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【季節の養生法】秋の妊活でしたいこと(20140823)

2014-08-23 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の池田由芽です(^^)

暦の上ではもう秋になりました。

でも、残暑が厳しく日中の暑さの中、
出かける気にはまだなりません(*_*)

まだ日中は熱中症などが十分起こる暑さです。
油断せず、適度に水分補給をして
早く寝たり、規則正しい生活をして予防していきましょうね!

それでも、朝晩はだいぶ涼しくなってきています。
夜には、虫の鳴き声も聞こえるようになりました♪
この間は駅の中にさまよい込んだトンボを発見しましたよ!
さらに、秋の食材もちらほら出始めています(^^)

食欲の秋、
読書の秋、
運動の秋、
実りの秋
どれをとってもわくわくすることばかりも秋です(゚▽゚)

今年の秋は何に力を入れていきますか?
各地へお出かけするにもいい気候ですよね(^_^)

最近では秋は短くなりましたが、
それでも機会を見つけて情緒溢れる秋を堪能したいですね!
今年も京都の紅葉を観に出かけたいな~
と今から心が躍ります♪

これだけ秋秋、言っていたら、
少し気持ちが涼しくなってきました。

みなさんも夏の暑さにバテそうになったら、
秋のことを想像するのをおすすめしますよ(・∀・)

では、本題に入りまして。
今日は秋の妊活についてのお話です。

せっかく妊活するなら
季節に合った生活を心がけて
自然から生命エネルギーを受け
生命力、そして妊娠力を高めていきたいですよね!?

そう思うからこそ、
このメルマガを読んでくださっているのだと思います。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。

1年の中にはそれぞれ季節があって、
季節ごとに違った特徴があります。

春は誕生の季節です。
動物は冬眠を終え、植物もどんどん芽を出します。

夏は成長の季節です。
春に芽吹いた植物たちはみるみる繁り、
森も緑がいっぱいでにぎやかになります♪

秋は収斂(しゅうれん)の季節です。
収斂は”ちぢこまる”という意味です。
この時期に旬のお魚などは身が引きしまっていて
美味しいですよね。

これまで咲いていた花も身を結び、
生命力を種の中に納めるときです。

冬は閉蔵の季節です。
外をとじてもぐりこませる時期です。
冬眠の時期ですね!

ヒトにも、この生命活動の流れがあって
それに合った生活を心がけていると、
元気に過ごすことができ、妊娠力もアップします。

それでは、さっそく秋の養生について
お話していきますね!

秋と言ってもまだまだ夏の名残が残ります。
秋になるとあれもこれもと活動的になり過ぎず、
運動をしても適度な程度が秋にぴったりのペースです。

汗をかいたら、すぐにふいて
身体の陽気を逃がさないようにしましょうね。

陽気を逃がすと
肺が弱って風邪を引きやすくなったり、
冬に下痢をしやすくなったりしますよ。
そうなると、妊娠力にも影響してしまうので要注意です!

また、秋の空気は乾燥してくるので
鼻やのどの粘膜が弱りやすいです。
なので、風邪やさらに鼻炎や喘息になりやすくなります。

手洗い・うがいをしっかりして、
こまめに服装を調整して、体調管理には力を入れていきましょう。
風邪予防としては首の後ろから
肩にかけての部分を冷やさないことも大切なので
タートルネックを着るようにするのも
おすすめですよ。

そして、秋は陰の気が始まる季節でもあります。
メンタル面でもにも憂いや悲しみの感情が湧きやすくなります。
そんなときは「喜ぶ」ことが1番です!

友達とランチに行ったり、
好きな映画を観たり、
音楽を聴いたり、
なんでもけっこうです。
ちょっと気持ちが疲れたら、
自分へのご褒美に何か楽しいことを見つけましょう♪

そして、食養生ですが、
秋に旬のものを今からぼちぼち食べましょう。
季節に順応するために、
小松菜、白菜、チンゲンサイ、タマネギ、
ニラ、ネギ、大根、銀杏、秋刀魚など秋の食材を
食べるといいですよ。

秋と言えば、まいたけ、しめじ、椎茸などのキノコたちも
外せませんよね。
なかでも、松茸は個人的に大好物です!
あの香りがたまりません(^_^*)

ところで、「松茸」の正しい呼び方は
「まったけ」ではなく、「まつたけ」って
ご存知でしたか?
ちょっとウンチクでした(^-^)

あと、最後にもう1つ。
秋は鶏とともに早寝早起きをするといいと
言われています。

これは秋だけでなく、
1年中、続けておきたいことですが、
ホルモンバランスも整えるためにも
できるだけ、早寝早起きして、
規則正しいリズムでいきましょう!

それでは、今回はこのへんで(^^)

次回は万木祥太郎先生の担当です(^o^)お楽しみに!


【食養生で妊娠!】くるみ(2014/07/24)

2014-07-26 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)

暑中お見舞い申し上げます!

今年は、関西では空梅雨で晴天続きでしたが、
やっぱり梅雨が明けると太陽の力は倍増しますね。
迫力(破壊力?)が違う気がします。
日に日に気温が上がっていきますね。

蝉も賑やかに鳴いています。
今年の夏休みはどうされますか~?

さて、今日は4月に放送された「みんなの家庭の医学」以来、
ブーム到来で、しばらく店頭から消えてしまった”くるみ”を
取り上げたいと思います。
このメルマガでは2度目の登場となりますね。
前回の記事はこちらになります。
 ⇒ こちら

テレビ番組の内容はこちらからどうぞご覧ください。
「本当にカラダに効く食べ物が判明!名医が認めた医食同源SP3」
 ⇒ こちら

すでに月日が経ちますので、店頭には大幅にスペースを確保した
くるみや、便乗でミックスナッツも目立つ場所を占拠しています。

巷では相変わらずの需要なのか、それともブームは去ったのか、
ちょっとはかりかねますが、ブーム以前からベビ待ちさんにとっては
ナッツはお勧めの食材ですので、別のブームを乗り換えるのではなく
継続して食べていただければと思います。

ただし、ナッツといえば高カロリー。
くるみも100gで673キロカロリーです。
カレーライス1食分くらいあります(+o+)
果肉の7割近くは脂肪ですから。
ということは、いくら良い栄養素が含まれているとしても、
いつもの食事量に加えて山ほどくるみを食べれば
すぐにカロリーオーバーになるのは当たり前ですね。

健康的に、適正体重も維持しながら、栄養豊富なナッツを摂取するなら
食事の量を、どこかで減らさなければならないのです。

たとえば、野菜サラダにかけていたドレッシングをやめて、
くるみのトッピングと塩コショーに変更。
これなら納得ですよね(^_^)v

「いつものフレンチドレッシングにくるみトッピング」では
まずいのです。

そこのところをお間違えのないように、お願いします!

