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【季節の養生法】気温差が激しい冬の妊活には自律神経を整える生活習慣が大切

2017-02-02 [記事URL]

こんにちは(^^)
子宮のトラブル、繰り返す流産担当の池田由芽です。

最近は、日によっても、
朝晩でも気温差が激しいですよね。

気候の変化以外でも、
暖房が効いた温かい部屋から、
一気に寒い外の空気にさらされることも少なくありません。

逆に寒いところから一気に暖房が効いている室内に入って
汗をかいてしまうこともあったりしますよね。

このように気温差が激しい環境にいると、
自律神経が乱れやすくなってしまいます。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、
身体が緊張したり、活動的なときには交感神経が、
リラックスモードのときには副交感神経が優位に働いています。

ちなみに、
自律神経は無意識に常に働いているもので、
血管や内臓、汗腺などに分布していて、
血流調節、体温調節、消化の働き、発汗などを担当しています。

そして、交感神経と副交感神経のふたつの神経が連携して、
常に私たちの身体が元気に活動できるよう、
生命活動を調整してくれています。

さらに、自律神経はホルモンの分泌とも密接に関わっているため、
自律神経が乱れると排卵がうまくいかなくなったり、
ホルモンバランスが崩れてしまう原因にもなるので
不妊にもつながってしまうのです。

ですので、今の時期のように気温差が激しいときには、
自律神経を整えるよう心がけることが妊活にとって、
大切なことなんですよ。

また、自律神経はストレスにも弱いため、
妊活やその他にもお仕事などで、
ストレスを感じている方は、
意識して自律神経を整えるようにしていきましょう。

そこで、今回は、
自律神経を整えるための生活習慣をご紹介します!

まず、自律神経を安定させようと思ったら、
とても基本的なことですが、
生活リズムを整えることが大事です。

できるだけ、朝同じ時間に起きたり、
夜も同じ時間に寝るようにしましょう。
そうすれば、夜の眠りも深くなって副交感神経がちゃんと働き、
自律神経がより整いやすくなります。

お昼間は活動的に、
逆に夜はゆっくり休むというメリハリをつけて、
リズムよく生活することがポイントですよ。

毎日の食事もなるべく時間を合せていけるとなおいいですね。

そして、先ほどもお伝えした通り、
ストレスは自律神経のバランスをを崩す大きな原因になってしまいます。

ストレスを受けると、交感神経が優位な状態になります。
ですので、ストレスを抱えていたら、
できるだけ心身をリラックスモードにすることで、
副交感神経を優位にもっていくことが大切です。

ゆっくりお風呂につかったり、
好きな音楽を聴いたり、
好きなアロマの香りを楽しんだり、
趣味にひたってリフレッシュしたりすることで、
ストレスによる緊張状態から身体を開放して、
くつろげる時間をつくれるよう心がけましょう。

また、深く腹式呼吸を行うことで心身ともにリラックスでき、
副交感神経が優位になるのでオススメですよ。
ぜひお風呂の中や、寝る前の習慣にしていただければと思います。

ストレスをためないためにも、
何でもがんばり過ぎないことが大切ですよ~!

それと、自律神経を整えるためには、運動も効果的です。
ウォーキングやヨガなど自分に合った適度な運動を取り入れることで、
より毎日のメリハリやリズムもつきやすくなり、
自律神経のバランスが整いやすくなります。
適度な運動をすることで、代謝も上がって冷えも改善できます。

陽の光を浴びながらのお散歩は気持ちがいいいですよ♪

いかがでしたか?

そんなに難しいことでもない基本的なことばかりですが、
自律神経を整えて、妊娠しやすい体質に近づくためには大事なことです。

少しずつでも大丈夫ですので、ぜひ意識してみてくださいね!
ちょっとした毎日の意識や生活習慣が、
これからの体質を変えていくカギになります。

生活習慣を改善することで、
きっと身体が今より元気になるのを実感していただけますよ(*^▽^*)

次回は万木先生が担当です。
どうぞお楽しみに♪


【身体を動かして妊娠力をUPする!】腰の筋肉を緩めるストレッチ

2017-01-19 [記事URL]

こんにちは。
馬場聖鍼堂 はりきゅう師の岡井志帆です。

今年一番の寒波がやってきました。
大阪でも、市内では
ミゾレ程度でしたが
京都に近い地域では
ずいぶん積もったようです。

小さい頃は、
雪が嬉しくて、
「かまくら」をまねて作ってみたり、
雪だるまを作ったり。

雪合戦は、やりたいのだけど
「痛いし」「怖い」から、
なかなか参加出来なかったのを
思い出しました。(^^)

また週末も、寒くなると
予報が出ていましたので、
雪がたくさん降る地域のみなさんは、
十分お気をつけ下さいね。

私は、湯たんぽを抱えて
過ごします。

・・・・・・・

冬のキーンと冷えた空気が、
なんとも気持ちよく
感じることってありますよね。

これが、冬の季節に身体がキチンと
対応出来ているということです。

ただただ、寒さに震えているのとは
違いますよ。

「寒さがきもちいい!」と
感じるようになるには、
普段から
身体を冷やす食べ物を取らないようにしたり、
こまめに身体を動かすことが大事です。

お散歩がてら、外に歩きにでかけるのも
いいですね。
冷えがちな足先も温まってきます。

また、ホカホカに温まった身体は、
血流も良くなり、
身体のすみずみに
いい気がめぐります。

身体が冷えて青いお顔の色より、
ほんのり頬が赤くなる感じが
健康的です。

冬は、東洋医学の五行という
「木火土金水」の五つのグループに分ける
考え方では、
「水」のグループになります。

「水」のグループは、
季節では「冬」をあらわします。

また、「水」のグループは、
身体の部位では「腰」がそれに
当てはまります。

なので、今回の【身体を動かして妊娠力をUPする!】は、
腰の筋肉を緩めるストレッチを
ご紹介したいと思います。

おこたで長時間座っていると、
温かいけど「腰が痛い!」と
なりますね。

たまには、ストレッチをして
腰を緩めてあげましょう。

そして、その気になったら
お外へGO!です。

では、ストレッチを
はじめていきましょう!

