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【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(4)(20141031)

2014-10-31 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

ハロウィンですね!
街をあるくとジャック・オー・ランタンだらけで、お祭りムード満載です。
一昔前は一部のテーマパークだけの行事だったような気もしますが
今ではしっかりこの季節の風物詩になりましたね。

ということで、そろそろ冬支度の方はどうでしょうか?
妊活に冷えは大敵です!
冷え症が気になるという方は温活もセットでいきましょうね!

さて、僕のメルマガでは
東洋医学的な男性不妊の症状と原因について
お届けさせて頂いています。

今回は「陽萎(ようい)」についてです。

「陽萎」というのは、いわゆる勃起不全、インポテンツのことをいいます。
つまり、勃起しなかったり、勃起状態を継続することができないという症状です。

前回お伝えした「早泄」が、
すぐに射精してしまい性交を継続することができない症状だったのに対し、
「陽萎」は勃起自体に問題があるために、性交を行うことができない
という症状です。

「陽萎」の原因は、
西洋医学的には、加齢であったり、心因性のもの、血管障害などの器質性のもの、
薬物、またはそれらの混合というようなものとされています。

では、東洋医学的に「陽萎」の原因となるのはどういったことかというと
多くが”腎”の弱りからきます。

たとえば、
セックスのしすぎで腎の精を消耗しすぎているときや
先天的に腎精が弱い虚弱な体質であるとき
などです。

その他にも
やたらと恐怖することや驚くことが多くても腎の気は消耗しますし
ストレスなどからびくびくしたり、不安感や焦燥感がずっとある状態も
腎精を消耗してしまいますので
「陽萎」の原因になり得ます。

こういった腎の弱りが原因となっている場合は、
多くの場合で随伴症状として腰や膝がだるくなったり、腰痛、脱毛、冷え
といった症状があります。

「陽萎」の原因が、これら腎の弱りから来ている場合
治療としては、とにかく腎の陽気を補っていきます。

多くの場合が、腎精も消耗していますので
弱りがキツイ場合は、漢方薬を併用した方が効果も上がりやすいです。

養生としては、
疲れを溜めないことや睡眠、セックスや射精のしすぎをセーブするということが
大切になってきます。

また、腎以外の要因でも「陽萎」は起こります。

心配事が非常に深く、心臓や脾臓が弱ってしまった時(心脾両虚)や
肥満により身体の内部に湿熱が溜まってしまった場合などです。
(心臓や脾臓の弱りはあくまでも東洋医学的な見立てですので
西洋医学的に病気があるというわけではありません)

心脾両虚の場合は、脾臓の働きを助け、消化器系の動きを
活発にする治療を行っていきます。
しっかり食物から栄養を取れるようになれば、
心血や腎精が充実して、「陽萎」も治癒していきます。

養生としては、ストレスや心配事をためないことであったり
うまく発散するということが大切ですね。

また肥満からきている場合は
身体の中の湿熱を取り除く治療を行っていきます。

養生は言わずもがなですね。
脂っこい物などの食べすぎを控えましょう。(^_^;)

ということで、今回は「陽萎」について
お届けさせて頂きました。

「陽萎」の症状があると
セックス自体に支障が生じてしまい
必然的に自然妊娠が不可能となってしまいます。

普段の養生でケアできる部分もありますし
鍼灸でのケアでも根本からケアできる症状でもあります。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。(^^)

ちなみに男性不妊に関する前回までのバックナンバーは

精液清冷について→
 http://www.funinchiryou.net/20140516-2/

不射精について→
 http://www.funinchiryou.net/20140711-2/

早泄について→
 http://www.funinchiryou.net/20140905-2/

でご覧になれますので、
よければチェックしてみて下さい!

また、もっと詳しく男性不妊について聞いてみたい!
そういう方は、
当院で毎月行っている馬場聖鍼堂☆不妊治療説明会か
仕事の後でもお越し頂ける平日20時まで受付可能な
無料体験治療にお越し下さい。
お問い合わせ・ご予約は
 http://www.e-harikyuu.com/briefing.php
 072-633-3253
までお気軽にどうぞ。

最後までお読み下さりありがとうございました。

それでは、今回はこの辺で。

次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【不妊カウンセリング】誰かと比べること(20140918)

2014-09-27 [記事URL]

こんにちは。近藤琉水です(^^)

まだまだ日中は暑いですね。
とはいえ、日も短くなってきましたし、
空気が乾燥して、そろそろ秋モードに
切り替えていく時期ですね。

秋は収れんの季節といって、春・夏のようにワーッとエネルギーを放出せず、
内側へと目を向けていくべき季節なんです。

昔に比べると地球温暖化のせいで10月頃まで暑いので
以前ほど厳密に守らなくてもいいのですが、
春から夏の期間よりも活動量を徐々に落としていくのが◎ですね。
弾けすぎないよう、セーブしていきましょうか(^^)

さて、今日は誰もが陥りやすい”不幸の入り口”についてお話します。

妊活中の方なら経験があるのでは?というのが
知人からの「赤ちゃん生まれました」ハガキや年賀状の憂鬱です。

何枚も重なると、かなりズシンときますよね(*_*)

愛くるしい赤ちゃんや幸せいっぱいの家族写真に
祝福よりも、悲しみや、怒りさえ感じてしまう方はいらっしゃいませんか?!