1日の摂取量は25g以内にしてくださいね。

では、くるみの栄養をもう一度おさらいします。

くるみの主成分である脂質の大半は良質の不飽和脂肪酸です。
αリノレン酸といいますが、脂肪なのに肥満の予防になるのです。
不思議ですよね!

コレステロールを除去して心筋梗塞、動脈硬化、高血圧や糖尿病など
生活習慣病を防ぐのに役立ちますよ。
抗酸化作用があり、アンチエイジングや美容にも効果ありです。

ただ、酸化しやすいので、できるだけ新鮮なくるみをお買い求めください。
セールをしてても大量にまとめ買いはしないでくださいね!
袋の封を開けたら、できるだけ早めに消費したいので、
やっぱり徳用大袋はよくないかもしれませんね!

このαリノレン酸、他には亜麻仁油(フラックスオイル)にも
多く含まれます。
αリノレン酸のなかでもオメガ3のオイルといって、
人間の身体に不可欠な油なのに、体内では作ることができないのです。

サラダにかけたり、納豆に混ぜたりして召し上がる方が
多いとのことですね。

亜麻仁油も最近ジワジワと人気が出てきていますが、
近所の小さなスーパーでは手に入らないかもしれません。
そういう方には、やっぱりくるみでしょうかね。

オメガ3オイルは炎症を防ぎ、ホルモンを整えるのに役立つそうです。
火を通さず、そのまま生で食べるのがいいようです。

アンチエイジングということで、子宝にはぴったりです。
ぜひ毎日の習慣にしてくださいね!

薬膳的な注意点を補足しておきましょう。

性質としては「温」性ですので、冬ならまだしも、この時期に
食べ過ぎるとよくないですよね。
基本的に、冷え症の方向けの食材なんです。

冷え症じゃない方は、生野菜や果物などと一緒に食べるのがおすすめです。

サラダのトッピングや和え物に丁度いいということですね!

私もナッツ類はとても好きなので、ちょっと小腹がすいたときに
ポリポリ食べています。
オーガニックのものを買い求めるようにしていますよ(^^♪
でも、ナッツ類のなかでもくるみは一番優秀のようです。
これからはミックスナッツじゃなくて、くるみを買うことにします♪

次回は岡井先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【季節の養生法】自然の力を味方にする夏の養生で妊娠力アップ!(20140627)

2014-06-27 [記事URL]

こんにちは。池田由芽です(^^)

お元気でしょうか?
梅雨ですが梅雨らしくないお天気が続いていますね。

先日、妊娠されたゲストの方から
出産の報告のメールをいただきました(*^_^*)
おめでとうございます!
本当によかったです。

これからもすくすくと育ってくれることを願います!

今回も【季節の養生法】です。
『自然の力を味方にする夏の養生で妊娠力アップ!』
をお届けしていきますよ~♪

★自然のリズムを大切にしましょう

東洋医学の最古の医学書である、
「黄帝内経素問」には、日頃のからの養生法が記されています。

現代ではそれに従うには無理がありますが
冷房や暖房に依存した生活を見直して、
できるだけ季節に応じた過ごし方を心がけると、
体は元気になっていきますよ。

妊活中の養生は将来赤ちゃんを授かった時の
赤ちゃんの健康にもつながります。
元気な赤ちゃんを授かるためにも
季節を意識して生活することが大切なんですよ(^^)

★陽気が盛んな夏

夏は陽の気が多くなる季節です。
反対に冬は陰の気が多くなります。

陽気は、体の周り(表面)を守る気として働き、
気温の変化に順応できるように働きます。

陽気の多い人は暑がりで、陰気の多い人は寒がりなんですよ。
私たちの身体は知らず知らずのうちに
陰陽のバランスを調節しながら生活しています。

養生で陰陽のバランスを整え、元気な身体、
つまり妊娠しやすい身体へと導きますよ。

★東洋医学でいう夏

夏は、草木が成長し、万物が茂り花咲き乱れ、
陽気が1番旺盛になる時期です。

この時期は、適度な運動して1日1回は汗をかくこと、
また、気分的にも発散することが必要な季節ですよ。

陽気を発散させないと身体に内熱がこもって
さまざまな不調につながります。

身体に内熱がこもると、身体全体が暑く感じるようになって、
冷房や冷飲食を好むようになります。
これを続けると下痢になってしまいますよ(*_*)
夏には適切に汗をかいて熱がこもらない身体作りが必要です!

★季節に合った食べ物~夏~

夏は暑さと湿度から身体を守るため、
熱を冷まして、こもった水分を
排出してくれる食べ物が適していますよ。

モヤシ、ニガウリ(ゴーヤ)、アロエなどがオススメです♪

人間の身体も自然の一部と東洋医学では考えるので、
四季の移り変わりに合わせて変化しています。

現在は、世界規模での流通が盛んになっている一方で、
温室栽培や養殖の技術が進んで
野菜や果物、魚介類も季節を問わずに
スーパーの店頭に並び、
あまり旬を感じられなくなってしまいました。

本来食材には旬にもっとも栄養価が高くなることが
知られています!

こういったことや、
季節に応じて身体は変化していることからも
できるだけ季節に合った旬のものを多くとるように
心がけたいですね(・∀・)

旬の食べ物をたくさん摂ることができると、
からだの内側とまわりの季節が調和して、
より健康な身体に変わっていくことができますよ(^_^)

★簡単にできる養生

『養生訓』という本が
今から300年近く前の江戸時代に刊行されました。
貝原益軒という儒学者が書いたものです。

毎日の生活でどのようなことに注意すれば、
健康で長生きができるかという内容が書かれています。

『養生訓』の中には毎日、正しく生活し、
養生すれば長生きできると説かれていますよ!
ザックリし過ぎてよくわからないと思うので
書かれていた養生法をいくつか紹介しますね。

養生法は、意外と簡単です。

まず、健康をそこなうものをからだに入れない、
増やさないことが書かれています。

そこでは、気温や湿度の変化にうまく対応し、
激しい感情の起伏を抑え、
寝過ぎたり、性欲などの本能的な欲におぼれないように
しましょうとあります。

それに加えて、食べてからすぐに寝ない、
日々仕事に励み、適度に運動をして、
娯楽におぼれず規則正しい生活を続けると
元気で長生きができると説いていますよ。
(家事も立派なお仕事です!)