1、まず、正座になります。その後、オシリを左側の床に降ろしましょう。
  足が右に出ている「女の子座り」の体勢です。
2、一度、姿勢を正し背筋を伸ばします。
3、両手を頭の後ろに組みます。後頭部で手を押すくらい胸をはりましょう。
4、大きく息を吸って、ゆっくり吐きながら右に倒れていきます。
  左の体側と腰が伸びるのを感じてください。
5、この時、身体が前に倒れないように気をつけましょう。
  呼吸を続けて、じわーっと伸ばしていきます。
6、組んでいた手をとき、右手を床について身体を支えましょう。
  左手は、耳の横に付ける感じで。手の重みを利用して、身体が床に着く
  ようなイメージで伸ばしていきます。視線は、天井にむけましょう。
7、十分に伸びたら、ゆっくり身体を起こします。
8、おおきく深呼吸して、息を整えます。
9.正座に戻り、オシリを右の床に落として女の子座りをします。
10、同じ動作を繰り返して、右の体側と腰を伸ばしていきます。

いかがでしたか?
このストレッチはとても簡単ですが、
しっかり腰が伸びるのが
感じられると思います。

雪降る日は、お家で出来るストレッチで
身体をほぐしてください。

では、次回は池田由芽先生が担当です。
お楽しみに♪

岡井志帆がお届けしました。


【男性不妊】お正月の後のカラダと男性不妊

2017-01-05 [記事URL]

こんにちは!

馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

新年明けましておめでとうございます。
本年も馬場聖鍼堂のメルマガをよろしくお願いいたします。

みなさま、お正月はゆっくり過ごせましたか?
もう仕事スタートしているという方もいらっしゃるでしょうし
まだお正月休み中という方もいらっしゃるかと思います。

ご夫婦やご家族でゆっくり過ごす時間、
初詣などで新年の無事や安心を祈願する時間、
ご友人たちと集まって楽しむ時間、

お正月中の過ごし方はいろいろあるでしょうが
どれも妊活、不妊治療をしていく上では、とても大切な時間だと思います。

こういった時間でうまく気持ちをリセットして、
また新たな気持ちで妊活していきましょうね。

また、
リセットしておきたいのは気持ちだけではありません。

お正月休みが終わったら、なんとしてもリセットしておきたいこともあります。

それは、お正月を満喫しすぎた身体です。

ということで、
今回の僕のメルマガは、
お正月を満喫した身体と男性不妊の関係、
そして、お正月の後に精子力を落とさないようにするための養生について
お届けさせて頂こうと思います。

まずは、
「このお正月、食べ過ぎた!」というあなた
精子力を落とさないためにも、早く胃腸をリセットさせてあげる必要がありますよ。

特に、
胃がもたれてるという方や
なんだかカラダが重たい方
便通のリズムが狂っているという方は要注意ですよ。

お正月の食べ過ぎで
あなたの胃腸の処理能力以上に酷使してしまった結果
消化しきれなかったものが
湿痰(しったん)として蓄積してしまっていると考えられます。

湿痰というのは、
分かりやすく例えると“食べかす”と思って頂ければと思います。

東洋医学では、食事を取ると、
脾臓や胃の働きで“後天の精”というエネルギーを作り出して全身を栄養し
その残りかすは、便や尿として排出する仕組みになっているのですが
胃腸を酷使しすぎると、この仕組みがうまくいかなくなってしまい
結果的に残りかすがヘドロ状に体内に残ってしまうのです。

これが湿痰です。

湿痰は、どろどろしていて、全身の気血水のめぐりを悪くし、蓄積するとカラダが重く感じるようになります。

また、蓄積した湿痰は熱化しやすく、また、どろどろとした性質から
水の性質を持つ腎臓の力を弱めてしまいます。

腎臓は、東洋医学では生殖力を担当しているところです。

結果、男性不妊の原因になり得るのです。

思い当たる節のあるという方、いらっしゃるかと思います。

そんなあなたにオススメな養生は
ずばり、プチ断食です!

一度しっかり胃腸に休養を与えてあげることが大事です。

お仕事のある日に断食はさすがに辛いでしょうから
たとえば休日に丸一日何も食べない日を作る
というのでも良いかと思います。

そうすることで、
過食偏食で弱ってしまった脾臓や胃などが元気を取り戻し、
またしっかり食事からエネルギーを作ることができるようになります。

ただ、湿痰というのはやっかいで、蓄積してしまうものなのです。

そのため、一度や二度のプチ断食では、完全にリセットできないこともあります。

ですので、お正月が明けたら、
粗食、腹八分目、消化に良く温かい食事
などを意識して食養生をしていくことが大事ですよ。

そして、
お正月といえば、あとは
連日の夜更かしや外出で生活のリズムが崩れ、ずっと寝不足だった
ということはないですか?