冷静に考えると、親戚や友人に新しい家族ができたら、
しかもかわいいベビーが生まれたら、祝福の気持ちになるはずなのに
なぜかイラッとしたり、涙がこぼれたりしてしまうんです。

ベビ待ち初期の頃であれば「いいなぁ、私も早くこんな年賀状出したい!」
と励みになったりするようですが、年月が経つと、「年賀状なんて
無くなってしまえ!」とさえ感じるということです。

それほど感情を揺すぶられるというか、逆なでされるのは
なぜなんでしょうか?

やっぱり原因は【嫉妬】なんです。

あの人は私が持っていない○○を持っている。
ずるい。
・・・うらやましい。

もし自分が○○を持っていたら羨ましいとは思わないものです。

あなたが子持ちだったら子どもがいることで羨ましくはないんですね。

つまり、常に人と自分を比べてみてるわけです。
そして、自分が恵まれてない(と思い込んでいる)分野を重点的に比べるのです。

もし比較対象がいなければ、十分しあわせなはずなのに、
誰かと比べることで不幸が始まる・・・(゚Д゚)
“不幸の入り口”です。

この、「比べる」という行為さえやめれたら、
翻弄されることはなくなるだろうと思うのです。

とはいえ、人間の心理として無くすることはできない感情です。
ある意味自然ともいえるのですが、たまに
度を越してしまう人がいるのです。
常に人と比べてしまう人。
比べるのがやめられない人。

この「比べるのがやめられない人」には特徴があるそうです。

1)常に自分よりも恵まれている人、幸せな人と比べる
2)自分も恵まれているかも、幸せかも、ということは目に入らない
3)相手は「幸せに見える」というだけで、本当は違うかもしれないなどとは
  考えられなくなる
4)自分がいまの生活に満足していても、「あの人のほうが上」という相手が
  みつかると、すぐに比べあいをしてしまう

つまり、どんな状況になってもエンドレスなんです。

子どもがほしくてたまらない今、自分を子どもがいる人と比べてしまう。

ひょっとしたら、結婚相手がほしくてもみつからない人から見ると、
あなたはすごく恵まれているかもしれないけど、もう手に入っているものには
目が向かない。

子どもがいる人はいる人で、その人にしかわからない苦労や悩みが
あるかもしれない。
でもそんなこと想像もしようとはしない。

ということは、たとえあなたがいつか子どもを授かったとしても、
あなたよりも恵まれてい(そうに感じ)る人と比べては
嫉妬したり、悲しんだり、怒ったりしてしまうことになるのです。

ベビ待ち段階でも典型的なケースがあります。

「二人目不妊なんて、贅沢すぎる」というものです。

なんとか一人を、という方は「一人いるのだから、いいじゃない!」と
そう感じてしまうことがあるそうなんです。

でも二人目を望まれている方にしたら、やっぱりその人にしかわからない
辛い思いもたくさんあるのですね。

世間から「一人じゃかわいそう」とか「わがままになるわよ」とか
どれだけ言われることか・・・

けっこう義理の両親から言われることが多くてキツイのですよね。

無事赤ちゃんが生まれてからも、よその赤ちゃんと比べて
成長が遅いとか、できることが少ないとか、から始まり、
幼稚園や小学校に上がる頃にはもう、もう頭がおかしくなりそうなくらい
よそさまと比較してしんどい思いをすることになりますよ。
キリが無いのです。

ほんとうの幸せというのは、【幸せを感じる力】だと思います。

誰かと比べて幸せか、不幸せか、ということではなく、
あなたが、あなた自身の価値観で、幸せと”気付く”ことが大事なのです。

そのためには、人と比べることは害にしかなりません。

人は人。
私は私。

そんなふうに考えるクセを身につけてみませんか?

「赤ちゃん生まれました」の写真ハガキを受け取っても、
この人はこの人なりに幸せだったらイイネ! って
自分から切り離してみませんか?

そして、自分の幸せを数えてみるのです。
どれほど恵まれているか、幸せなのか、自覚してくださいね!

人と比べず、自分軸を持つことが、幸せのコツなのですから(*^_^*)

それでは、次回は岡井先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(3)(20140905)

2014-09-05 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

今日は雨の大阪です。
西日本ではまた大荒れの天気予報もありますので
ご注意下さいね。

ちなみに、
当院では来院の際に雨に降られてしまったゲストのために
タオルと衣類用乾燥機を準備してお待ちしています。
治療中に乾かさせて頂き、お帰りの際は心身共に
気持ちよくお帰りいただけるようご用意させていただいています。

ということで、
今回も僕のメルマガでは
男性不妊の東洋医学的な原因について
お届けさせていただきますね!