さらには、
外出できない雨の日は部屋のなかを歩こう、
昼寝をしないようにしよう、といった
具体的な養生法もありました。

昔の人も今の人もみんな同じなんだ
ということが伺えますね(^o^)

これは季節を問わず実践できる養生法なので
いつも心がけておくといいですね。

夏に合った養生法をとり入れて、
“自分で妊娠できる力”をつけれるよう、
元気な身体を目指しましょう!

では、次回の担当は男性不妊担当の万木祥太郎先生です。
お楽しみに~♪


【不妊カウンセリング】ストレス肥満を解消しよう!(20140529)

2014-06-07 [記事URL]

こんにちは。近藤琉水です(^^)

すでに初夏の候、お元気にお過ごしでしょうか。
“五月(さつき)晴れ”と言いたくなりますが、
実は”さつきばれ”は梅雨時の晴れ間のことを指します。
今頃の晴れは”五月(ごがつ)晴れ”と言わないといけないみたいです。

ということで、今はまだ「ごがつ晴れですねぇ~(^_^)v」

一か月前はまだ朝晩が寒かったのですが、
一気に暑くなりましたね。
身体はついてこれてるでしょうか?!
今年も熱中症が気になる時期になってきました。

この季節はバラが美しく、他にもさまざまな花が
咲き誇っています。
ゴージャスな花々を見れば心も豊かになりますね。
これから暑くなれば苦行になってくるウォーキングを
楽しくするためにも、お花ウォッチングはおすすめです。
紫外線対策バッチリで、途中で水分補給するためにも
水筒を持っておでかけくださいね!

ところで、全然関係ないんですが、、、
今日は私の誕生日なんですよ(*^。^*)
今年もまた、無事にこの日を迎えられました。
まずは産んでくれた母に感謝したいと思います。
生きていることは「あたりまえ」ではありません。
さまざまな奇跡の連続で命を受けて生まれてきました。
有り難いことなんです。
この命が誰かの命のためになりますように。
それが生まれてきた目的です。
これからも誰かのお役に立てますよう、精進します。
すべてにありがとうの気持ちを込めて。

さて、今日は【ストレスによる肥満】についてお話します。

“ストレス性不妊”というのは実際ありまして、
不妊自体がストレスのモトになっているケースは
改善するのがかなり難しいと言えます。

ストレスがかかった状態は、身体が交感神経優位の
“戦闘態勢”に入っているわけですから、
それこそ「闘うか?」「逃げるか?」という切羽詰った状況です。

そのようなときの身体の環境は、本来リラックス状態で成り立つ
妊娠とは程遠いのです。
内分泌系、神経系、免疫系。
身体を制御している系統すべてが影響を受けますので
「たかがストレス」とは決して言えないのです。

一瞬のストレスであれば、すぐに回復するのですが、
長期間ストレス下に置かれると、交感神経の働きが低下します。

交換神経は脂肪の分解や燃焼、代謝に関係しています。
いわゆるストレス・ホルモンのコルチゾールが分泌されると
脂肪を蓄積させやすくなり、食欲に歯止めがかからなくなる
とのことです。

ストレス太りの原因は自律神経の乱れだったのです。

ストレスから抑うつ症状が出て痩せる、という方も多いのですが、
胃腸が弱くない方だったら逆に太ってしまうこともあります。

ホルモン療法で太るのも、これが原因では?
という気もします。

ストレスから身を守るために、さまざまな反応が表われますが、
食欲を満たして満足感を得ることで誤魔化す、ということも
人間はやってしまいがちです。

満腹感は一種の幸福感をもたらしますので、もともとのストレスを
一瞬忘れることができるんですね。
一度その味を占めてしまうとリピートしてしまうことに。

怖いですねっ(-“-)

もし異常な食欲を感じたときは、ちょっと立ち止まって
「なぜ食べたいのか?」を自分に尋ねてみてください。
前回の食事の量が少なかったとか、運動量が激しかったとか
そういった理由ならいいのですが、そうでもないのに
「異様に食べたい気持ち」が起きたときは要注意です。
がっついてしまう自分に「待った!」をかけられるかどうか。
そこにストレス太りを解消できる鍵が隠されているのです。

もちろん、うっかり食べ過ぎてしまったとしても
身体を動かすことで体重コントロールは可能です。
食べないダイエットは身体に悪いので、健康に痩せたい方は
運動も真剣にやっていただきたいのです。

しかし! 運動でカロリーダウンするのは至難の業だと
これを見るとわかります↓

http://medical.yahoo.co.jp/diet/column/2818/
食べたお菓子をなかったことに!運動で消費する目安とは?

身体の気・血のめぐりをよくするために、
身体を動かすことは絶え間なくやっていただきたいのですが、
おやつは辞めようか・・・という気になっていただければ幸いです。

次回は岡井先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【番外編】不妊の鍼灸治療のメリット(20140502)

2014-05-02 [記事URL]

こんにちは(^^)
はりきゅう師の池田由芽です♪

待ちに待ったゴールデンウィークですね!
11連休の方は今頃、旅先でゆっくり満喫中でしょうか(^o^)

宵通りのお休みの方は明日から
いつもの連休の2倍の4連休です(*^^)
今から気分もワクワクですね♪

普段はできないことをやったりして、
たくさん満喫しましょうね~(^^)/

さて。今日は『番外編★不妊の鍼灸治療のメリット』のお話です。

その昔、今不妊治療で使用される
ホルモン剤などはない時代から
東洋医学的な鍼灸治療は存在し、
たくさんの人の健康に役立ってきました。
実にその歴史は約2000年に及びます。

その可能性ははかり知れません。
というのも、東洋医学による治療では
その人が本来もっている力を強くする治療をしていくからです。

私たちの心と身体には日々、いろんなことが起こります。
イライラしたり、セキが出たり、やたらと眠気を感じたり、
なかなか疲労感がとれなかったり
ヒトによっていろんな症状が出ますが、
東洋医学的な治療ではすべてに理由があると考るのですよ。

