【食養生で妊娠力アップ!】夏の味覚-えんどう

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【食養生で妊娠力アップ!】夏の味覚-えんどう

2013-08-30

こんにちは。
はりきゅう師の近藤琉水です(^^)

夏休みも終盤戦ですね。
お盆休みはいかがだったでしょうか。
お疲れは残っていませんか?

今年の夏もまた、猛烈に暑かったですね。
一体、どこまで行くのでしょうか。
8月も下旬とはいえ暑さはまだまだ続きますから
引き続き熱中症対策や日焼け対策や
夏モードでいきましょう。

さて今日は、本来夏の味覚ですが、旬がわかりにくくなっている
えんどう豆を取り上げてみましょう。

春先にはサヤエンドウ、キヌサヤとして緑鮮やかな莢を食べる野菜
として出回ります。

夏に丸々とふくらんだ生の豆はグリーンピースとして有名です。
実を食べるものとして、ウスイエンドウという種類は
豆ごはんに最適ですよね。

莢と豆の両方を楽しめるのがスナップエンドウです。

豆類というより、甘味があって食べやすい野菜です。
お弁当の彩りにも人気が高いですね。

原産地は地中海沿岸地域です。
今から3千年以上も前ですが、ツタンカーメン王のお墓からも
発見されています。
日本には8~10世紀に伝来していますよ。
わりと歴史は古いですね。
本格的な栽培は江戸時代に入ってからのようです。

栄養面を見るときは、莢を食べるときと豆のみとでは
ちょっとした違いがあります。

サヤエンドウは緑黄色野菜になり、カロテンが豊富です。
これは他の豆類ではあまりないのですよね。
そしてビタミンB群、C、そして食物繊維です。

ビタミンB群、特にB1は炭水化物をエネルギーに変えるときに
必要なんです。
つまり、糖質をよく食べる方は一緒に摂ると効果的ですね。
糖質は分解されないと乳酸などがたまり、
疲れやすくなったり、むくんだりしますよ。

グリーンピースはビタミンCの代わりに糖質が多いです。

スナップエンドウはビタミンCが豆類の中では特に多いです。

それぞれの季節に楽しめると同時に栄養もしっかり接種できます。
豆類特有の、良質の植物性たんぱく質を摂取できるので
肉類(動物性たんぱく質)が多い方は、バランスをとるため
豆類を取り入れていただきたいですね。

それでは漢方的に見ていきましょう。
性質は平、つまり寒熱の偏りはありません。
そして潤作用があり、五臓では脾胃に入ります。

東洋医学的な効能としては
健脾利湿、つまり胃腸の消化機能を高め、身体の余分な水分を除きます。
生津、つまり唾液をはじめとした体液を増やします。
解毒、特に皮膚の炎症に効果があります。

体質的には、身体にたまった余分な熱を除く性質もあるので
身体が熱っぽい”陰虚”体質や高血圧の方によいでしょう。
糖尿病の方(予備軍含め)にもおすすめです。

そして、むくみなど「水毒」のある方に適しています。
また、吹き出物や湿疹ができる方に向きます。

ただ食べ過ぎると消化しづらくなるので、
普段から食べ過ぎでお腹がつまっているタイプの方や
胃腸が弱い方は要注意です。

食欲不振にもよいので、暑い時期にいいですね。

豆苗(とうみょう)ってご存知ですか?
あれは、えんどう豆のスプラウトなんですよ。
手軽に使えるので、便利ですよね。
栄養価も、なんせ「もやし」ですから、とても高いんです。
炒め物や汁物などに、ぜひ使ってみてくださいね。

えんどう豆の豆知識を1つ。
キヌサヤは「絹さや」、莢同士がこすれ合う音が
衣(きぬ・絹)ずれににているから、ということです。
ちょっと雅な感じですよね(*^。^*)
スナップエンドウは英語の snap からきています。
「ポキッ」「パチッ」みたいな擬音語ですが、
莢を折るときの音を表わしているんですね。

豆ごはん、おいしいですよね♪
色は悪くなってしまいますが、やっぱり最初から
米と一緒に炊くと、ほくほくしますし香りもご飯に移って
美味しく感じます。
色重視なら、ゆでた豆を後から投入ですね。
食欲が落ちる夏でもご飯が進みます。

カレーや卵とじもいけますよ。
旬の頃に冷凍しておくといいですね!

美味しくて栄養たっぷりのえんどう豆をぜひいただいてください。

次回は岡井先生の担当です。
どうぞお楽しみに!



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