前回までには、「精液清冷」「不射精」についてお伝えしました。

詳しくは、こちらのバックナンバーをご覧下さい。
http://www.funinchiryou.net/20140516-2/
http://www.funinchiryou.net/20140711-2/

今回は、「早泄(そうせつ)」についてお届けします。

「早泄」というのは、字を読むと
早く泄れる
と読めますね。

つまり、平たく言うと早漏です。

性交前や性交早期に射精してしまい、
勃起が持続しないために正常な性交ができない症状をいいます。

原因としては、
腎気虚や肝経湿熱、心脾両虚ということがあります。

簡単に説明しますね。

まず、腎気虚というのは、
腎臓の元気が弱くなっているということです。
東洋医学的に腎臓というのは、
生命力や生殖能力を担当していますので
腎臓の元気が弱くなることで、精を納める力が弱くなり
「早泄」になるのです。

これは、セックスのしすぎなどで起こることもありますし
慢性的な睡眠不足や疲労などからもくることがあります。

次に、肝経湿熱というのは
慢性的なストレスなどにより経絡の中に湿熱が生まれ
気血のめぐりを担当している肝臓が弱り、
その経絡上にある陰器に影響し「早泄」がおこる
というものです。

そして、心脾両虚による「早泄」ですが
これは、過労や心労などにより
気血が不足してしまうことでおきます。

かなり簡単に説明しましたが、
これらが「早泄」になる原因です。

原因からわかるように
日常生活における疲労やストレスのケアというのが
「早泄」には大切です。

また、「早泄」に対する治療としては
基本的には腎や脾、心などの弱っている臓器を助け
湿熱がある場合は、これを取り除く
ということを行うことで
根本的な治療を行います。

また、ちまたでは色々な精力増強ドリンクやサプリメントがありますよね。

即効性もあるので利用されている方も多いと思いますが
その場その場では効果があっても
根本的な解決にはなっていませんし
何よりも、逆に弱っているところをさらに弱らせてしまう
という可能性も実はあります。

つまり負のスパイラルです。

そして、この「早泄」が慢性化すると
「陽萎」つまり、勃起障害に発展する可能性も
あります。

不妊治療をしていると
時には精力増強ドリンクやサプリメントを必要とする時もあります。

ですが、それらに頼るだけでなく
何が原因で「早泄」になっているのかを知り、
その原因に対するケアを行う
というのが、「早泄」の治療では非常に大切なんですよ(^^)

なお、もっと詳しく男性不妊について聞いてみたい!
そういう方は、
当院で毎月行っている馬場聖鍼堂☆不妊治療説明会か
仕事の後でもお越し頂ける平日20時まで受付可能な
無料体験治療にお越し下さい。
お問い合わせ・ご予約は 072-633-3253 までお気軽にどうぞ。


【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(2)(20140711)

2014-07-11 [記事URL]

こんにちは。
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

大型で強烈な台風8号が日本を横断中です。
被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。
また、これから台風がくるかもしれないという方は、
しっかり備えておきましょう!

こちら大阪も徐々に雨風が強くなってきました。
ゲストの方の安全第一で対応させていただきたいと思います。

なお、このメールの最後に、
馬場聖鍼堂メルマガのシステム変更に伴う
大切なお知らせがございます。
ぜひ、ご確認頂けますよう、お願い致します。

ということで
今回も僕のメルマガでは
男性不妊の東洋医学的な原因について
お届けさせていただいています!

前回は、「精液清冷」についてお伝えしました。
詳しくは、こちらのバックナンバーをご覧下さい。
http://www.funinchiryou.net/20140516-2/

今回は、「不射精」についてお届けします。

「不射精」というのは、
西洋医学的に言うと読んで字のごとく、
射精することができない射精障害がぴったり当てはまりますが、
射精できても精子が少ない乏精子症なども、
東洋医学的には「不射精」に含まれます。

では、この「不射精」となる原因には
どういうことがあるのでしょうか。

おおもとは腎虚です。

腎には、腎陰(水)と腎陽(火)の2つがあるのですが
この腎陰(水)が弱ることで
相対的に腎陽(火)が強くなり、
火(相火)の動きを旺盛になり抑えられなくなることで
陰虚火旺という状態になり、「不射精」になります。

なお、この陰虚火旺による「不射精」になると
射精障害や乏精子症といった症状の他にも
よく勃起する、陰茎が腫れたり痛みがあったりする、
夢精をする、尿が濃くなる、口が渇く、便秘になる
というような症状も出てきます。