ご自身で感じる症状の他にも、
脈診や腹診などの情報も照らし合わせて
その人の心身の状態を把握していきます。

東洋医学での診断により、
問題となっている不妊の原因を追究していくのですよ。

そうして得られた結果をもとに
ベストなツボを使ってオーダーメイドの治療をしていきます。

東洋医学の不妊治療では
根本的な体質改善が大切だと考えるのです。

なので、西洋医学での検査では
「原因不明の不妊」と言われた方でも
鍼灸治療はおすすめです。

根本的な体質改善が大切なので、
コツコツの生活改善も大事になります。
生活の中でできる養生法もお伝えしていきますよ♪

鍼灸での不妊治療をしていく中で
脈やお腹以外でも体感する症状が
少しずつよくなっていくことで、
ゲストご自身も確実に体質が変わっていると実感することができ、
ご自身の身体をいたわってあげれるようになる方が多いんです(^_^)

そうやって『やっぱり自分の身体って大事なんだ』と気づけることは
これからまだまだ長い人生を歩んでいく中で
すばらしいことだと思うのですよね。

不妊治療をしていく中で
妊娠だけがゴールのようになっている方も
いらっしゃいますが、
妊娠することだけががゴールではありません。

妊娠し出産するまでの間、お腹の中で赤ちゃんを育てるには
新たな命を育んでいくわけですから、
それだけ体力が必要になるのです。

さらに出産という一大イベントにももちろん体力がいります。

そして無事に出産を終えた後には
それからまた長~い子育て生活が待っています。

それをこなせる身体づくりのための
今は”心と身体の準備期間”だと思うのです。

妊娠して、それでOK!ということにはならないので、
その後のシュミレーションも妊活中から
意識しておく必要があるのですよ!

当院でも妊娠後の赤ちゃんとお母さんの
健康のための鍼灸治療もさせていただいています。
「安胎治療」です。

鍼灸治療のいいところのひとつは
妊娠して出産を終えた後も
自分の身体をいたわるための知恵が身につくことです。

一生を終えるまで、
ずっと今の身体とお付き合いしていくことになりますが、
少しでも健康にいられた方がいいに決まっていますよね。

子育ても楽になり、
老後も楽しめるようになります。

そんなステキな未来を切り開いていくためにも
鍼灸治療の中でお話するたくさんの養生法を
ぜひ自分のものにしていただきたいと思います(*^_^*)

終わりのみえない不妊治療ですが、
人それぞれゴールは違います。

必ずしもお子さんを授かることだけが
ゴールではないと思うのです。

人それぞれゴールは違っても
その後の人生がよりステキなものになるように
お手伝いできれば嬉しく思います(^^)

もうみなさんは十分がんばっていますよ。
決して無理はしないで、
ご自身の身体をいたわってあげましょうね~!

次回は万木祥太郎先生の担当です。
どうぞお楽しみに~(^^)/


【身体を動かして妊娠力UPする!】”なで肩タイプ”の肩こり解消ストレッチ(20140417)

2014-05-01 [記事URL]

こんにちは。
はりきゅう師の岡井志帆です。

ソメイヨシノの季節も終わり、
八重桜の季節となりました。

世間では、学生さんの入学式も終わり、
新学期も始まりました。

社会人のみなさまでは、
新入社員が入ってきたりして、
新しい風が吹いているようですね。

妊活中のみなさまも、
気分も新たに
「何か始めようかな?」と
ワクワクされているかもしれませんね。

あっという間に、ゴールデンウイークも
やってきます。

この春の気持ちのいい風にのって、
身体作りも頑張っていきましょうね!

今回の【身体を動かして妊娠力UPする!】は、
前回に引き続き”姿勢”についてです。

「姿勢を良くすると、気のめぐりが良くなって
疲れにくい!」

これは、もうみなさんもご存知のことと思います。

では、「背筋を伸ばして立ってみてください。」
と言われて立ってみると、
みなさん肩の高さがぜんぜん違います。

いわゆる”なで肩”の人。
“いかり肩”の人。

見た目も全然違います。

という事は、”なで肩”の人と”いかり肩”の人では、
使っている筋肉も違っているんですね。

なので、『肩が凝った!』と感じる部位も
少し違ってくるんです。

“なで肩”の人というのは、鎖骨が水平より
下に下がっているタイプの方です。
下がっているだけでなく、肩が前に入っている
状態になっていることも多いです。

今回は、”なで肩”と言われるタイプの人に
注目してみます。

このタイプの方は、頚から肩甲骨をつなぐ
「肩甲挙筋」という筋肉が伸びて固くなっています。

肩甲骨が下がった肩にあわせて
身体の下に下がり、また外側に引っ張られて
います。
これが、肩が前に入る原因のひとつです。

また、背中にある「僧坊筋」の下の方の筋肉が
疲れやすくなります。
これは、肩を下げる原因のひとつで、
この筋肉が肩甲骨を下に引き下げているために起こります。

逆に、「僧帽筋」の上の方の筋肉は、
ぜんぜん使わないので
筋力が落ちてしまっているので、
鍛える必要があるんです。

今回はこの”なで肩”タイプの方におススメの
ストレッチです。

やり方は、前回お伝えした方法に
プラス動きを足した方法です。

●右肩をする場合です

1、左手で右肩を押さえます
  その時、右手は斜め下に伸ばしてください。
2、その状態から顔を左側に向けます。
3、真横をむいたまま、鼻が左肩に付くように
  下に向けてください。
すると、右の首が伸びるのを感じます。
4、次に、そのまま顔を後ろに向けるようにして
  顎を上に挙げます。斜め後ろを見る感じです。

これを、息を止めないように気持ちよく
ひとつの動きを20秒くらいずつで行ってください。

これを、3回くらい。

頚から肩にかけての筋肉がしっかり伸ばされた
のを感じてくださいね。
次は、反対側の左をしてください。

●肩の上の筋肉を鍛えましょう♪

次は、普段使っていない肩の上の筋肉を鍛えます。
これは簡単、

1、両肩を亀のようにすくめて
  上に挙げてください。
  筋肉が縮んでいることを感じて下さいね。
2、その後、ストンと脱力します。

5秒くらい縮めて、落とす。
これを5回位繰り返してください。

肩をあげるという癖をつけてほしいですね。

これで、肩の周りの血流が良くなっていくのが
感じられます。

これとプラスして、前回お伝えした、
ネコ背の解消ストレッチをすると、
肩の周りが気持ちよくなりますよ。

肩の血流を改善して、
脳にしっかり血液を流しましょう。

女性ホルモンを出す調整をしてくれる
脳の下垂体にも良い血液が流れます。
すると、ホルモンバランスも良くなって
くれるはず。

また、気持ちもリフレッシュできるので、
自律神経も整ってきます。

ストレス解消と血流改善に、
ぜひ、お試しくださいね!