お正月ならではのイベントもあるでしょうし
家族や友人と夜遅くまで楽しむというのも良いと思います。

ただ、生活のリズムの崩れや寝不足続きというのは
東洋医学的に腎臓を弱めてしまいます。

腎臓が精子力に大事なのは先ほどお話ししましたね。

しっかり腎臓を養うためには、規則正しい生活と良質な睡眠が欠かせないのです。

よく
「夜更かしした分、遅くまで寝ればOK」
「昨日寝溜めしたから、今日は夜通し遊んで大丈夫」
というように考えておられる方がいらっしゃいますが
腎臓の元気を養い、精子力をつけるために大事なのは
睡眠時間ではなく
“腎臓が一番元気を回復できる時間帯の良質な睡眠”
です。

腎臓が一番元気を回復できる時間帯は、
22時~2時です。

一昔前のいわゆる“お肌のゴールデンタイム”ですね。

東洋医学では、この時間帯に良質な睡眠をとることが
腎臓の元気を養い、精子力をアップしたり、落とさないようにするために
大事だと考えます。

ですので、お正月に不規則な生活になり、睡眠不足が続いてしまった方は
ぜひ、この時間を意識して、生活のリズムの立て直しをはかっていただきたいと思います。

お正月はもう過去のことです。

時間は戻りません。

お正月を満喫した分、しっかり養生して
精子力を回復&アップ!させていきましょう!

あなたの妊活を応援しています(^^)

ということで、今回はこのへんで。

次回は岡井先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【季節の食養生】冬の妊活におすすめな小豆!

2016-12-22 [記事URL]

こんにちは(^^)

馬場聖鍼堂 子宮のトラブル、繰り返す流産担当の池田由芽です。

もうすぐクリスマスですね。

そして、クリスマスが終わったら
年末の準備で大忙しですね(>_<) 大掃除に年賀状、帰省の準備や、 忘年会、仕事も多忙・・・ 元気に気持ち良く今年を終え、 新年を迎えるためにも、 息抜きしながら休息もとって、 体調管理しましょうね! ところで、昨日は冬至でしたね。 冬至と言えば、いとこ煮というのをご存知ですか? 小豆や南瓜、ゴボウや芋、大根などを、 煮えにくいものから先にいれていく料理で おいおい(甥)煮ていくということから、 いとこ煮と言われています。 これを冬至に食べると風邪を引かないと言われています。 ちなみに、この材料の小豆には、 妊活に嬉しい効果があるんです。 ということで、今回はあまり知られていないけど、 実は妊活におすすめな小豆をご紹介しますね。 小豆は今が旬です。 小豆は水分代謝を良くしてくれるので、 むくみが気になるときにピッタリの食材です。 利尿作用があるので、 体内の余分な水分を尿から出す手伝いをしてくれます。 年末年始で、いつもは飲まないけど、 お酒を楽しむ方もいらっしゃるかと思いますが、 小豆にはアルコールを分解してくれる働きもあるので、 お酒を飲んだ後や、二日酔いにも効果的ですよ。 飲み過ぎて身体の中に水がたまると、むくみやすくなったり、 とくに下半身が冷えやすくなります。 妊活に冷えは大敵なので、 むくみが気になるときには、 小豆のように利尿作用があり水分代謝を良くするものを 積極的に食べるといいですね。 また、小豆には血流を改善する効果もあります。 全身の血流を良くして、栄養やホルモンを生殖器に行き渡らせ、 妊娠力を高めるためにも 血流を良くする食材をとることは大事ですよ。 さらに、小豆は胃腸を元気にしてくれます。 食べた物からエネルギーをつくり、 全身へ送るのは胃腸の働きです。 言いかえれば、胃腸は元気の源なので、 妊活においても胃腸を整えておくことは大切なんです。 他にも、小豆には気をめぐらせる働きもあるので、 お腹がガスっぽいときにもおすすめですよ。 それから、小豆にはビタミンB1も豊富で、疲労回復に効きます。 抗酸化作用で細胞の老化を防ぐ ポリフェノールもたくさん入っているので、 妊活中には嬉しい効果ですね。 また、鉄分も豊富なので貧血気味の方や、 生理中にもすすんでとりたい食材です。 小豆にはいろんな楽しみ方がありますが、 小豆茶にしても、いつもと違った優しい味のお茶で新鮮ですし、 いろんな煮物に入れるのも美味しいです。 小正月(1月15日)に小豆粥を食べるのもいいですね。 一年間、病気をしないようにとお粥をいただく昔から伝わる風習です。 冬至は昨日でしたが、 昨日から次の節気の小寒(1月6日)の前日までの期間を 冬至という場合もあります。 まだいとこ煮、食べてない!という方は せっかくですので、これから食べてみてはいかがでしょうか? 年末年始は、食生活が乱れて胃腸が弱りがちです。 そんなときこそ、小豆がおすすめですよ! * ・ * ・ * ・ * 早くも今回で今年最後となりました。 今年もこのメルマガを読んでくださって、 ありがとうございましたm(_ _)m 来年も妊活中のみなさまに役立てていただける情報をお届けしますので、 どうぞ、よろしくお願いします。 それでは、よいお年をお迎えくださいね(^_^)/ 次回は万木先生が担当です。 どうぞお楽しみに♪


【身体を動かして妊娠力をUPする!】体幹を鍛えて子宮を温める!