ですので、単に、精子が少ないだけとか、
射精できないだけという場合は、
厳密には「不射精」とは呼ばないんです。

そして、この陰虚火旺状態が長く続くと、
気滞血瘀が生じます。

気滞は、気の滞り
血瘀は、どろどろ血
を意味します。

つまり、気の滞りによって、精液を運ぶ力も
弱くなりますし、
血瘀のどろどろ血によって、物理的にも
精液の排出ができなくなってしまうのです。

また、気滞血瘀になると
怒りっぽくなったり、胸が苦しくなることがあったり
寡黙になったりという症状も現われてきます。

では、この「不射精」に対しては
どういう治療が良いのでしょうか。

これは、段階によって方法が変わってきます。

まず、陰虚火旺による「不射精」であった場合は
腎陰を助け、旺盛になった火を抑える治療をします。

こうすることで、陰陽のバランスを取るのです。

一番の養生法は、ストレス発散と良質な睡眠ですね。

そして、気滞血瘀の場合は、
滞りを解消させることが大切ですので
気血の巡りをよくするような治療をしていきます。

簡単にできる養生法としては、ウォーキングですね。

逆に言うと
上に書いたような簡単なことでも
毎日養生として続けることで
男性不妊のリスクを減らすことができるということです!

自分は関係ない

そう思っていても、
忙しすぎる現代日本、
男性不妊予備軍は確実に増えてきています。

日頃のケアが大切ですよ(^^)

なお、もっと詳しく男性不妊について聞いてみたい!
そういう方は、
当院で毎月行っている馬場聖鍼堂☆不妊治療説明会か
仕事の後でもお越し頂ける平日20時まで受付可能な
無料体験治療にお越し下さい。
お問い合わせ・ご予約は 072-633-3253 までお気軽にどうぞ。

それでは、今回はこの辺で。


【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(1)(20140516)

2014-05-17 [記事URL]

こんにちは。
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

ついこの前お花見してたような気がするのに
GWもあっという間に終わり、気がつくと夏の陽気を
感じる今日この頃です。

いかがお過ごしですか?

前回の僕のメルマガでは
男性不妊の原因とは?最新の男性不妊治療とは?
というようなところについてお届けさせて頂きました。

もしも、どんな内容だったか忘れちゃった!
というときは
http://www.funinchiryou.net/20140321-2/
からバックナンバーを読んで頂けますので
そちらもご参照頂ければと(^_^)b

ということで、今回は、
前回予告させて頂いたとおり
東洋医学的に考える男性不妊の原因とは何か?
についてお届けさせて頂きたいと思います。

東洋医学で男性不妊というと
「精液清冷」、「不射精」、「早泄」、「陽萎」
というような症状があたります。

字からなんとなく分かるものもありそうですが
それぞれを簡単に説明すると

「精液清冷」は、精液がすくないという症状です。
現代でいうと乏精子症などがあたりますね。

「不射精」は、読んで字のごとく、性交しても射精できない症状です。
同じく現代で言うと射精障害ですね。

「早泄」は、性交早期に射精してしまう、いわゆる早漏です。

そして「陽萎」は、勃起障害を意味しています。

では、それぞれの原因は何なのでしょうか。

本当は一つ一つ細かく説明させて頂きたいのですが
とてつもない量になりますので
今回は「精液清冷」について簡単に説明させて頂きますね(・o・)

「精液清冷」の原因は、一言でいうと腎虚(じんきょ)です。

東洋医学では、生命力や生殖力を主っているのは腎臓と考えています。
この腎の力(気)が弱くなっているのが腎虚です。

弱くなる原因としては、色々考えられます。
先天的に弱い場合もありますし、暴飲暴食、夜更かしなどの不摂生、
セックスのしすぎなどから弱る場合もあります。

また、「精液清冷」は、精液が少なくなるという症状の他にも
さまざまな随伴症状があります。

たとえば、身体がやせていったり、顔色にツヤがない、
やたらと息切れをしたり、全身に無力感があり、
特に腰や膝にだるい感じがあるといった症状。
また、尿意が近くなったり、夜に尿意で目覚めるということも
あります。

逆にいうと
これらの症状の自覚がある場合=腎虚
つまり「精液清冷」になりかねない
といっても過言ではありません。

では、この「精液清冷」はどのように治療を行うのか
ですよね。

基本的には、腎の力が弱まっているので
腎の力を助ける治療をします。

当院での鍼灸治療で腎の力を補いつつ
ご自宅でご自身でお灸をして頂いたり、
腎を助ける食物を摂っていただいたりというような
養生指導もさせて頂きます。

もちろん、
暴飲暴食などの不摂生がある場合は
それらを絶って頂くといった生活面での改善も非常に重要です。

ただ実際には
腎以外にもさまざまな要因が重なって
「精液清冷」に陥っていることが多いので
治療の方法は人によって全然異なります。^^;

もっと詳しく男性不妊について知りたい!
そういう方は、当院の不妊治療説明会か
無料体験治療にお越し頂きましたら
直接もっと詳しくお伝えさせて頂きますね。

次回の僕のメルマガも、
東洋医学的な男性不妊の原因についてお届けさせて頂きますね!
お楽しみに(^_^)

次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【2人目不妊と感染症のはなし(20130110)】

2013-01-10 [記事URL]

こんにちは!
2人目不妊治療担当の足立繁久です!