次回は、池田由芽先生です。

お楽しみに♪


【身体を動かして妊娠力UP!】ネコ背予防と肩のストレッチ(20140220)

2014-05-01 [記事URL]

こんにちは。
はりきゅう師の岡井志帆です。

オリンピックも後半戦となりました。
昨晩のフィギュアスケート女子ショートプログラムは、
まさかの展開となりましたね。

ロシアの期待の星、リプニツカヤ選手が転倒。
浅田真央ちゃんも、ジャンプのミスが重なり
16位という結果になりました。

キム・ヨナ選手はさすがの結果
1位で初日を終えました。

その瞬間、瞬間の緊張感が伝わってきて、
ハラハラしますね。

練習は、やるだけやってきている方達です。

メンタルの強さが勝負のカギとなります。

リラックスして本番を迎えられるか。
緊張感を武器に変えれるか。

自分との戦いですね。

今日のフリーでどれだけ平常心を保てるかを、
見守りながら応援したいと思います。

本番で”楽しめる”ことの強さを感じました。

みなさんは、妊活
楽しめていますか?

では、今回の【身体を動かして妊娠力UP!】は、
ネコ背予防と肩のストレッチです。

オリンピック期間中の今です。

TVを観たり、PC操作が長くなると、
どんどん姿勢が悪くなり
ネコ背になってしまいますね。

ネコ背になると、お腹が閉じてしまい、
胃腸の働きが悪くなります。
また、胸も狭くなりますので、
呼吸が浅くなってしまいます。

胃腸は、食べたものからエネルギーを作る、
大事な働きをする所です。

また、呼吸をすることで、
食べたものからできた大事なエネルギーを
体中に巡らす事が出来ます。

このエネルギーの事を
東洋医学では『気』と言います。

大事なエネルギーである『気』をしっかり作るためにも、
またそのエネルギーを身体の隅々まで巡らす為にも、
姿勢を良くしておく事が大事です。

TVを観たりPC作業をするときには、
適度に休息を入れて、
肩や背中の筋肉をストレッチして
ネコ背の姿勢で身体が固まらないように
していきましょう。

理想は、PC作業してても良い姿勢をキープして
ネコ背にならない事です。
良い姿勢って?と思った時は、
床の上で『膝で立って』みてください。
前かがみになったり、後ろに身体が倒れたり
していないですよね。

膝、腰、頭まで、まっすぐです。
『膝で立つ』ときの骨盤の位置を
覚えておいてくださいね。

椅子の上でも、この骨盤!(笑)

姿勢の次は、
肩の筋肉を緩めるストレッチです。

バイバイ・ネコ背には、
肩甲骨を動かすストレッチが最適ですよ!

では、ネコ背改善ストレッチです。

1.両手を後ろに組んで、胸を張るようにします。
  しっかり、肩甲骨を寄せるようにします。
  これを呼吸を止めずに10秒。

2.次に、両手を前に組んで前に伸ばします。
  頭も顎をひいて、胸にくっつける感じに丸まります。
  腕を前に出すことで、肩甲骨を開いて
  背中を広げるようにします。
  これを、10秒。

これを3セットします。

肩甲骨が緩んだあとには、
肩こりの原因となる
首から肩にかけての筋肉のストレッチの方法です。

肩こりの筋肉の代表選手、
肩甲挙筋を伸ばすストレッチです。

右側の肩甲挙筋を伸ばしたい場合です。

1.右の肩を左手で軽く押さえます。肩が上がらないように固定します。
2.右手は斜め下に伸ばします。
3.顔を左に向けて、鼻を肩に近づけるように倒します。
  これを、20~30秒つづけます。
  3セットを目安にして下さい。
  息を止めずにゆっくり呼吸を続けましょう。

これで、右の首から肩、指先までしっかり伸ばすことができます。

次は、左肩をしてください。

姿勢とストレッチを取り入れて、
TVやPCでオリンピック選手を応援しましょう♪
楽しく健康に!

でも、妊活女子は早く寝てくださいね。

これが一番です。

では、次は池田由芽先生です。

お楽しみに~♪


【食養生で妊娠力アップ】大人気のエビ(20140403)

2014-04-04 [記事URL]

こんにちは(^^) はりきゅう師の近藤琉水です♪

新年度に入りました。
職場にフレッシュな新人さんが入ってきたり、
新学期が始まったり、ワクワクしてきますね(#^.^#)
気持ちよいスタートが切れましたでしょうか。

異動や転居など、新しい生活を開始された方、
まだまだ緊張感が続いていらっしゃるでしょうね。
週末までもう少し、がんばっていきましょう(^^)/

お花見は行かれましたか?
地べたに座り込んで冷やしたビールを飲むようなお花見は
ベビ待ちさんはパスしていただきますように、
くれぐれもお願いしておきますね。
これまでの努力もビールの泡となって消えていきますよ!

さて、今日は妊娠力アップを目指す方のための食養生として、
“海老”を取り上げますね。

エビといえば、少し前にバナメイエビが一躍有名になりました。
今では「クルマエビとかシバエビと騙したり騙されたりしない
ようにしなくちゃいけないね」と認識されるようになりました。
いや、バナメイエビはちっとも悪くないんですけどね。
濡れ衣です。
クルマエビ科の近縁種だから似てて当然なんですよね(^_^;)

もともと中南米に生息していたのですが、病気への耐性が優れており、
世界中で養殖が盛んになったそうです。
もっと名が売れているブラックタイガーよりも生産高は上とのこと。
日本には東南アジアから大量に輸入されています。

食感も日本人好みのプリプリで、芝エビと比べても遜色ないそう。
そりゃ、わからないですよね。。。

日本で海老は大人気だそうで、欠かすことのできない食材です。
(個人的にはそれほど大好物でもないんですけど(^_^;))
みなさんのお口にもほとんど毎日のように入っているのでは?
海老と言っても大小さまざまありますからね。

日本語(漢字)表記では余り厳密に分類されてないようですが、
英語では「歩行型」と「遊泳型」に大きく分けられるそうです。
歩行型はロブスター。
遊泳型はシュリンプ(小エビ)とプラウン(クルマエビ)です。

伊勢海老はロブスターとは別種ですが、歩行型に分類されるようです。

ここでは全部ひっくるめてエビと書かせていただきますね。

エビの栄養としては、高たんぱく低脂肪、タウリンやDHA・EPAが
豊富です。

タウリンは悪玉コレステロールを減らし、善玉を増やします。
動脈硬化や糖尿病、高血圧など生活習慣病を予防してくれます。
肝機能改善や眼精疲労の緩和にも役立ちます。
どこに一番多いかというと、殻です。

DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は
心筋梗塞や血栓症の予防効果があります。

殻に多量に含まれるキチン質は食物繊維の一種で、
便通を促してくれます。
免疫力をアップするとのことで最近注目されていますね。
肩こりや不眠症にもいいそうです。

赤い色素のアスタキサンチンは抗酸化作用があり、
コレステロールが血管につくのを防ぐ働きがあるそうですよ。
視力低下も防いでくれるそうです。

エビはできるだけ殻ごと食べたいですね。
桜えびが最適でしょうか(#^.^#)
エビフライや天ぷらはぜひシッポまでいただきましょうね!