2016-12-09 [記事URL]

こんにちは。
馬場聖鍼堂 はりきゅう師の岡井志帆です。

12月なのに暖かい大阪です。

さて、最近ではモデルさんなどが
ご自身の鍛えた腹筋をSNSで
発信されている影響で、
腹筋を鍛えている女子も増えているようですね。
「腹筋女子」という言葉も出来ました。

確かに、ジムで鍛えているうちに
筋肉のラインが出てくるようになります。
すると、嬉しくなって鏡で眺めてしまう・・・
そして、人に見せたくなる!

その気持ち、すごく分かるんです(^^;)

私も友人の鍼灸師に見せてしまいました。

相手は見たくもないのですが、
あの感情は何なのでしょうか?
「達成感」の一種のなのかもしれませんね。

さて、見せる腹筋はともかく、
コアと呼ばれるインナーマッスルを鍛えることは
妊活にも役立ちます。

インナーマッスルの一つである
体幹にある「腸腰筋」は、
背骨から骨盤の中を通って
大腿骨についています。

お腹と脚をつかってこの筋肉を鍛えることで、
骨盤の中の血流を改善し
「子宮や卵巣」を温めてくれます。

寒い冬こそ、体幹を鍛えて
自らの力で身体(生殖器)を
温めていきましょう♪

今回の【身体を動かして妊娠力をUPする!】は、
体幹を鍛える運動です。

それでは、始めていきましょう♪
1、仰向けになって寝ます。まずは、ストレッチです。
2、右脚を天井にむけて挙げます。頭を挙げておへそを見ます。
3、両手で右脚を引き寄せ、脚の後ろを伸ばします。
4、30秒ほどキープした後、左脚に変えて脚の後ろを伸ばします
5、ストレッチは終了です。次は筋トレです。
6、左脚を天井に挙げたまま、右脚を床から持ち上げ
  床と平行にしてピンッと指先を前に伸ばします。
  頭はおへそを見たまま、両手は床と平行に伸ばしておきましょう。
7、次は、脚を変えて右脚を天井に、左脚を床と平行に浮かして
  を真っ直ぐ前に伸ばします。
8、左右交互に挙げたり下げたりをゆっくり繰り返します。
9、呼吸は止めずに繰り返すようにしてください。

回数にこだわらず、
ご自身がきちんと出来る時間(回数)を
精一杯やりきるようにしてくださいね。

少しづつ出来る時間(回数)を
増やしていければ
しっかり筋肉は鍛えられていきます。

「子宮を温めている!」と思いながらすると、
続けられるかもしれませんね。

あなたの妊活を応援しています!

それでは、次回は
池田由芽先生です。
お楽しみに♪

岡井志帆がお届けしました。


【男性不妊】男性が不妊治療をはじめるのに、夫婦で押さえておきたい5つのポイント

2016-11-24 [記事URL]

こんにちは!

馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

早いもので11月も月末で、もうすぐ12月です。

この前まで夏だったような気もしますが
季節が過ぎるのは早いですね。

そろそろ年末年始の準備もすすめていった方が良さそうですが
もしかすると、このメルマガをご購読頂いている方の中には
来年から妊活始めよう!
来年から不妊治療に行ってみよう!
と、ご夫婦でご検討中という方もいらっしゃるかもしれませんね。

ということで、今回の僕のメルマガでは
『男性が不妊治療をはじめるのに、夫婦で押さえておきたい5つのポイント』
を紹介させていただきます!

■ポイント1 【生活習慣の改善+禁煙】

男性が妊活でもっとも嫌うことの一つがこの生活習慣の改善と禁煙です。

不妊の原因は男女半々といわれて久しいですが
未だに不妊は女性の問題
と決めつけている男性は少なくありません。

そのため、今の生活習慣を変えることに強い抵抗を感じてしまったり
禁煙しないという男性もいます。

が、仮に5,000歩譲って、不妊の原因が女性だけだったとしても
女性が妊娠しやすい身体に体質改善するためには
生活習慣の改善が必要になってくることもあります。

夫婦は共同生活ですから
当然のごとく、男性にも女性に合わせて生活習慣の改善をする必要がでてくるのです。

不妊は、男性の問題、女性の問題ではなく
夫婦の問題です。

これから妊活や不妊治療にトライされるのでしたら
精子を痛めつけるタバコを禁煙するのも含め、
生活習慣の改善も積極的にトライしていくことが大切ですよ。

■ポイント2 【急かさない】

男性で意外と多いのが
タイミングさえ合えばすぐに妊娠できると思っている方です。
(女性でも意外といらっしゃいます)

けど、精子と卵子が出会うかどうかや、受精するかどうか
受精卵が育つかどうか、着床するかどうか
といった、妊娠に必要なステップは
思っているほど簡単に進まないものなのです。

また、妊活の期間が長くなってくると
女性のストレスやプレッシャーは男性が想像している以上に
大きく、重くのしかかってきます。

ですので、タイミングをとってすぐに
「これで妊娠したかな?」
「まだ陽性出ない?」
「そろそろチェックしてみたら?」
といった急かす言動は積極的に慎むようにしましょう。

