。
肝臓に入って目の働きを改善するのです。風邪にもよいでしょう。
血圧降下や、狭心症の痛みをやわらげるのにもいいそうですよ。

花茶の淹れ方ですが、ジャスミン茶は若干冷ましたお湯を入れて2,3分置きます。
菊花茶は、初めに茶葉を沸騰したお湯で洗い流してから沸かしたてのお湯を入れます。

最後に、ピルを飲まれている方、効果を低下させる恐れがあるので、服用前後4時間は
お茶全般を避けたほうがいいですね。
鉄欠乏精貧血になりやすい生理中の方、妊婦の方も飲まないほうがいいんですよ!

次回は「茶外茶」(茶樹の葉ではないお茶)についてです。
それでは、また次号でお会いしましょう!


食養生-お茶2(20080619)

2009-01-12 [記事URL]

こんにちは、はりきゅう師の近藤琉水です(^^)

前回より馬場乾竹先生から受け継いでこちらのメルマガを執筆することになりました。

はりきゅうによる東洋医学的な不妊治療を受けておられる方(或いはこれから受診
される方)がご自宅でできる養生法を中心にお知らせしていこうと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。

さて、前回お茶について少しお話しました。

毎日口にする飲み物ですから、定番のお茶が決まっているおうちも多いですよね。

テレビなどからの情報があふれてますから、○○茶がイイ! と聞けばすぐに取り
入れてみる方も多いのではないでしょうか。

でもね、やっぱりご自身の体質に合ったお茶を選んで飲んでいただくのが一番だと
思います。

漢方的な効能も知っていただいて、その時々の体の状態を考えてお茶を選択して
いただけると、なおイイ! ですね。

では、まずはポピュラーな”紅茶”から解説していきましょう。

紅茶は完熟したお茶の葉を完全発酵させたものです。

普通お茶は「寒」性のものが多いのですが、紅茶は「温」性です。
胃腸を温める働きがあるので、もともと胃腸が弱い方も安心して飲めるお茶です。
消化不良や下痢をしがち、血行が悪い、冷え症、という方に向いています。

けれども、高血圧だったり、東洋医学的にいう”陰虚”の体質の方には余りよく
ありません。
というのも、利尿作用がかなり強いのです。
体内の水を補っていかないといけないのに、利尿してしまってはいけませんよね。

そして、カフェインは心臓に負担をかけますので、血圧が高い方、心臓病や不整脈が
ある方は止めておきましょう。

漢方的な効能をもう少し詳しくみてみると、「醒脳明目」というのがあります。

醒脳明目というのは、視力を改善し、脳の集中力を高めるということです。
実際視力がよくなるかどうかは不明ですが、ストレスや疲労を解消してくれるので、
目も頭もスッキリするということでは、一日の疲れが出てくる午後のお茶にいいです。
眠気覚ましにはピッタリですね。

現代医学的に効能をみると、際立つのが抗菌作用です。
カテキンという成分によるもので、濃く入れた紅茶でうがいをすると風邪の予防に
いいそうですよ。

また、タンニンという成分は血栓を予防するそうです。
ただし、シュウ酸が多いので、鉄分などのミネラルの吸収に悪く、貧血の方は注意が
必要です。
紅茶好きの方ですと、一日に5杯も6杯も飲まれるようです。
そうするとビタミンB1の吸収も減ってしまい、アレルギーや食欲不振、疲れやすい
などの症状が出る恐れがあります。

イギリスのアフタヌーンティは有名ですが、ミルクと一緒にいただくので、
栄養素の消化吸収を邪魔しないそうなんですね。
インドではチャイといって砂糖たっぷりのミルクティが定番ですが、
これは栄養をとる目的もあるのです。
そして、インドの紅茶にはフッ素が多くて虫歯予防にもなるそうですよ。

紅茶というとイギリスが思い浮かぶのですが、発祥は中国です。
キーマンティというのは聞かれたことがあるかもしれませんね。ランの香りがする
そうです。
他にも、インドのダージリンや、スリランカのウバといった有名な紅茶もあり、
さまざまなフレーバーティも市販されていますから、香りを楽しみ、
リラックスしたいときにいろいろ試してみるといいですね。

意外な利用方法なんですが、髪の毛のリンスにも使えるんですよ。
髪をやわらげ、ツヤを出すそうです。
私はヘナ染めをするときにヘナ粉を溶かすのに使っています。

最後に、ピルを飲まれている方、効果を低下させる恐れがあるので、服用前後4時間は
お茶全般を避けたほうがいいですね。
鉄欠乏性貧血になりやすい生理中の方、妊婦の方も飲まないほうがいいんですよ!

いかがでしょう。「私は紅茶向き!」という方、いらっしゃいましたか?
あるいは、「私は紅茶じゃないほうがいいかも」という方もいらっしゃったかも
しれません。
どうぞご自身で判断していってくださいね。

次回はウーロン茶についてです。
では、また次号でお会いしましょう!