そして次に東洋医学的に見ていきましょう。

性質は温・潤(あたため、潤す性質)、
臓腑は脾・肺・肝・腎に入ります。

効能としては、補腎(腎臓の働きをよくします)、
壮陽(精力を高めます)、食欲増進などです。

体質的には、気血が滞りやすいタイプの方に一番お勧めで、
どちらかというと冷え症の方向きの食材です。
普段から食べ過ぎで消化不良だったり
陰虚体質や熱っぽい方には向かないということですね。

身体が弱く、すぐに疲れてしまう方にはピッタリの
強壮効果があります。
スタミナをつけ、気力・体力アップに役立ちますよ!

殻まで一緒に食べるのがいいので、干しエビが最適。
いい出汁が出ますから、戻し汁も一緒に煮物や炊き込みご飯
中華風のスープや炒め物などに使うといいですね♪
お芋の煮っ転がしもおすすめですよ~!
桜えびは、関西では頻繁に登場するお好み焼きにも欠かせません。
彩りも春らしくていいですね(*^。^*)

腎を強めてくれるエビ。
妊活にも役立つはずですね。
ただ、人気のエビフライや天ぷらは高カロリー過ぎるので
できたらアブラを余り使わない調理法でいただいてくださいね!

次回は岡井先生の担当です。
どうぞお楽しみに~(^^)/


【男性不妊】男性不妊のリアル(20140321)

2014-03-21 [記事URL]

こんにちは。
男性不妊担当の万木祥太郎です。

メルマガでは初めましてになります。
今回から私からも発信させて頂く事になりました。
男性不妊に関する色々な情報をお届けしていきますね!

ちなみに名前は
ゆるぎ しょうたろう
と読みます。
よろしくお願いします!

というわけで、
今回は男性不妊シリーズ1回目ですので
そもそも男性不妊って何?
どんな治療をするの!?
という基本的なことについて
お届けさせて頂きます。

近年、医療の発達によって
不妊の原因は男女半々程度と言われるようになってきました。
実際男性不妊に悩まれている方は増えているようですし
TVなどのメディアでも取り上げられるようになってきましたね。

男性不妊にも女性と同様に色々な要因がありますが
大きく器質性のものと機能性のものとに分類されます。

器質性というのは、外傷などで生殖関係の臓器などそのものに
何らかの問題が生じているものをいい
機能性というのは、生殖能力(造精能力など)に
問題が生じているものをいいます。

また、男性の場合、精神的な要因が強く症状に表われます。
勃起障害や射精障害などは、精神的な要因が多いと言われています。

そして、男性不妊の症状として多いのが
乏精子症や無精子症です。
つまり、男性不妊は、精子に問題があらわれる事が
多いのです。

これは、検査をしてみないと分かりません。
実際、長年不妊治療で女性ばかり治療をしていたけど
精液検査をしてみたら原因は男性だった
ということは少なくありません。

この事実を医師から宣告されたときの衝撃は
はかりしれません。
ロックンローラーのダイヤモンドユカイさんも著書のなかで
その心境を書かれてましたね。

「おれは男としての自信を完全に失った。」

では、この男性不妊はどうやって治療をするのでしょうか。

実は、一昔前までは、
無精子症など、特に造精能力に問題のある男性不妊に関しては
治療のしようがありませんでした。

ですが、現在ではどの症状に対しても
治療方法がだいぶ確立されてきていますのでご安心を。

乏精子症や無精子症の場合、
本当に精子をつくる能力が低下しているのかどうかが
ポイントです。

実は、精策静脈瘤などの器質的な問題により
乏精子症や無精子症となっている場合が少なくないのです。

こういう場合は、精子自体は作られているのに
器質的な問題により射精できていないだけということがありますので
手術などの外科的な処置により症状が改善する事が多いのです。

一方で
本当に造精能力に問題がある場合は
精巣にわずかでも精子があるかどうかがポイントです。

以前であれば諦めざるをえなかった症状ですが
医療技術の進歩により
TESEという技術で妊娠できるようになりました。

具体的には
手術により睾丸から細胞を採取して
精子やその元となる細胞を探します。
そして見つける事が出来れば
培養し、顕微授精を行う事で妊娠する事ができる!
という技術です。

ただ、このTESEという技術を扱える医療機関は
まだまだ少ないのが現状です。

とはいえ、男性不妊については未だ原因不明な事も多く
技術も日進月歩で伸びていますので
これからの進歩に期待しましょう!

と、ここまでは西洋医学的な視点から男性不妊の現状について
書かせて頂きました。

当院は、東洋医学による不妊治療専門治療院です。
私も東洋医学的な男性不妊治療を専門としています。

私の次回からのメルマガでは、
もう少し東洋医学的な視点からも話もさせて頂きますね!
お楽しみに。

次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【季節の養生法】ベビ待ちさんの春の心持ち(20140307)

2014-03-07 [記事URL]

こんにちは。
池田 由芽です(^^)

冬の寒さがまだ残っていますが、
もう季節は春なので、暖かい日も増えましたね♪
花粉症の方もちらほら見かけるようになりました。

冬らしいさっぱりした枝についた
可愛らしい花のつぼみを見ると癒されますね。

植物は枯れてしまって終わりではありません。
次は新たに再生の時期に入るのです。
季節はつながっていて
メビウスの輪のように終わりが始まりなのですね。

人も自然の季節の気を受けて生きています。
春の養生をして元気に過ごせば、
夏を快適に過ごせますよ。

さあ、今回は『【季節の養生法】ベビ待ちさんの春の心持ち』です!

みなさんは普段、やろうと思っていることを
なかなか実行できないことってありませんか?
やろうやろうと思っているうちに、
ついつい先送りになってしまっていつの間にかできていなかった。
誰でも経験のあるお話だと思います。
どうしてできないのでしょうか?