むしろ、
焦りを感じやすい女性の気持ちを楽にしてあげる言葉がけを
心がけましょう。

■ポイント3 【過度に期待しない】

先ほどのポイント2でもお伝えしましたが
妊娠は多くの男性が思っているほど簡単なことではありません。

いろいろなタイミングがピッタリ合って
初めて命が宿るのです。

そのため、毎回毎回に期待しすぎてしまうと精神的に疲れてきてしまいます。

これは男女ともいえることですが
女性の場合は、月経という、妊娠できなかったという知らせがあるために
男性以上に落胆してしまいやすいです。

ですので、男性は、期待しつつも過度にはならないように気を付け
女性がナーバスにならないよう
うまく気分転換できるようサポートしてあげることが大事です。

■ポイント4 【自信を持ちすぎない】

不妊治療をはじめるまで、ほとんどの男性は、
「自分の精子は問題ない!」
と根拠のない自信をもっていることがあります。

最初にも書きましたが、不妊の原因は男女半々です。

ご自身の生殖力に自信を持つのは
精液検査をはじめとする、男性不妊の検査で何も問題ないことが分かってからにしましょう。

また再婚してから妊活をしているという男性に多いのですが
「昔結婚していた時に自然妊娠で子どもを授かったことがあるから精子に問題ない!」
というのは、大間違いです。

問題がなかったのは、当時のその時であって
今がまったく同じ状態というわけではないのです。

男性も加齢によって精子の状態が悪くなっていくことが
分かってきています。

また、その時々のコンディションによっても精子の状態は変化します。

つまり、過去の妊娠や、一度や二度の精液検査で何も問題がなかったからといって
自信満々になってしまうのも要注意なんです。

ですので、自信過剰になるのではなく
いざという時のために、普段からコンディションを整えておくことが
大事なのです。

■ポイント5 【自信をなくしすぎない】

そして最後は、自信をなくしすぎないことです。

先ほどと真逆のことですが
これも大事なことです。

どういうことかというと、
例えば、精液検査の結果に一喜一憂してしまい
メンタルがとても不安定になってしまう方がいらっしゃいます。

先ほども書きましたが
精子の状態はその時々で変化することがよくあります。

ですので、仮に一度や二度の検査で基準値以下になる項目があったとしても
まずは、動じないことです。
コンディションを整えた上で冷静に再検査を受診しましょう。

落ち込むのはそれからでOKです。

それに、仮に再検査でも基準値以下であったとしても
生活習慣や体質を改善することで、精子の状態が回復することはよくあることですし
生殖医療は日進月歩で発達しているので
程度や状態にもよりますが、全く望みが無いというわけではありません。

諦めたり開き直るのではなく
ぜひ、冷静に検査結果を受け止めて、適切な治療を選択していただければと思います。

あと、妊活を始めてからEDになってしまう男性も少なくありません。

いわゆる“タイミングED”という症状で
義務感やプレッシャーなどのために
いざという時に思うように勃起や射精ができなくなってしまうのです。

女性はイライラする要因にもなりますが
男性にとっては、自信を一気に消失してしまいかねない出来事でもあります。

けど、そういう時もありますよね。

まずは、気にしないことが一番です。

器質的に病的なEDではなく、
メンタルからきているEDであれば、
他のストレス要因が関係していることもありますが
夫婦のコミュニケーションやスキンシップ、タイミング時以外でのセックスなどで
解消できることが多いです。

もっと自身を持っても良いはずですよ!

ちなみに
意外かもしれませんが、EDには、鍼灸治療も効果的ですよ。

ということで、
これから妊活!という男性が押さえておきたいポイントを5つ紹介させて頂きました。

ここで紹介させて頂いた5つは、
実際に当院にお越し下さった男性ゲストやご夫婦のお悩みに基づいています。

ぜひ、参考にしてみてくださいね!

次回は岡井先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【季節の養生法】冬の妊活!冷え解消のコツは陽気アップ

2016-11-10 [記事URL]

こんにちは(^^)

馬場聖鍼堂 子宮のトラブル、繰り返す流産担当の池田由芽です。

今は立冬です。

紅葉が楽しめるようになってきた頃ですが、
暦のうえでは早くも冬の到来ですね。

一気に寒くなりましたが、
冬の準備はできていますか?

これからどんどん寒くなっていきますが、
妊活中は、身体を冷やすとよくありません。
冷えると血流が悪くなり、生殖器にも血流が行きにくくなって、
妊娠力が下がってしまうからです。

また、冷えは免疫力も弱くしてしまうため、
風邪などの体調不良も引き起こしやすくなり、
妊娠力にも影響します。

人は、東洋医学でいうと、
身体を温める働きである陽気が足りなくなったら冷えやすくなるので、
妊活中は、この陽気を高めることがポイントですよ!

しかし、現代人は陽気が不足している人が増えています。

それには、実は現代の生活環境が関係しているのですが、
陽気が弱る原因には二つあります。

まず一つめは、
食べ過ぎや偏食などの食生活の乱れから、
消化吸収の力、つまり陽気をつくる力が弱くなって、
陽気不足に陥っているパターンです。

ストレスを食べることで発散してしまう人は多いのですが、
そうなると、このパターンで陽気が減っていってしまうのですね。

そして、もう一つのパターンは、
働き過ぎや加齢によって、
腎臓(東洋医学でいう妊娠力)のパワーを過剰に消耗してしまって、
もともと持っている腎臓の陽気が不足してしまっている状態です。

このように、知らない間に陽気を消耗し、
冷え体質になってしまっている人はとても多いです。

昔はこんなに冷え性じゃなかったのに・・・
と感じたら、さっきの二つのパターンに当てはまっているかもしれませんね。

ですので、妊活中は
消化吸収の力を助けて、腎臓にやさしい生活を送るのが、
陽気を維持しつつ、さらに高めていくためのコツです。

そうすれば、冷えを解消して、
身体が温かい状態をキープすることで血流が良くなり、
結果的に妊娠力も高まります。

そのためには、
よくかんで食べるようにして、冷たいものは避け、
温かい胃腸にやさしい食生活で消化吸収の力を上げましょう。

そして、
できるだけ疲れをためないようにして、しっかり睡眠をとって、
腎臓を元気にすることが大切です。

それから、陽気を高めるには、自然の力を借りるのもおすすめですよ♪
日光を浴びるのは、陽気を補うのにとても効果的です。

また、身体を動かすことでも陽気が高まるので、
陽気アップのためには日向でウォーキングが一石二鳥でいいですね(^^)
その方が歩いていても気持ちがいいですよね!