2013年初のメルマガ配信です。
今年も良い年になるとイイですね♪

さて今日のメルマガでは2人目不妊の原因の中でも
“感染症に関する知識”を紹介しますね。

2人目不妊の要因の中にしばしば”感染症”が挙げられます。

不妊に関わる生殖器系感染症では”クラミジア感染の情報”をしばしば目にします。

しかし、クラミジア感染による不妊への影響は、
2人目不妊(続発性不妊症)に限った不妊要因ではありません。

2人目不妊に関係する生殖器系感染には次のようなものがあります。

■2人目不妊(続発性不妊)特有の感染症

出産時に起こる”産道の細菌感染”です。

これは産褥熱(さんじょくねつ)と呼ばれる病気です。

主要な症状は《下腹部痛・悪寒・発熱(産後24~72時間以内に発症)》

他にも頭痛・倦怠感・食欲低下などの症状が見られます。

産褥熱の原因には、2つのパターンがあります。

1、外部的要因
例えば、病原菌への接触、非衛生的なお産の環境などが挙げられます。

2、内部的要因
分娩によって体力の消耗・免疫力の低下が起こります。
この免疫力の低下により、膣などの性器内常在細菌が上行性に感染していくケースや他の病変部から細菌が広がるケースがあります。

衛生的に完備されていなかった昔は、
産婦さんの死亡率が高い疾患として問題視されていました。

お産によって女性は相当に消耗してしまうため
気力・体力・免疫力が極端に低下してしまうのですね。

しかし、ご安心をください。
現代医学の発達によって治療法・対処法が確立されています。

抗生物質の投与によって治療できます。

また、出産の環境も衛生的になり、感染する確率も格段に低くなり
今では産褥熱にかかることも少なくなってきました。

■生殖器系感染によって不妊のリスクが高くなる理由

さて、2人目不妊において一番気になる点は『感染症と不妊症との関係』です。

生殖器の感染によって、子宮内部まで炎症が進むと次のような影響を受けます。

・子宮内膜のダメージ

・子宮周囲器官(卵管・卵管采・卵巣)周辺の癒着

・さらには骨盤内(腹腔)にまで炎症が波及することもある。

これらを総称して骨盤内炎症性疾患とも呼びます。

さらに詳細に調べていきますと・・・
不妊に強く影響を持つ変化(病態)は以下の変化によって不妊のリスクが高まると言われています。

卵巣周囲の癒着・・・排卵された卵子が卵管へ取り込まれにくくなる

卵管周囲の癒着・・・卵管の運動性が低下し、卵子を子宮へと運ぶ機能が低下する

卵管閉塞 ・・・・ 卵管そのものの癒着によって卵管が塞がってしまう

卵管采の傷害 ・・・排卵された卵子を取り込むピックアップ障害が起こりやすくなる

■東洋医学でカバーするには!?

さて、このようなに情報に触れていくと

『産後の感染症にかかってしまったら、
 これらの変化はもう治せないのでは…?(><)』

このような不安を感じてしまいますね。

しかし、上に挙げた、卵管の運動性・ピックアップ(キャッチアップ)機能…などは
東洋医学的にみていくと、子宮周辺組織の流れの渋滞を解消することでを改善できる問題でもあるのです。

これを東洋医学の言葉では【気滞(きたい)】と言います。

気の流れが悪くなり、気の渋滞が特定の部位に起こることで
その部位の機能が極度に低下してしまうのです。

しかし、渋滞(=気滞)さえ解消すれば、機能は回復させることができます。

特に数値には表れにくい異常などはこの気滞が強く影響しているケースが多いですね。

なかなか画像や数値に現われにくい”卵管や卵管采の運動面・機能面”の改善に、
東洋医学・鍼灸のケアは有効な面を持っています。

気滞(きたい)という状態は、東洋医学独特の概念です。

気とは目に見えない要素なので、不確定なものです。
しかし実際のところ、検査や数値に現われない異常は不妊治療においても多くみられます。
いわゆる原因不明という病態のほとんどがこれにあたります。

近代西洋医学と伝統的な東洋医学の併用治療で妊娠率が上がると言われている理由だと言えるのですね。

【2人目不妊の原因】に関する情報はコチラに詳しく掲載しています(^^)
 

さて!次回のメルマガ配信は池田先生の担当になります♪


【2人目不妊】帝王切開を東洋医学で見ると…

2012-11-15 [記事URL]

こんにちは!
2人目未妊治療担当の足立繁久です(^^)

前回の足立担当メルマガでは【帝王切開後の子宮後屈】について紹介しました。

 前回までの内容
  【2人目不妊 帝王切開と子宮後屈】
  http://www.funinchiryou.net/post_34/
  【帝王切開と2人目不妊の関係】
  http://www.funinchiryou.net/post_31/

これまでは”近代医学的な情報”をもとに、帝王切開後のお体の状態を紹介してきましたが
今回はちょっと東洋医学なハナシを紹介したいと思います。

【帝王切開を東洋医学でみると…】がメルマガテーマです(^^)v

■帝王切開後の体質 東洋医学ver.