・時間がないから
・それよりも他にするべきことがあるから
・一歩前に踏み出す勇気がなかなか持てずにいるから
・それをして成功できる自信がないから
・不安があるから
・後でやろうと思って忘れてたから
・意欲を失ってしまったから
・する体力がないから
原因はさまざまあります。

せっかく自分で思いついたことを
できないまま終わってしまうことって残念ですよね。
もちろん、それを始めるには環境的に難しいこともあります。
そういう場合は仕方ありません。

ですが、よっぽど環境やタイミング的に適していない時以外は
あとから後悔するという事態に陥らないためにも
その時にチャレンジするのがベストだと思うのです。

不安が邪魔をしてしまうなら、こう自分に言い聞かせましょう。
「大丈夫、きっとできる」と。

人は大人になればなるほど、
何か新しいことを始めようと思っても
躊躇してしまうことが多くなります。

それはいろんなことを経験し、たくさんの学びを得ることで
いろんな可能性を考えすぎてしまうようになるからです。

「失敗したらどうしよう」
「もしもうまくいかなかったら・・・」というように、
まだしてもみないうちからよくない方に考えてしまい、
はじめる前から弱気になって諦めてしまうことがよくあります。
小さい頃はなんでもできそうと思ってトライしていたことでも
大人になるとそうはいきません。

自分が経験してきたことの中から
問題に対する解決法を探り、
これならできるかも、と確定を持てること以外は
チャレンジしようとせず、
目の前のチャンスを逃してしまってはいませんか?

誰にでも新しいことに挑戦して、
よりステキな自分に変われるチャンスはあるのです。

やってみて成功するかどうかはやてみてからわかることで、
まずはやってみないとわかりません。

はじめから答えがわかることなんておもしろくない!
と考えることもできますよね。

だからパズルに熱中する人がいます。
すべてのピースをはめこんで完成した瞬間、
“どんな絵が見れるのか”が楽しみだからです。

ソチオリンピックのスノーボードパラレル大回転で
見事に銀メダルを獲得した竹内智香選手が
インタビューでこう話していました。

「最後は金メダルが欲しかったけど、
いろんな滑り方(戦い方)がある中で
守りにいくのではなく、こける可能性もあるけれど、
全力で責めていこうと決めました。
それは自分が選んだことだから、
結果としてはこけてしまって銀メダルになったけれど、
全力を出し切れたし
自分が選んで決めて納得の滑りができたので後悔はしていません。」

このお話を聞いて、たとえどんな結果になろうと、
自分で選んで決めたことを納得するまでできたらそれでいい。
結果はあとからついてくるものなんだと感じました。

春はなにかはじめるのにぴったりの季節です。
ウォーキングをしたり、間食をを控えたり、和食にしたり、
半身浴をする、毎日ありがとうと感謝の気持ちを伝えるなど、
なんでもいいのです。
なにか自分に合うもの、はじめてみませんか?

季節が味方をして、きっとステキなことがありますよ(*^_^*)
自然のパワーははかりしれないですから。

ご自身で養生ができたら治療効果が変わります。
人間は畑と同じです。
土(身体の土台)がよくなると、
そこにできる種ももちろん元気に育ちます。

鍼灸治療は畑で言うと、肥料やお水です。
あくまで手助けなのです。
土から元気にしていくことを心がけましょうね。

もしも、自分に合う養生をしたいけど、
何をしたらいいのかわからないと言う方は
いつでも聞いてみてくださいね(^-^)

あなたのお力になれたら幸せに思います。

次回はいよいよ初登場!
万木(ゆるぎ)祥太郎先生の担当です♪
どうぞ、お楽しみに~(^^)


【不妊カウンセリング】一人ぼっちじゃない(20140206)

2014-02-07 [記事URL]

こんにちは。
近藤 琉水です(^^)

立春を迎え、新しい1年が始まりました。
暦の世界では立春がお正月のようなものですから、
2月4日に新しい季節が始まり、春の気が世界を
満たしていきます。
人の運勢も変化する節目ですよね。
よい季節がめぐり、よい1年となりますように。

さぁ、1月17日からの土用の期間、
コツコツ養生を重ねてこられた方はきっと
健やかにいい春を迎えられたことでしょう。
逆に、お正月からノンストップで新年会シーズンに
突入して不摂生をしてしまった方は・・・
春の気をつかまえ損ねてしまったかもしれませんね。

春は花粉症をはじめ、さまざまな症状が出やすい時期。
この季節を元気に過ごしたい方は、冬の養生が大事。
たっぷり冬の養生をして、土用をしっかり乗り越えないと
健康な春は迎えられないのです。

「あちゃー(+o+) もう遅い!」という方も、
1年を棒に振らなくても大丈夫!!
春の養生をしっかりすれば、夏を健やかに迎えられるのですから。

無茶をすれば、すぐにではなく、ちょっと間を置いて
不調がズシンとやってくるものなのです。

ですから、普段の養生が大事なんですよ~(^^)

さて、今日はベビ待ちさんのお悩みにフォーカスします。

私は鍼灸師として日々ベビ待ちさんと接していますが、
みなさんとっても悩んでおられます。

“不妊治療”というのは「出口が見えないトンネル」と
言われますが、まさにそうなのかもしれません。
がんばっても、すぐ出口がみつかるかどうか。
努力に対して必ずしも結果が伴わないことも。

そんなふうに考えると、お先真っ暗な気分になります。

また、そうした悩みがわかってもらえない苦しさも
あるのですね。

実の母も、親友も、わかってくれない。
どころか、容赦ない言葉に傷つくことだってあります。
なかには、パートナーだって遠い存在に感じることさえ。

そんな声をよく聞きます。

ベビ待ちさんが陥りやすい精神状態としては”孤独感”
これがとっても辛いのです!
心がくじけてしまいますよね。

孤独というのは、時には命にもかかわるような
重大な心理状態なんですね。

人間に限らず、動物たちでさえ、
孤独だと生きる力を奪われるそうです。

人も他者とのつながりによって生かされるところは
ありますよね。

孤独に耐えることができる人は人並みはずれた
精神力だと思います。

妊活って、身体の問題だけじゃなくて、
精神力も必要なのでしょうか…

社会には、これだけ”不妊”で悩む人が多いのですから、
みんな孤独と闘っているということなのです。

あなただけではないことを思い出してください。

孤独に打ち勝ち、ベビ待ちの辛さを乗り越えるには
人とつながることが一番だと思います。

あなたの辛さを自分のこととして受け止めてくれる人が
絶対いますよ。

問題は、どうやってつながるか、です。

今はネットという武器があります。
リアルの世界でももちろんいいのです。
自分から探し求めていきましょう。
家に閉じこもってじっと待っていても、
誰からも見つけてもらえません。
それでは孤独の部屋から抜け出すことができませんよね。
自分から一歩踏み出すのがポイントです。
コミュニケーションの糸口を見つけてください。

「疲れてしまって、家に一人でいるほうがまし」
とおっしゃる方がいます。

でも、おうちでぼーっとしてる割には
身体はコチコチで、かなり問題だらけの身体になっています。
じっとしていること、そして一人であれこれ
考えすぎてしまうことで、気のめぐりが悪くなって
しまっているのです。

そんなときだからこそ、無理やりでも
身体を動かしたほうがいいのですよ!