それと、もちろん身体は温めた方が陽気アップにいいですよ。
ですので、お風呂にもゆっくりつかって身体の芯から温まりましょう。
足湯もおすすめですよ。

ちなみに、お灸も陽気アップに効果があります。
どのツボにしたらよいかは、それぞれの体質によって変わるため、
あなたの体質をしっかり診てもらえる鍼灸院で、
アドバイスをいただきましょう。

もちろん、当院でも体質にあったお灸のツボに印をつけさせていただき、
お灸のやり方もお伝えしていますので、
いつでもご相談くださいね(^^)

これから寒くなっていくにつれ、
陽気も不足しやすくなるので、
気をつけてこの冬をポカポカ体質で乗り切りましょう(^o^)

次回は万木先生が担当です。
どうぞお楽しみに♪


【身体を動かして妊娠力をアップする!】オシリを鍛えるトレーニング『ランジ』

2016-10-27 [記事URL]

テレビの入ニュースでは、
西日本の今年の冬は
寒くなりそうだとの予報が出ていました。

ラニーニャ現象の影響だそうです。

妊娠を望む女子には、
温活は大事です。

でも、ついついトレーニングでする
温活はさけてしまいますよね。

今回は、冬の温活にもなるし、
腰痛対策にもなるトレーニングのお話です。

今回、ご紹介するのは
オシリを鍛えるトレーニングです。

オシリや脚といった下半身を鍛えておくと、
筋力低下による腰痛を防ぐことも出来ます。

私は、妊活の為の鍼灸治療をしていますが、
腰痛に悩まれている患者さんは大変多いです。

多くは、ケガなどではなく
筋力の不足の為におこった
痛みによるもののように思います。

筋力が弱い為に
普段の生活でさえ辛かったり、
特に、疲れが溜まっているときには
腰にかかる負荷に筋肉がたえられず
痛みが集中してしまいます。

もちろん、休息を十分に取ったり、
痛くなったときに
こまめにケアをすることも大事です。
しかし、その前に
痛くならない身体を作ることも大事です。

みなさんが
「晴れて妊娠!」となったときには、
急激な体重増加による負荷が
身体にかかります。

「憧れの妊婦ライフ♪」を楽しむ為にも、
今からある程度の筋力を
つけておくのもいいでしょう。

とはいえ、下半身を鍛えるトレーニングは
辛いものが多いので、
簡単に出来るものから始めていきましょう!

では、オシリを鍛えるトレーニング『ランジ』です。

1、大きく脚を前後に開きます。
2、背筋は真っ直ぐに、正面を見て、手は腰にあてます。
3、そのまま腰を下に落とします。
4、前の足の膝が90度になるようにしてください。
  膝が前にでるようでしたら足幅が狭いので脚をもっと広げましょう。
  膝が足より前に出ると、膝を痛める原因になります。
5、後ろの足も膝が90度になるようにして、
  床に着くくらい下にさげましょう。
6、呼吸は、下がるときに吸って、吐くときに立ち上がります。
7、回数は10回を目安にしてもらえばいいですが、
  例えば、辛くて膝が90度になるまで下に下げられないようでしたら
  終わりにして結構です。反対側のトレーニングに変えましょう。
8、膝が90度になるまで下げられないトレーニングの回数を増やすより、
  しっかり90度になる回数を確実にこなしていきましょう。
  また、10回以上出来る人はそれ以上続けてみてください。
  90度が保てなくなったところで終了です。
  反対側のトレーニングに変えましょう
9、左右交互にチァレンジしてください。
  基本姿勢が保てる回数を意識しましょう。
10、回数がこなせるようになれば、手に水を入れたペットボトルを持って
  負荷をかけておこなってもかまいません。

このトレーニングは、
ヨガでも多く取り入れられている動きですが、
筋力が弱いとなかなか立ち上がってこられません。
みんなと一緒にヨガのスタジオレッスンを受けていると、
自分だけ出来ない動きがあれば少し焦ってしまいます。
ですが、少しずつ続けていけば
ついていけるようになるので、
ヨガのレッスンもどんどん楽しくなります。

お家でも気軽にできるトレーニングです。
腰が痛い人にも取り入れやすい動きです。
完全に腰痛が無くなれば、
スクワットはオススメですが、
まずは『ランジ』から始めて、
筋力アップにつとめてください。

筋力がつけば、生活も変わります。
慢性的な痛みから開放されたり、
普段の動作が安定してくるので、
自分の身体が軽くなり
身のこなしが違ってきます。

「自分がこんなにも動けるんだ!」と
知ったときは、まさに、
世界が変わる感じがします。

でも、トレーニングを止めると
元に戻るのですが・・・(^^;)

ぜひ、慢性痛に悩まされない
身体作りをしていってくださいね。

鍛え上げる身体作りではありませんので、
妊活にはちょうど良い運動量ですよ。

オシリや脚に筋肉がついてくると、
体温も維持しやすくなります。
冬の寒さ対策としても有効です。

暖房に頼る生活だけでなく、
自分の身体の力で温めることも大事です。

あなたの妊活を応援します!