東洋医学的には、帝王切開を行うことで、
【気滞(きたい)】や【お血(おけつ)】といった体質が残りやすくなります。

“気滞”や”お血”って、ちょっと見慣れない言葉かもしれませんね(^^;)

カンタンに説明しますと・・・

【気滞(きたい)】とは、気の流れが滞り、渋滞を起こしてしまうこと。
【お血(おけつ)】とは、血液の流れが悪くなり、血液の質が低下すること。

この2つの体質と帝王切開の関係について説明してみましょう!

帝王切開は言うまでもなく、子宮にメスを入れる手術です。

当然、出血も起こりますし、傷跡も残ります。

『帝王切開の後は痛い!!(><)』なんてよく言います。

手術の傷の痛みと後陣痛のダブルで痛むのですから、当たり前ですよね。

『陣痛が無いだけマシ』とか
『自然分娩に比べてラク』
なんて言われることもあるようですが。
(痛みやツラさなんて、他と比べられるものではないと思うんですが…)

帝王切開は麻酔によって、身体の機能は一時的に眠らされています。
麻酔が切れた後に、突然やってくる痛みは後陣痛と手術による傷の痛み…。

しかも、切開した子宮が収縮するのです。
ラクなはずはないと思うのです(^^;)

■そんな状況を踏まえてみると・・・

【お血について】
腹壁と子宮の筋肉層をメスで切開するということで、出血します。
出血した後は、傷の修復と共に”止血”されるのですが…

人間の体は機械ではありませんので、
手術が終われば、自動的にピタッと止血されるわけではありません。

完全に止血し、傷の修復が終わるまでの期間は、
体力やコンディションによっても個人差があることでしょう。

しかも体表の出血・傷と違い、体内の出血・傷です。

体表の傷なら”かさぶた(痂疲)”になって、ポロリと剥がれて終わり…ですが、
体内の傷はまた事情が異なります。

 ⇒体表では、体外に排出。
 ⇒体内では、体内で吸収。

という手段になります。

子宮内の出血は、悪露と一緒に排出することができます。
しかし、子宮ー腹壁間の出血は出口がありません。

吸収するか、その周囲に留まるか…

このように体外に排出しきれず、体内に留まってしまう血液を
『お血(おけつ)』と言います。

【気滞(きたい)】について
術後の痛みと後陣痛の痛みは、下腹部に強い緊張を引き起こします。

『腹筋は使えない⇒腹筋に力を入れると痛い(><)』

でも、腹筋は体を動かすときの要(かなめ)。
腹筋を使わないわけには動けない…。

そんな複雑な腹筋事情が、身体の緊張をより複雑なものにします。

・強い緊張
・中期~長期続く緊張

この2つの要因は、気血のスムーズな流れを阻害します。

この状況を『気滞(きたい)』と言います。

気の流れが渋滞してしまう…
このような状態が”体質的に固定されてしまう”のです。

お血(おけつ)=良くない血液の塊
気滞(きたい)=気の交通渋滞

帝王切開によって、以上の2つの体質が”子宮周囲に固定”される可能性があります。

そして産後になると、育児に日々奔走するため、
その帝王切開後の体質ケアも十分になされないままにある状態の方がほとんどです。

そこから2人目不妊の体質に陥ってしまう…。
と、こんな東洋医学の診方もあるのです。

帝王切開後の状態を東洋医学的にみると、以上のような診断ができるのです。

⇒原因不明で2人目不妊でお悩みの方
⇒帝王切開の既往歴がある方

以上の条件に心当たりのある方は、
一度、東洋医学的な治療を行なう鍼灸院を訪れてみることをおススメしますよ。

次回のメルマガ配信は池田先生の担当になります(^^)/


【季節の養生法】梅雨編(20120614)

2012-06-13 [記事URL]

こんにちは。

季節はすっかり梅雨ですね。

今回は汗についてです。

日頃、私たちのカラダの中から出てくる汗。
頭や脇、背中や膝の裏などカラダのあらゆるところから
湧き出てきて、したたり落ちる汗。

熱いモノを食べると鼻の下に汗をかいたりもしますよね。
また、精神的に緊張すると、急に手のひらや足の裏などに
じわーっと汗がにじみ出てきたりすることも。

そんな「汗」について詳しく触れてみたいと思います。

人が汗をかく状況には大きく分けて、2つあります。

外からの熱による「温熱性発汗」と、
精神的なストレスからきた、「精神性発汗」です。

感情による発汗は手のひら、足の裏、腋、
さらに場合によっては額に限られます。
しかし、外からの熱による発汗は全身に起きます。

低温な気候から高温な気候へと移動すると、
汗をかかせて、高くなった体温を下げようとします。
こうした外からの熱刺激に対する発汗が温熱性発汗です。

ちなみにこのような、発汗の気候に適応した変化は「順応」と呼ばれます。
この「順応」があるからこそ、私たちは四季に応じて
カラダを変化させることができるんですね。

この働きは、私たちが生きていくためには欠かせないことです。

もし、この働きがなく、高温の場所でも体温を正常に戻すことができず、
体温が高いままという状況が続くと、カラダに悪影響を及ぼすことは事実です。
実際に、高温によって血管の細胞に影響することなどが
研究結果で明らかになっています。