この一歩を踏み出すには並々ならぬ努力が必要
なのかもしれません。
でも、ほんのちょっとの意識の変革で簡単になりますよ。
「客観的に自分を見てみる」というのがコツになります。
もう1人自分がいると思って客観視するんですね。

どんなふうに見えますか?

「もっとこうしたらいいのに」
なんて、今まで見えなかったものが見えてきたりしませんか?

行き詰ったときは視点を変えるのがおすすめです。

一人ぼっちの孤独感から抜け出すヒントです。

孤独を感じたことがない人は、人にやさしくなれないものです。

孤独感を味わうことは悪いことばかりではありません。

深呼吸して、ちょっとさめた目で自分をみつめてみましょう。

そして、誰かとつながるきっかけを作りにいきましょう!

あなたは、決して一人ぼっちじゃないんですから(^^)

次回は岡井先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【季節の養生法】土用で妊活!(20140127)

2014-01-27 [記事URL]

こんにちは。池田由芽です(^^)

お正月も終わってほっと一息。
と思ったら、もうすぐ節分です。

早いですね!!

暦の上ではもうすぐ春。
なんて思えないほど寒いですが、
日は確実に長くなってきています(^-^)

ぽかぽか陽気の春を楽しみに
寒さに負けず、週末に向けてもう少し、
元気にいきましょう♪

今はちょうど土用の時期です。

ということで、
今日は土用って一体どういった季節なのか、
そして妊活にいい土用の過ごし方を
ご紹介していきますね(*^_^*)

土用のお話に入る前に季節には流れがあります。

春は、あらゆるものを発生させる季節です。
春にはなごやかな風が吹いて、
もぐりこんでいるものを外にとびださせる力があります。

そして、夏はどんどん伸ばす季節です。
夏には成長する働きが盛んになり、
すべての生物が繁茂します。
生き生きした鮮やかな緑が印象的ですよね。

その次にやって来るのが秋です。
これまで咲いていた花も身を結び、
翌年のために生命力を種の中にしまい込む時期なのです。

ちなみに、その景色がけっこう情緒的だったりしますよね。
京都の紅葉は好きでよく観に行きます♪

さらに冬へと続き、
この季節は外をとじてもぐりこませるモードに入ります。
まさに動物でいう冬眠ですね(-_-)Zzz

この冬の時期に春夏に消耗したものを回復するので、
寒さに当たって熱(陽気)を奪われたり、
汗をかきすぎてどんどん陽気を発散してしまうと、
それだけ生命力が消耗されてしまうのですよ。

なので、冬は陽気の発散に気を付けて
守りの姿勢で過ごすのが大切です。

という季節の流れが自然界ではできあがっている中で、
土用の働きはどのようなものなのか、
気になりませんか?

土用はそれぞれの季節の前にある18日間のことをいいます。
今がちょうど土用の季節にあたりますね。
(1月17日~2月4日)

土用は季節と季節の間の変化の時期です。
そのため、体調を崩しやすい時期なので
いつもより気を付けて養生しないといけませんよ。

この土用の時期を健やかに過ごすと、
次に迎える季節も元気に過ごすことができるのです。

この時期には脾(五臓六腑の中の1つで胃腸と関係)の働きを
良くしてあげることが大切です。

脾は食べたものの消化吸収や、
水分代謝、甘いものの、
血をつくるのに関係しています。

卵や内膜の栄養となる血をつくり、
全身に運ぶだけでなく
食べたものから後天の精(生命エネルギー)を補い、
腎を補うのにもに関係するので
妊娠力にもとても大事な臓なのですよ。

脾が弱い人の特徴は・・・
・甘いものが好き、
・手足が冷える
・むくむ
・不正出血がある
・便が軟らかい
・下痢しやすい
・食欲がわかない
・思い悩みやすい
・季節の変わり目に体調を崩しやすい
・湿気に弱い
・肌が黄色っぽい

などがあります。
思い当たる項目はいくつありましたか?

脾は湿気に弱い臓なので、
湿気の多い日本で暮らす日本人には
脾が弱い人が多いと言われています。

脾を補うには「甘味」が効果的です。
甘味と言っても砂糖などは良くありません。
甘みのある野菜やお豆などをいただくのが
おすすめですよ♪

身体に良い甘味には気や血を多くして体を潤し、
心と身体を緩めてくれる働きがあります。
疲れやストレスがたまった時、
考え過ぎて頭の中を整理したい時などに効いてくれますよ。

何に対しても言えることですが、
取りすぎには注意してくださいね!
バランスが大切ですので(^^ )

逆に甘いもの、脂っこいもの、生もの、冷たいものの
摂りすぎは脾を弱める原因になるので控えましょうね。

そして土用の時期には
胃腸を大切にすることがポイントです。
よく噛んで食べること、
腹八分目で食べ過ぎないことに気を付けて過ごすといいですよ。

お話をしながら楽しくお食事をすることで、
自然と食べるのもゆっくりになって
お腹も満足できることも多いので
ぜひ試してみてくださいね(^o^)

また、脾は身体で言うと手足に関係しますから、
手足を十分動かせる有酸素運動である
ウォーキングは脾を元気にしてくれます。
手を大きく動かして大股で、
いつもよりダイナミックにウォーキングをしてみましょう(^^o)

普段、身体が重かったり、だるいと感じる人は
身体の余分なものが抜けて
スッキリした感じが味わえますよ(^_^)

余分な湿を持っている人は冷えている方が多いです。
運動で湿を排除するだけで
冷えがよくなることもよくあるので、
血流改善のためにもぜひ習慣にしてみてくださいね~!

次回は近藤先生の担当です♪
どうぞ、お楽しみに~!


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