岡井志帆がお届けしました。

次回は、池田由芽先生です。
お楽しみに♪


【男性不妊】でよく使われる漢方薬ってどんな薬?8(総集編)

2016-10-13 [記事URL]

こんにちは!

馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

10月も半ばにさしかかり、世の中はハロウィンモードですね。
気候もだいぶ過ごしやすくなってきました。
秋の紅葉狩りももうすぐですね(^^)

さてそんな季節にお届けする今号は
過去7回にわたりお届けしてきた
『【男性不妊】でよく使われる漢方薬を鍼灸師目線で解説するシリーズ』の総集編です。

第1回は去年のクリスマスイブでしたので10ヶ月前です。

「もう忘れてしまった!」という方や
「過去のメルマガを読んだことない!」という方もいらっしゃると思います。

安心して下さい。このメルマガで全部復習できますよ!(古いですね)

1つ目にご紹介したのは
【補中益気湯】
という漢方薬でした。

【補中益気湯】はクリニックで処方される典型的な男性不妊の漢方薬です。

効能は、説明書きには「陰萎」とあり
いわゆる「勃起障害」や「勃起不全」のことです。

ただ、【補中益気湯】に含まれる生薬一つ一つの働きをみてみると
「勃起障害」や「勃起不全」に悩まれている方誰にでも効くのかというと、
必ずしもそうではありませんでした。

【補中益気湯】には、
消化器関係の臓腑にはたらくことで“気”の弱りを助ける
という生薬がたくさん入っているのです。

つまり、
男性不妊で悩まれている方の中でも
食が細かったり、胃腸が弱く、
そのためにあまり元気が出てこない
という体質の方に、より効果的ということです。

逆に胃腸が強く食欲旺盛で元気もある
けど、なぜか精子の状態はよくない・・・
こういう方にはあまり改善を期待できないかもしれない
というのが、【補中益気湯】でした。

2つ目にご紹介したのが
【八味地黄丸】
という漢方薬でした。

【八味地黄丸】も説明書にある効能は「陰萎」でした。

【八味地黄丸】の生薬をみてみると
腎臓の陰気を助けつつ
不要な水の処理や気血の充実を図り
腎臓の陽気(腎陽)をしっかり補う
というような組み合わせになっていました。

「陰萎」といえば、先ほどの【補中益気湯】と同じですが
【八味地黄丸】の場合は
東洋医学的に腎臓の陽気の弱りに起因する「陰萎」に効果的ということです。

腎臓は、東洋医学では生命力や生殖力を担当しているところで
勃起やその継続には腎臓の陽気が
とても重要な要素のひとつです。

そのため、八味地黄丸で腎陽が補われることで
陰萎という症状に効果があるということです。

また、
その他にも腎陽の弱りからくる症状としては
精子無力症などもあります。

精液に含まれている精子の運動率がとても低いという症状ですが
東洋医学では、動く力には陽気が欠かせません。

ですので、精液検査をしてもいつも運動率が低い
という方にも八味地黄丸はオススメできる漢方薬といえると思います。

そして、3つ目にご紹介したのが
【柴胡加竜骨牡蛎湯】
という漢方薬でした。

こちらも説明書の効能には「陰萎」とあり
先の【補中益気湯】や【八味地黄丸】と同じです。

が、
【柴胡加竜骨牡蛎湯】に含まれる生薬の一つ一つのはたらきを考えてみると
気のめぐりを良くすることでストレスをケアしつつ
腎陰を補うことで生殖力のアップをはかり
脾胃や肺、身体を温め元気を回復する
というのが、【柴胡加竜骨牡蛎湯】のはたらきであるということが分かりました。

つまり
いわゆるストレスが原因で勃起障害や勃起不全という陰萎の症状が出ている場合に
【柴胡加竜骨牡蛎湯】が効果的だということですね。

慢性的なストレスは腎臓の元気(腎精)を消耗し生殖能力を弱めてしまいますし
ストレスや心配事などから心臓に弱りがでてしまうと
心血の不足などに陥り、陰萎につながることがあるのです。
(ここでいう腎臓や心臓は東洋医学的な考え方です)

ですので
慢性的にストレスを感じることが多かったり
みぞおちのあたりにいつも違和感があったり
という方には、適している漢方薬かもしれませんね。

そして、4つ目にご紹介したのが
【牛車腎気丸】
という漢方薬でした。

こちらは、【八味地黄丸】に<牛膝>と<車前子>という生薬が追加されたもので
【八味地黄丸】の効能に利水・利尿&活血作用が加わり
【八味地黄丸】で腎臓の陽気は補われたけど
血行が悪く、まだまだ身体が冷えやすかったり、
尿の出が悪い、むくみがきつい
という方に適応となる漢方薬ということでした。

男性不妊に用いられる漢方薬は他にも
【六味丸】や【杞菊地黄丸】、【参馬補腎丸】などなど
補腎薬を中心にたくさんありますが
男性不妊でクリニックで処方されることが多い漢方薬は
最初にご紹介した
【補中益気湯】【八味地黄丸】【柴胡加竜骨牡蛎湯】の3種類のどれか
ということがほとんどです。

どの漢方薬も効能は「陰萎」、つまり「勃起障害」や「勃起不全」となっていましたが
そうなる原因によって適切な漢方薬が変わるということですね。

また、漢方薬に含まれる生薬ひとつひとつのはたらきをみると
「陰萎」だけではなく、精子無力症や乏精子症といった
精液検査でみつかる問題に対しても効果を期待できることが
分かるかと思います。