食養生-お茶1(20080612)

2009-01-10 [記事URL]

こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。

今まで、”漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です”のメルマガを
書かせていただいて来たのですが、
最近、様々な理由で更新が滞っていました。

ですが、不妊でお悩みの皆さんにとっては、定期的に有益な情報発信があるのが
一番だと思います。

ですので、これから定期的にメルマガを配信していくため、担当を譲ることに
しました。

といっても、全然関係ない人に譲るのではなく、当院のキャストである
近藤ルミ先生に執筆をお願いします。

彼女は、女性の鍼灸師として、同性の気持ちにたって、治療やアドバイスを
行っており、当院の女性のゲストの方はほとんどの方が近藤先生の施術を
受けておられます。

ですので、そうした立場からみた東洋医学的な不妊治療に関して、
これから定期的にメルマガを配信していただくことが出来ると思いますので、
どうぞご期待下さい。

ということで、ここからは近藤先生に自己紹介をしていただこうと思います。

近藤先生、どうぞよろしくお願いします!

ハイ! ご紹介にあずかりました、近藤ルミです。はりきゅう師です。

馬場聖鍼堂にて、日々不妊治療に励んでおります。

なにぶん、自分自身が食いしん坊ですので、食養生の指導には力が入ります。

「人間、食べたものになる!」 というのは本当です。

ぜひ健康な体をつくる食べ物、妊娠しやすい体をつくる食べ物を知って、
毎日の食卓に取り入れてください。

一週間に一回のハリより、三度三度のお食事です!
(もちろん、ハリもプラスしていただけると、よりいいのですが♪)

そして、東洋医学的なエクササイズなども紹介していきます。
どうぞお楽しみに。

最近「お茶はどんなものを飲んだらいいのですか?」というご質問を受けましたので
初回の今日はお茶の話をしましょう。

不妊症の方は冷え症の方が非常に多いのですが、
そういう方は”陽気”が足らないので、補ってあげる必要があります。

一日に必ず何度か飲むお茶でその陽気を補いましょう。

一番いいのは「三年番茶」といわれる、3年以上生育したお茶の葉を焙煎した
お茶です。
通常のお茶は”寒性”のものが多く、冷え症の方にはおすすめできないのですが、
“温性”の番茶か紅茶がよいのです。
でも紅茶はカフェインが多いことや、飲み過ぎると貧血になりやすいため、
できれば避けたいですね。
番茶は血液をきれいにし、新陳代謝をよくしてくれます。

この番茶を使った飲み物をひとつ紹介しましょう。

☆梅しょう番茶☆
低血圧で朝起きられない、貧血、冷え症、ひどく疲れたとき、などにピッタリです。

お湯のみに梅干を入れて、おはしでつぶします。
しょうがの絞り汁2,3滴を入れます。
しょうゆ小さじ1~2杯を入れます。
沸かしたての番茶を注いで混ぜる。

しょっぱそうですが、意外とそうでもないんですよ。
ほんとに疲れが取れますから、一度試してみてくださいね。
とくに疲れがたまったときは、しょうがの絞り汁ではなくおろししょうがを
そのまま入れたり、しょうゆを多めに入れるといいのです。

緑茶や抹茶、ウーロン茶は体を冷やすので、できたら避けてくださいね。
(あったかくして飲んでも同じですよ!)
ただし、気が上りやすい方にはのぼせている気を降ろす作用があるので
向いています。糖尿ぎみの方にはお抹茶がとくにいいですね。

いかがでしょう。身近なお茶ですが、だからこそ、体質に合ったものを
毎日飲んでいただきたいものです。

それでは、また次回、お会いしましょう!


漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20080405)

2009-01-09 [記事URL]

こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。

現在、このメルマガでは数号にわたって、
東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。

前回は、男性不妊の原因のひとつである陰虚火旺の不射精について
説明させていただきました。

そして、今回は、男性不妊の説明の続きとして、
気滞血おの不射精について説明させていただきます。

その前に、何度もお伝えしていることですが、
不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。

西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。

そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。

しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。

ということで、今回の内容、男性不妊の原因
気滞血おの不射精についてです。

まず、不射精についてですが、一般的には成功しても射精できないことを指しますが、
無精子症などもこれに入ってくると思われます。

そして、気滞血おの不射精は、色々な病症の経過が長引いたために
気の流れが悪くなり、身体にいらない血が停滞して、
気滞血瘀が生じ、お血(身体にとっていらない血)が
精道を阻滞して精液の排出が出来なくなって発生します。

症状としては、陰部の張った痛み。

胸苦しかったり、怒りっぽくなったりなどの症候を伴います。

そして、治療は活血化おを行います。

つまり、お血を身体から出してしまう治療法を行います。

以上で、東洋医学的な不妊症に関しては全て説明させていただきました。

ただし、今まで説明させていただいた女性不妊の原因や男性不妊の原因は
あくまで主立ったものだけです。

実際には、他の原因で不妊になっていたり、
二つ三つの原因が複合的に絡み合っている場合も多くあります。

その辺りのことは、専門の鍼灸師の先生に相談して下さいね。

よろしくお願いします。

それでは、また次回、お会いしましょう!


漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20080405)

2009-01-08 [記事URL]

こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。

現在、このメルマガでは数号にわたって、
東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。

前回は、男性不妊の原因のひとつである沈寒痼疾の精液清冷について
説明させていただきました。

そして、今回は、男性不妊の説明の続きとして、
陰虚火旺の不射精について説明させていただきます。

その前に、何度もお伝えしていることですが、
不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。

西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。

そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。

しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。

ということで、今回の内容、男性不妊の原因
陰虚火旺の不射精についてです。

まず、不射精についてですが、一般的には成功しても射精できないことを指しますが、
無精子症などもこれに入ってくると思われます。

そして、陰虚火旺の不射精とは、
腎陰が消耗して陰虚火旺となり相火が妄動したために発生するものです。

つまり、身体を養い冷やす働きが弱ってしまい、
身体の中にいらない熱が発生し、それが影響して起こるものです。

症状としては、勃起しやすく、甚だしければ長期間勃起が続いたりします。

また、夢精・滑精などが起こり、尿が濃かったり、口の乾きなどがあります。

そして、治療は滋陰瀉火を行います。

つまり、弱っているところを助けて、いらない熱を抜きます。

ということで、今回は、陰虚火旺の不射精について説明させていただきました。

次回は、男性不妊の原因の三つめ、
気滞血オの不射精について説明させていただきますので、ご期待下さい。


漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(02080405)

2009-01-06 [記事URL]

こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。

現在、このメルマガでは数号にわたって、
東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。

前回は、男性不妊の原因のひとつである腎気不足の精液清冷について
説明させていただきました。

そして、今回は、男性不妊の説明の続きとして、
沈寒痼疾の精液清冷について説明させていただきます。

その前に、何度もお伝えしていることですが、
不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。

西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。

そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。

しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。

ということで、今回の内容、男性不妊の原因
沈寒痼疾の精液清冷についてです。

これは、腎陽不足による命門の衰えで虚寒が生じたために発生します。

ちょっと難しいので、簡単に説明すると、
腎臓が弱り、身体を温める働きがうまくいかなくなり、
身体が冷えるために生じる不妊です。

ですので、症状としては、
陰部の冷えや四肢が冷える、寒がったり、体を縮めて臥床するなどの
冷えの症状が多く出ます。

そうした症状が出ている男性の方は、要注意です!

その他には、腰がだるかったり、
泥状便といって便が便器にべっとりとついてしまったりします。

ひどくなると、インポテンツ等になる場合もあります。

治療の方法は、温補腎陽といって、
腎臓を助けてあげて、身体を温める治療を行います。

そうすることで体質を改善していくわけですね。

ということで、今回は、沈寒痼疾の精液清冷について説明させていただきました。

次回は、男性不妊の原因の三つめ、
陰虚火旺の不射精について説明させていただきますので、ご期待下さい。


漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20080301)

2009-01-05 [記事URL]

こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。

現在、このメルマガでは数号にわたって、
東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。

前回は、男性不妊の大きな括りについて説明させていただきましたが、
今回から、その具体的な説明に入っていきたいと思います。

その前に、何度もお伝えしていることですが、
不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。

西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。

そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。

しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。

ということで、今回の内容は、男性不妊の原因
腎気不足の精液清冷について説明させていただきます。

これは、生まれたときや小さい頃から身体が弱く虚弱体質であったり、
慢性的な病気(喘息やアトピーなど)、大きな病気をして身体が弱ったり、
少年期の頻繁な手淫などにより、
漢方的な概念の腎臓が弱った場合に起こります。

症状としては、腰や膝がだるかったり、無力であったり、
脱毛があったり、歯の動揺があったりします。

特に多いパターンは、腰が重だるい感じがするケースがあります。

この場合、精液が薄く少ないので、既婚者では不妊の主要な原因となります。

西洋医学的にいうと、精子の数が少なかったり、運動率が悪かったりするわけです。

その際の治療法は、腎臓を補ってバランスを取ります。

この原因が男性不妊の一番多い原因ですので、ほとんどの方がこれに入ります。

以上、今回は、腎気不足の精液清冷について説明させていただきました。

次回は、沈寒痼疾の精液清冷について説明させていただきますので、
ご期待下さい。


漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20080216)

2009-01-02 [記事URL]

こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。

現在、このメルマガでは数号にわたって、
東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。

前回は、血オ湿熱の不妊について説明させていただきましたが、
ちょっとここでお詫びと訂正があります。

“血オ”の”お”という字は、難しい漢字を使うため、前回配信の分では、
その漢字が表示されていませんでした。

ですので、非常に読みづらい内容となっていたと思います。

申し訳ありませんでした。

今後、出来るだけそうしたミスの内容にしようと思いますが、
漢方用語には難しい漢字が多く、もし、また読みにくい内容などありましたら、
ご連絡下さい。

今回の件では、ある読者の方からご連絡を頂いて、気付くことが出来ました。

本当にありがとうございました。

今後はそうしたことの無いように気を付けていきますので、
よろしくお願いします。

では、今日の内容ですが、何度も説明していますが、
不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。

西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。

そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。

しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。

ということで、今日からは男性不妊の原因について、お話ししていこうと思います。

先ず第一回目の今日は、男性不妊の原因にどのようなものがあるのか、紹介しようと思います。

男性不妊には、大きく分けて二つの原因があります。

一つは、精液清冷といって、精液が薄く量が少ない場合です。

もう一つは、不射精といって、性交しても射精できない場合です。

こちらには、無精子症の方も入ります。

そして、それぞれにまた二つずつ原因があります。

精液清冷には、腎気不足の精液清冷と沈寒痼疾の精液清冷があります。

不射精には、陰虚火旺の不射精と気滞血オの不射精があります。

それぞれについての詳細は、次号以降、一つずつ説明させていただきますので、
ご期待下さい。


漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20080203)

2009-01-01 [記事URL]

こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。

現在、このメルマガでは数号にわたって、
東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。

前回は、湿痰の不妊について説明させていただきましたが、
今回は、血お(瘀)湿熱の不妊について説明させていただきます。

何度も説明していますが、不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。

西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。

そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。

しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。

では、血お(瘀)湿熱の不妊を説明していきますね。

どのような症状がでるかというと、まずは当然ですが不妊。

そして、月経時に増悪する下腹痛が多くあります。

また、微熱があったりします。

特に、月経周期が不規則であったり、あるいは紫色で暗く凝血が混じっている
経血の持続があったりします。

この辺りのことも鑑別のポイントになりますよね。

また、腰がだるいこともおおくあり、おりものが多くなります。

自分自身でチェックしやすいところでは、目の周囲がどす黒いことなどがあります。

このように前回の湿との関係もありますが、ポイントになってくるのは、
下半身の症状が多いことです。

では、肝心の治療法ですが、漢方や鍼灸では、停滞している血や湿を取り除く
治療を行います。

以上、今日は、血お(瘀)湿熱の不妊について説明しましたが、
次回以降は男性の不妊の漢方鍼灸的な解釈について説明していきますね。

ご期待下さい。


漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20080119)

2008-12-31 [記事URL]

こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。

現在、このメルマガでは数号にわたって、
東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。

前回は、肝気鬱結の不妊について説明させていただきましたが、
今回は、湿痰の不妊について説明させていただきます。

何度も説明していますが、不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。

西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。

そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。

しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。

では、湿痰の不妊について説明しますね。

まず、湿痰とはどのようなものか?ということなのですが、これは食生活と関係があります。

食事をすると食べたものは、湿に変わると漢方では考えます。

湿≒水です。

ですが、それが停滞すると湿痰という病理産物になります。

それは、どういったものかというと、花瓶の水をイメージしてみて下さい。

花瓶の水を数日間ほったらかしにしておくと、下にヘドロのようなものが溜ってきますよね。

特に何かしたわけではないのですが、ああしたドロドロしたものに変質していく。

これが体内で起こったものが湿痰です。

つまり、食べたものが停滞して、それが痰化するわけですね。

こうしたことの原因は、食事が多すぎることや偏食、また夜遅くの食事や食事のスピードが速いことなどが原因としてあげられます。

該当する方は、気を付けて下さいね。

では、どのような症状が出るかというと、当然ですが不妊。

そして、肥満や多毛が出ます。

また、無月経または月経不順等が起こり、多量の白色のおりものが出ます。

おりものなどは、食生活の影響をよく受けます。

それ以外では、めまいや動悸、無力感、顔面や四肢の浮腫、胸苦しいなどの症状が出る場合もあります。

また、食べ物が停滞していると、摂食量が少なくなることもあります。

では、治療法は?というと、漢方や鍼灸では、停滞している湿を取り除く治療を行います。

気の巡りをよくして、湿を取り除くわけですね。

そうすることで、健康な身体を取り戻すわけです。

以上、今日は、湿痰の不妊について説明しましたが、
次回以降も一つずつ漢方鍼灸的な不妊症の解釈について説明していきますね。

ご期待下さい。


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