【季節の養生法】妊活にオススメ!冬こそお灸(20151211)

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【季節の養生法】妊活にオススメ!冬こそお灸(20151211)

2015-12-11

こんにちは(^^)はりきゅう師の池田由芽です。

もう今年も残すところ一ヶ月を切りました。
思い残すことがないように、これから年末まで
有意義な時間を過ごしましょうね!
まだ時間はありますよ(^^o)

12月にしては温かい日が続いていますね。
それでも寒いのは寒いですよね。

冷え症の方は頑固な冷えと戦っていることと思います!

ですので、今回は寒い冬の季節にぴったりの、
また冷え体質の方にオススメな”お灸”の紹介です。

少し前からお灸がブームになっていますが、
一体どんな効果があるのでしょうか?

お灸をする時に火を使うことから、
温めてくれることは想像がつくかと思いますが、
実は、それ以外にもお灸には妊活中に嬉しい効果がたくさんあるのですよ♪

ぜひ、この冬の妊活にお役立てくださいね(・∀・)

まず、そもそもお灸は何なの?というお話からですが、
お灸にはヨモギからできる艾(もぐさ)を使います。

艾は五臓六腑では、脾・肝・腎に関係します。
ですので、お灸をするとこの3つの臓が元気になるのです。

ココに妊活中に嬉しいポイントがあります!
東洋医学ではこの3つは妊娠に関係するところとされています。
生殖の働きに効くことで有名な三陰交というツボには
この3つの臓の経絡(気の通り道)が交わるので
三陰交という名前だったりします。

それに、お灸は”百種の病邪を治す”と言われ、
あらゆる病に有効です。
不妊には様々な原因があって
体質によっても適切な治療方法は変わりますが、
お灸はほとんどの方に適する治療法となるのです!
実際に当院の治療の中でも、毎回使っていますよ。

また、お灸は不妊や不正出血、下痢や下血、痔、冷えなどに効果があります。
下の病の中でもとくに血に関係することに効果が高いのです。

このように、お灸はお腹を温め、お腹の血流を良くしてくれるため、
子宮や卵巣の血流を良くし、妊娠しやすくするだけでなく、
妊娠後に赤ちゃんが子宮の中ですくすくと育って安定してくれるための
安胎治療にも効果を発揮します。

お腹の冷えを温め、消化の働きを助け、
水分代謝もよくしてくれます。
これから忘年会などで暴飲暴食をしてしまい、
消化の働きが弱る時にもお灸は頼もしい助っ人になりますよ(^_^)/

まだお灸を体験したことがない方は体験してみるとわかりますが、
お灸をすると身体が内側からポカポカ温まります。

今の時期に気を付けたい風邪の原因の多くは、”寒さ”です。
この風邪の原因となる”寒さ”を
東洋医学では”風寒の邪”と言ったりしますが、
お灸は風寒の邪から身体を守ってくれる働きもあるため、
妊活中、そして妊娠後も避けたい風邪の予防にもいいのです。

さらに、金瘡といって切り傷にもお灸は効果が高いので、
過去に帝王切開などでお腹を切開したことがある方は
その傷跡にお灸をすることで、
そこに滞りがちな気のめぐりを良くしてくれます。

気のめぐりが良いと、そこと関係する内蔵が元気になるのですが、
下腹部は子宮にも直結しているため、
下腹部の気がめぐるようにケアすることは大切なんですよ!

また沈痾(ちんあ)といって重病、長い間治らない病気にも
お灸は効くので、もう何年も不妊治療をしているけど
なかなか結果が出ない方にもおすすめです。

では、お灸はどこにしたらいいの?
というのが気になるところですよね。

先ほど、下腹部は子宮と直結しているとお伝えしましたが、
ここに子宮を元気にするおすすめのツボがあります。

それが、関元というツボです。
おへそから親指以外の指4本分下に下がったところです。

ここを押してみたら、
他のところよりぺこっと力がない感じがする方も多いです。

おへその下のエリアは五臓六腑の中で妊娠力を担当する
腎臓のパワーが集まるところです。
ですので、ここにお灸をすることで、
妊娠力そのものをパワーアップできますよ!

 
もし、ツボの取り方がわからなかったり、
より正確なツボの場所を知りたいという方や、
体質に合ったツボを知りたいという方は
いつでも不妊専門の鍼灸師までご相談くださいね(^^)



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