いっぽう、「精神性発汗」は体温調節のためではなく、
ストレスや緊張、不安などの精神的・心理的な問題が原因で、
自律神経のうちの交感神経が活発になったためにかく汗です。

いわゆる「冷や汗」や「手に汗を握る」とは、この精神性発汗のことです。

精神性発汗自体は誰にでも起こることなので問題ありませんが、
これが過剰になると多汗症の原因になると言われています。

また、東洋医学でも汗の種類があります。

その中でも今回は、「寝汗」に注目してみたいと思います。

一般的によく耳にする「寝汗」ですが、東洋医学ではこれを「盗汗」と言います。
盗汗は「必要以上に眠っている間にかき、目が覚めると止まる汗」のことです。

みなさん、東洋医学的な「五臓六腑(五臓《肝・心・脾・肺・腎の総称》、
六腑《胆・胃・小腸・大腸・膀胱・三焦の総称》)
という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

このうちの1つである体の働きを根本的に支えている腎臓などの
部分が弱ると、寝ている間に汗をかきます。

盗汗は自分自身の体力を盗んでしまう汗です。

その他にも、「陰虚」といって、カラダを潤して熱を冷ます陰(いん)が
不足している場合にも盗汗がみられます。

陰が不足していると、体内に熱がこもりやすくなります。
すると、体は汗を出して体温を下げようとするため、
過度の寝汗となってしまうのです。

また、汗を多くかくとさらに陰が不足するので、
悪循環に陥りやすくなります。

この他にも盗汗の原因はありますが、主にこのような原因が多いです。
この腎の弱りや、陰虚は未妊とも深く関係します。
なので、盗汗がなくてもこういったカラダの状態にならないために
予防することが大切です。

・たっぷり睡眠をとる。特に夜は早く(できれば10時までに)寝る。
  ・・・陰は夜、寝ている間に補われます。
・辛いものや刺激物(たばこ、アルコールなど)は控える。
・汗をかいたらきちんと水分補給をする。
・リラックスする時間をもつ。
・・・イライラや緊張が続くと熱が発生しやすくなり、陰を使う原因にもなるのです。
・疲れを溜めない。

こういったことに気をつけ、腎臓を安定させ、陰虚を予防しましょう。
そうすることで、症状のある方は症状改善につながります。

日常生活から地道に少しずつでもこうしたことに
気を付けていくと、カラダの良い変化はご自身で感じられますよ。

少し意識するだけで、幸せと希望に満ちた未来の夢の実現に
向かって、一歩前進すること間違いなしです!

これからあなたの前に待ち受けている素敵な将来のために
いっしょに上を向いて歩いていきましょう(^^)

次回の担当は近藤琉水先生です。
お楽しみに!


【出産時の出血と2人目未妊の関係】(20120531)

2012-05-30 [記事URL]

こんにちは!2人目未妊治療担当の足立繁久です(^^)

前回のメルマガでは、現代医学のける2人目未妊の原因を紹介しました。

今回はその2人目未妊の原因を東洋医学の視点から解説していきますね。

◆出産時のトラブル

例えば…上のお子さんの分娩時に、多量に出血した。
(一説には700cc以上がこの条件に該当すると言われています)

胎盤の剥離に時間がかかった。
(胎盤の剥離に20分以上かかった場合をいいます)

以上のように、出産・分娩時の出血にかかわるトラブルが
2人目未妊のひとつの原因として挙げられています。

このことを東洋医学で見ると…

血液の消耗が激しい既往歴は、その後の体質に影響するとみています。

これを『血虚(けっきょ)体質』といいます。

血液の量・質ともに、低下してしまった状態を意味します。

出産時の多量の出血、胎盤剥離の問題…
これはどちらも”出血”に関わるアクシデントですね。

■血液の質と量は妊娠するために重要な要素です。

妊娠するためには、良質の血液が多量に必要となります。

質の良い卵子を成熟させるにも、ホルモンの刺激と栄養が必要です。

ホルモンの刺激さえ与えれば、卵子が自動的に成熟して育つのではありません。
卵子・卵巣に栄養と酸素を送るのは…血液です。

また、子宮の内膜を厚くさせて、受精卵を着床しやすくさせるのも
やはり、血液の存在が重要です。

子宮内膜は血管の集まりといって良いほど、血管・血液が密集しています。
その結果、子宮内膜が肥厚して、受精卵が着床するときのためにスタンバイしているのです。

やはり妊娠力を上げるためには”良質な血液の存在”は必要です。

■妊娠・出産によって消耗する血液

それでなくても、妊娠中は長期にわたって、血液を消費し続けてきました。

そして分娩・出産の際は、仮にアクシデントが起こらなくても、
多量に血液を消耗してしまいます。

そういった意味で、2人目未妊にお悩みの方は
すでに血液を多量に失っている…というハンディを持っている…と言えます。

■血液の不足体質をバックアップ!