今回ご紹介した漢方薬は
オーソドックスなものですし
クリニックや漢方薬局で処方されずとも
ドラッグストアでも購入できるものです。

また、インターネット上などには
色々な方の体験談や意見などがあり
手軽に服用することもできるのですが
今回の総集編で
同じ男性不妊でも原因によって適切な漢方薬が違う
ということを分かって頂けたかと思います。

大事なのは、原因がどこにあるのか?です。

そして、その原因と、体質に合った漢方薬を服用することです。

これは、不妊の鍼灸治療でも同じです。

不妊治療だからといって、決まった治療法はありません。

人によって体質が違いますので、人によって治療法も違うのです。

このメルマガは
あなた自身の判断で漢方薬を服用されることを
オススメするものではありません。

もしあなたが不妊で悩まれていて
漢方薬や鍼灸での治療を考えられておられるのでしたら
しっかりあなたのことをカウンセリングしてもらえたり、体質を診てもらえ
あなたに合ったアプローチをしてもらえるような
鍼灸院や漢方薬局を選ばれることを強くオススメします。

なお、当院では提携している漢方薬局と連携して
ご希望の方には、鍼灸+漢方薬という不妊治療を実現しています。

お気軽にご相談頂ければと思います。

まずは無料の不妊カウンセリングか説明会+体験治療から
お越し下さい。

詳細はこちらです。
http://www.e-harikyuu.com/briefing.php

あなたの妊活を応援しています!

では、今回はこのへんで。

次回は岡井先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【季節の養生法】乾燥しやすい秋は潤いに満ちた妊活を

2016-09-29 [記事URL]

こんにちは(^^)

子宮のトラブル、繰り返す流産担当の池田由芽です。

だんだん涼しくなり、エアコンもいらないくらいでしたが、
今週に入ってからまた暑さが戻りましたね(^_^;)
ですが、秋晴れの日の早朝の空気は絶好調に澄んでいます♪

空気が澄んでいるということは、
夏の湿気もだんだんなくなり、
今度は乾燥が気になる季節ですよね。
ですが身体の乾燥は、妊活中の方にとっては大敵です。

というのも、
身体の潤い不足は妊娠力の低下にもつながるからです。

東洋医学では秋は肺が弱りやすい季節です。
実は、東洋医学の考え方では、肺は腎臓のお母さんの関係です。
肺には腎臓の力を生み出す働きがあります。

また、腎臓は生殖を担当するので、秋の季節を元気に過ごして、
肺を弱らせないようにすることも
腎臓の元気(=妊娠力アップ)につながりますよ。

ということで、今回はこの秋を快適に過ごして、
肺→腎臓を元気にするためのポイントをお伝えしますね(^^)

とくに、この夏に夏バテした方や、
冷たい物を取り過ぎて身体を冷やしてしまった方は、
秋に体調を崩しやすいので、
ぜひとも参考にしていただければと思います。

まず、秋は乾燥しやすいですよね。
お肌も乾燥が気になりますし、
かかとクリームが欠かせない!
という方もいらっしゃるかもしれませんね(>_<) ですが、この乾燥こそが妊活には大敵なのです! 秋に弱りやすい肺は実は乾燥に弱い性質です。 空気が乾燥して、身体がヒンヤリ冷えてしまえば、 途端に肺が弱って風邪を引いてしまいます。 風邪の原因となる邪気は、皮毛(皮膚)、呼吸器から体内に入ってきます。 ですので、できるだけ肌は露出しないようにして、 冷やさないように気を付けましょうね。 人混みへ出かけるときにはマスクを着用したり、 手洗い・うがいもお忘れなく! そして、気持ち的に秋は憂いを感じやすい季節でもあります。 それでなくとも妊活中は落ち込むことも多いですよね。 気持ちが沈みがちなときには季節的な影響もありますから、 季節のせいだと思ってあまり気にし過ぎないようにしましょうね。 気分転換をして、気持ちをスッキリさせるのも◎です(^^) パートナーと一緒に楽しい旅にでもでかけましょう♪ また、潤い不足になりやすい秋には潤いを助けてくれる食材を 食生活に取り入れていただくのもオススメです。 れんこん、ごぼう、豚肉、はちみつ、ゴマ、松の実、なつめなどが 潤いアップに効果的ですよ。 どれも気軽に食事でも取り入れやすい食材ですので、 積極的にとっていきましょう。 それから、夏はエネルギーを発散する季節ですが、 秋はそれを収める季節です。 運動でも何でもやり過ぎないようにして、 エネルギーを発散し過ぎないよう心がけましょうね。 とはいえ、 肺と表裏一体の関係である大腸も秋には潤いが不足しやすくなり、 便秘になる人も多いので、 胃腸を元気にして便秘を予防するためにも 適度な運動はしていただいた方がいいですよ! これまでお話してきたように、 秋の養生で大事なのは潤いを保つことですが、 潤いは陰と陽でいえば、陰のパワー。 潤いは陰の時間である夜に養われるので、 夜はできる限り早く寝て、身体の潤いを補っていきましょう☆ いかがでしたか? どれも基本的で簡単なことですが、 秋の妊活ではどれも大事なことです。 温泉や紅葉狩り、ハイキングなど レジャーにもぴったりな秋の季節を元気に楽しみながら 妊娠力を上げていくためにも、 ぜひ今回ご紹介した秋の養生を実践してみてくださいね(*^^*) 次回は万木先生が担当です。 どうぞお楽しみに♪


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