以上のことから、2人目妊活のためには、
血液のコンディションを調えるケアが必要不可欠と言えます。

これは、日常の養生、睡眠、食事などでも可能ですし
鍼灸治療では、血液の産生を促すツボを使ったケアも可能です。

血液を消耗してしまったこと自体は変えられないことですが
血液が不足気味である体質はしっかりとケアすることで変えることができるんですよ!

次回は池田 由芽先生の担当になります(^^)


漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20080105)

2008-12-10 [記事URL]

あけましておめでとうございます。
はりきゅう師の馬場乾竹です。

現在、このメルマガでは数号にわたって、
東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。

前回は、陰虚血熱の不妊について説明させていただきましたが、
今回は、肝気鬱結の不妊について説明させていただきます。

何度も説明していますが、不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。

西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。

そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。

しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。

では、肝気鬱結の不妊について説明しますね。

症状としては、まずは当然ですが不妊。

そして、月経周期と経血量が一定しない事が多く、
月経の色が紫色で小さな凝血塊が混じることが多くあります。

また、月経痛があり、月経前に乳房が張って痛みます。

そして、一番特徴的なのは、イライラする、怒りっぽいことです。

漢方や鍼灸では、欝滞しているものを通じさせる治療を行います。

つまり、気の流れが停滞することによって、巡りが悪くなり、
イライラしたり、怒りっぽくなったりするのです。

ですので、それらのことを改善してあげる事で、
妊娠しやすい体を作ります。

特にこうした人の場合、着床しにくくなりますので、注意が必要です。

以上、今日は、肝気欝滞の不妊について説明しましたが、
次回以降も一つずつ漢方鍼灸的な不妊症の解釈について説明していきますね。

ご期待下さい。


漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20071215)

2008-12-09 [記事URL]

こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。

前々回のメルマガから東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。

前回は、気血両虚の不妊について説明させていただきましたが、
今回は、陰虚血熱の不妊について説明させていただきます。

何度も説明していますが、不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。

西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。

そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。

しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。

では、陰虚血熱の不妊の不妊です。

では、まず症状ですが、不妊はもちろんですが、月経周期が短縮します。

また、月経の色が紅色で量が多くなったり、
周期が延長して、経血が紫色で量が少なくなったりします。

顔面は紅潮し、口唇が紅色になります。

そして、頭のふらつきがあったり、耳鳴や不眠、口や咽の乾燥があります。

また、焦燥感があり、熱の状態に潮の満ち引きのように周期性があったりします。

それ以外では、寝汗をよくかいたりし、
今までに流産をしたことがある場合もあります。

そして、治療法としては、弱りを助けて、熱を冷ます治療を行います。

陰虚というのは、身体の陰の部分、
つまり、身体の支えになる部分が弱っているのです。

そして、陰が弱ることで陽が高ぶります。

つまり熱が出てくるわけですね。

身体の陰の部分というのは、漢方的には腎臓や肝臓になります。

ですので、それらを助けながら、余分な熱を抜いていくわけですね。

そうした治療を行うことで、身体のバランスを調えるのです。

以上、今日は、陰虚血熱の不妊について説明しましたが、
次回以降も一つずつ漢方鍼灸的な不妊症の解釈について説明していきますね。

ご期待下さい。


漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(071208)

2008-12-09 [記事URL]

こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。

前回のメルマガから東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。

前回は、腎虚の不妊について説明させていただきましたが、
今回は、気血両虚の不妊について説明させていただきます。

前回も説明しましたが、不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。

西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。

そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。

しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。

では、気血両虚の不妊についてです。

まずは、どんな症状がでるかというと。

まずは、当然ですが不妊。

そして、月経の色が淡色で量が少なく、月経周期が延長している。

顔色が黄色くつやがなく、黒色の斑点がみられる。

頭のふらつきがあったり、めまいがあったりします。

そして、痩せていたり、脱力感があったりします。

虚というのは、身体が弱っている状態を指します。

そして、気と血というのは、東洋医学において
身体を構成しているものとして非常に重要な二つのものです。

簡単に言うと、この二つで身体を構成しているとも言えます。

その二つともが虚しているわけですから、
大変なことですよね。

二人目不妊の方などは、こうした症状が出ることが多いようです。

そして、治療法としては、弱り全般を助ける治療をします。

ただ、弱りがある場合、治療に時間がかかります。

コツコツ、身体の体質を改善していく必要があるわけですね。

以上、今日は、気血両虚の不妊について説明しましたが、
次回以降も一つずつ漢方鍼灸的な不妊症の解釈について説明していきますね。

ご期待下さい。


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